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「Boiler Room」、アムステルダムで単独フェスを開催!倉庫街の一角に世界各地からオーディエンスが集結

Text: Norihiko Kawai
Report: Miho Honda, Yappo (Otemba Sake), Kumi
Photo: Official, Kumi,  Miho Honda 


BOILER ROOM FESTIVAL AMSTERDAM 2022
24th - 26th November 2022


DAY1 / DAY 2 / DAY 3


Boiler Room(以下BR)が、ロンドン、ニューヨーク、バルセロナに続いて、11月24日から26日にかけて、アムステルダムでADE 2019以来の単独フェスティバルを開催。
clubberiaでもぜひ取り上げてほしいとの依頼を受け、急遽、アムス在住の日本人クルーが参加!

開催場所は参加者だけに伝えられるシステムで、事前に我々メディアには伝えられていたが公表するなとのお達しがあった。会場はアムステルダムのウェスターパークよりもさらに西にある倉庫街の一角で、アムステルダムでよく使用されるウェアハウス的な会場。今回は最終夜・土曜日のみの参加であったが、予想を反してオープンの22時に人はほとんど並んでいなかった。


エントランス付近




今回のフェスティバルは3日間、毎日異なるサウンドを追求したプログラム、のべ7つのステージが用意されており、Rap Fantasy、ライブパフォーマンスに特化したENERGY、近年人気のオランダ人アーティストMad MiranがキュレーションするTrue Music Studiosなどがあった。ラインナップにはShackleton、Skee Mask、Luke Vibert 、JPEGMAFIA、Animistic Beliefs、Azu Tiwaline、Scratchclart、Nala Brown、Tash LCなどが名を連ねていた。


壁に映し出されたタイムテーブル





盛り上がる会場

世界的な人気を誇る“Boiler Room”ブランドのフェスティバルという魅力に惹きつけられたオーディエンス。そんな彼らを待ち受けていた現在進行形のアーティストと間違いない音楽は、踊り慣れているコアな人々やモードなダンサー達はもちろんだが、彼らに混じった若いオーディエンスでさえも知らず知らずのうちに足を踏み鳴らさせていた。 


音楽的には若い人が多かったからか、最近の傾向なのか、もしくはオランダ特有のガバ、ハードダンス、ハードコアが根底にあるからなのか、勢いのあるダンサンブルなセレクションが多い印象を受けた。




また、会場内の空間演出もBRのイメージをシンプルかつスタイリッシュに表現しており、衣料メーカーの倉庫跡地にマッチ。唯一、会場のロッカーのE-Lockersシステムには手こずらされた(笑)。 


1階のBAR


展示されたTシャツ


ドリンクメニュー

来場者の年齢層は比較的若かったが、世界各地から人が集まり、このイベントの一幕に自己投影したいという若い世代やモードな人達のフレッシュなエナジーが溢れており、世界のクラブシーンを映し出すBRの影響力を多大に感じさせられる機会となった。
今後もBRをはじめとするストリーミングシーンの活動にもぜひ注目してほしい。