今回のベルリン滞在中で最後のイベント参加となったのは「Wax Treatment」でした。「Wax Treatment」は、ベルリンのレコードショップ"Hard Wax"が主催となり毎月行われているイベントです。夏の間は、オープンエアーが開催されていて、「Wax Treatment」で1番の話題は「Killasan」という日本のサウンドシステムが使われていること。「Wax Treatment」で使われているこの「Killasan」は、もともと大阪の大型レゲエクラブ"Jugglin Link City"で使われていたスピーカーだったそうで、そのクラブのオーナーから"Jugglin Link City"の閉店に伴い、「Killasan」の音を海外に広めたかったとのことでプレゼントされたそうです。届けられてからしばらくは、"Hard Wax"に置かれていたみたいですが、今や「Wax Treatment」の象徴となっています。「Killasan」は、テクノ向けではなくベースミュージックやレゲエの音にベストなので、この日もイベントでもUK Bassやレゲエがメインにプレイされていました。
Wax Treatment / Open Air party at Kiessee Kiekebusch : The 4th of August 2013
Photo & Text : Misa Tranberg
会場は、ベルリン中心地から車で約40分の場所にある湖で、お昼の12時からの夜22時に行われました。この日は、曇り空で今にも大雨になりそうな不安定な天気だったためか、お客さんの数も気持ち少なめでしたが、子供連れの家族や多数の日本人が参加していました。到着後「Killasan」をすぐにチェック。DJブースと向かい合う形で設置され、巨大な筐体と迫力のあるボリューム、そして太い低音が特徴的でした。あとみんなスピーカーに向かって踊っているのも。私が到着した夕方頃は、レゲエがプレイされていて、少ししてからDJ Peteがプレイ。この日の彼のプレイは、UK Bassとデトロイトが中心で、先日にBergheinで見たダークテクノのプレイとは異なっていてこれも新鮮。 その後ディスコ&ハウスでおなじみのSound Streamを見た後、イベントが終わる前に会場を離れたのですが、車での帰り道の際に雷と大雨に遭遇。会場に残ったお客さんとサウンドシステムは大丈夫だったのでしょうか。。。今回、「Wax Treatment」で話題の「Killasan」のサウンドを野外で体験できたので、次回は室内で聴く機会があればいいなと思っています。
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