2025年11月13日・14日、アラブ首長国連邦(以下、UAE)ドバイで開催された『IMS Dubai(International Music Summit Dubai)』は、今回で第2回目の開催となった。私は2024年度に本イベントを知り準備をすすめて今回、初参加に至った。
Text by Atsushi Harada
Photo by IMS Dubai Official, Ushuaïa Dubai, Atsushi Harada
Direction by Norihiko Kawai
IMS Dubai(以下IMS)はBeatportが主催しており、中東・アフリカ・アジアを結ぶ音楽マーケットの交差点として位置づけられている。DJ、プロデューサー、レーベル関係者、テクノロジー企業、メディアなどが一堂に会し、MENA地域(中東・北アフリカ)が持つポテンシャルとグローバルネットワークが交差する新たなプラットフォームを構築することを目的としている。
ダンスミュージックシーンのリーダーたちによるパネルディスカッションやネットワーキングイベント、そして地域市場の成長といった要素が融合し、国際色豊かな雰囲気の中で「イノベーション」という言葉を会期中、頻繁に耳にした。
ダンスミュージックシーンから、経済的・文化的な波及効果が生まれていることを強く実感したカンファレンスを紹介したい。

IMS Dubai 2025カンファレンス会場の様子
ダンスミュージックシーンのリーダーたちによるパネルディスカッションやネットワーキングイベント、そして地域市場の成長といった要素が融合し、国際色豊かな雰囲気の中で「イノベーション」という言葉を会期中、頻繁に耳にした。
ダンスミュージックシーンから、経済的・文化的な波及効果が生まれていることを強く実感したカンファレンスを紹介したい。

IMS Dubai 2025カンファレンス会場の様子まず今回の取材から浮かび上がったのは、ドバイを拠点とする中東地域がダンスミュージック・シーンの新たな中心地として急速に存在感を増しているという事実だ。
中東・アフリカ・南アジアの三大陸を結ぶハブとしての地理的優位性に加え、多種多様な人種が集う国際都市であること、観光業やIT・テック産業の安定性、そして革新的なイノベーションが、この躍進を支えている。
ドバイはUAEの中で第二の都市であり、最先端の現代性と中東の伝統が共存する魅力的な都市だ。1970〜80年代から脱石油依存の経済戦略を掲げ、現在は 観光業・不動産業・貿易・金融 を中心に発展。約180以上の国々から人々が集まる多国籍でダイナミックな街として知られている。

開催初日、事前にプレス申請を済ませていたため、受付でリストバンドと取材カード、アメニティを受け取って入場する流れだった。
IMS Dubaiの会場となる25hours Hotelに入ると、ファッショナブルな空間が広がり、ワークスペースとしても使えるデスクが並んでいた。会場内は多くの参加者で賑わっていた。本サミットには50ヵ国以上の人種が参加し、正確な来場者数の発表はなかったものの、2日目にチケットは 完売とアナウンスされた。
IMS Dubaiの会場となる25hours Hotelに入ると、ファッショナブルな空間が広がり、ワークスペースとしても使えるデスクが並んでいた。会場内は多くの参加者で賑わっていた。本サミットには50ヵ国以上の人種が参加し、正確な来場者数の発表はなかったものの、2日目にチケットは 完売とアナウンスされた。
カンファレンスが行われた両日とも会場は常に満席で、このイベントへの高い関心がうかがえた。通常だとIMSの2日間チケットは、一般的な 2日間パス(General Admission/Delegate) は、UAEディルハム(AED) 650(約27,500円)から販売されていた。また、全てのプログラムやショーケースへアクセス可能なパスは、AED 925(約39,200円)と、少々高額だった。
今回のIMSには、100名以上のスピーカー(業界関係者・アーティスト・パネリスト)が登壇した。エジプト・サウジアラビア・レバノンなど中東地域の市場動向、ダンスミュージックの最新トレンド、投資、テック関連、エンターテインメントが持つ文化的意義など、多岐にわたるテーマで議論が交わされた。
11月のドバイは平均28度前後と快適な気候で、観光のハイシーズンにあたる。1日目の朝には、参加者向けのブッフェ形式の朝食「Breakfast Meeting」が実施され、挨拶や交流を楽しみながら和やかにスタートした。

IMS Dubai2025 チケットカウンター
IMS参加者アメニティ
カンドゥーラを着た参加者の様子
オープニングデイには、IMS Dubaiの主催者でイギリスを代表するDJ/プロデューサー、BBC Radioでダンスミュージックを紹介し続けているPete Tong(ピート・トング)が登場。またイベントのアイコン的存在でもあるNooriyah Al‑Dossary(ノーリヤ・アル=ドッサリー) の言葉からIMS Dubaiの成功へ向けた挨拶で幕が開けた。この両名が中心となり進行を務め終始、会場を活気づけていた。

Nooriyah Al‑Dossary、Pete Tong

会場内の様子

Alex Branson (Beatport)

Tech & Finance 会場入口
特にストリーミング(Spotify、TikTok)の拡大により、音楽カタログは安定した投資資産として注目を集めていると知った。MENA市場も若年層の多さと急成長するストリーミング文化によって存在感を高めていることも話されていた。

Music in Games & Virtual Concerts: State of the Market登壇
KOR Protocolのセッションで印象に残ったのは、技術の話ではなく、エンターテインメント産業における「価値の流れ」が既に変わりはじめているという話であった。スピーチの中で、これまで音楽や映像作品の権利は、レーベルや配給会社を中心とした集約で管理されてきた。アーティスト自身が、権利の所在や実際の収益データを把握できない状況があったと触れていた。
KOR Protocolは、こうした問題を改善してアーティストの「収益性と権利を守る」ための仕組みづくりと共に新しい供給を行うサービス提案していた。具体例としてdeadmau5の取り組み例をあげていた。deadmau5は、FortniteやRobloxでのゲーム内ライブやデジタルグッズ販売を行うことで自身の作品を楽曲体験を「聞く」「現場」からゲームを通じて「体験、共有される資産」として活用していると分かりやすく話してくれた。

Tokenization of Music:101登壇

IMS Dubai2025 チケットカウンター
オープニングデイには、IMS Dubaiの主催者でイギリスを代表するDJ/プロデューサー、BBC Radioでダンスミュージックを紹介し続けているPete Tong(ピート・トング)が登場。またイベントのアイコン的存在でもあるNooriyah Al‑Dossary(ノーリヤ・アル=ドッサリー) の言葉からIMS Dubaiの成功へ向けた挨拶で幕が開けた。この両名が中心となり進行を務め終始、会場を活気づけていた。
Nooriyah Al‑Dossary、Pete Tong

会場内の様子
本サミットの主催でもあるBeatportのAlex Bransonより、今後のMENA地域でのダンスミュージックの発展性や市場など数字を踏まえた、未来への期待が盛り込まれたスピーチからスタートした。
「Beatportは2025年中頃にサウジアラビアへ移住し、現地オフィスを開設した。この地域での活動に注力する理由は、他国では見られない独特の市場環境と成長ポテンシャルにある」「最大の特徴は“実行スピードの速さ”だ。中東諸国の政府は戦略や大規模プロジェクトを極めて短期間で実行に移し、資金提供や人材支援、音楽産業への投資が驚異的な速度で行われている。この迅速な意思決定は外部投資家やダンスミュージック関係者にとって大きな魅力となっている」

Alex Branson (Beatport)「Beatportは2025年中頃にサウジアラビアへ移住し、現地オフィスを開設した。この地域での活動に注力する理由は、他国では見られない独特の市場環境と成長ポテンシャルにある」「最大の特徴は“実行スピードの速さ”だ。中東諸国の政府は戦略や大規模プロジェクトを極めて短期間で実行に移し、資金提供や人材支援、音楽産業への投資が驚異的な速度で行われている。この迅速な意思決定は外部投資家やダンスミュージック関係者にとって大きな魅力となっている」
Alex Branson (Beatport)
「また、この地域では人口の約60%が“デジタルファースト”であり、これは他国ではまだ一般的でない市場構造だ。実際、UAEは音楽業界において約23%という世界最速レベルの成長率を記録している。Anghamiのようなローカルプラットフォームが世界規模で競争力を持ち始めており、ユニバーサルなど大手レコード会社も一時的参入ではなく本格的な長期投資を行っている」
「特筆すべきは、文化を独立した経済セクターとして育成する国家戦略だ。サウジアラビアやUAEは文化を国のアイデンティティや外交ツールとして活用しており、英米と比較してもその戦略性は高い。金融面でもKKRなどのプライベートエクイティ企業が積極的に参入し、暗号資産やデジタル資産分野での革新が進んでいる。さらにクラウド投資やデータセンター整備により、新ビジネス展開に有利な技術環境も整いつつある」
「この地域は投資と新規ビジネス創出の絶好の機会を提供する、極めてエキサイティングな市場である」と語り、その言葉どおりMENA地域の可能性を強く印象づけるスピーチとなった。
「特筆すべきは、文化を独立した経済セクターとして育成する国家戦略だ。サウジアラビアやUAEは文化を国のアイデンティティや外交ツールとして活用しており、英米と比較してもその戦略性は高い。金融面でもKKRなどのプライベートエクイティ企業が積極的に参入し、暗号資産やデジタル資産分野での革新が進んでいる。さらにクラウド投資やデータセンター整備により、新ビジネス展開に有利な技術環境も整いつつある」
「この地域は投資と新規ビジネス創出の絶好の機会を提供する、極めてエキサイティングな市場である」と語り、その言葉どおりMENA地域の可能性を強く印象づけるスピーチとなった。
Tech & Finance 会場入口
「Tech & Finance Room」というカンファレンスルームでは、音楽を"資産"として捉える視点、トークン化、Web3がクリエイターに与えるインパクトについて専門的な議論が行われた。
エレクトロニックミュージックを資産として評価する新しい視点や、Web3を活用した権利のトークン化、さらにゲーム内バーチャルライブといった最先端のテーマが取り上げられた。
特にストリーミング(Spotify、TikTok)の拡大により、音楽カタログは安定した投資資産として注目を集めていると知った。MENA市場も若年層の多さと急成長するストリーミング文化によって存在感を高めていることも話されていた。
Music in Games & Virtual Concerts: State of the Market登壇
「Music in Games & Virtual Concerts: State of the Market」のテーマセッションではKOR Protocolが紹介された。
KOR Protocolは、エンターテインメント業界においてクリエイターが搾取されることなく、自身の作品や知的財産(IP)をブロックチェーン上で所有・管理できるWeb3プラットフォームをつくっている。音楽・映画・ゲームなどのクリエイティブ分野における知的財産を、ブロックチェーンとAIを活用して管理・活用するためのインフラを提供するサービスだ。
このプロトコルを通じて、アーティストやクリエイターは、自身の作品の所有権・利用権・収益化を、より透明かつ効率的に行えるよう設計されていると話していた。また投資会社は再生データやSNS上での利用状況を分析し、価値あるカタログの買収を進めているなどにも触れていた。
KOR Protocolは、エンターテインメント業界においてクリエイターが搾取されることなく、自身の作品や知的財産(IP)をブロックチェーン上で所有・管理できるWeb3プラットフォームをつくっている。音楽・映画・ゲームなどのクリエイティブ分野における知的財産を、ブロックチェーンとAIを活用して管理・活用するためのインフラを提供するサービスだ。
このプロトコルを通じて、アーティストやクリエイターは、自身の作品の所有権・利用権・収益化を、より透明かつ効率的に行えるよう設計されていると話していた。また投資会社は再生データやSNS上での利用状況を分析し、価値あるカタログの買収を進めているなどにも触れていた。
アーティストにとっては、レーベルに依存せずファンと直接つながるトークン化や新しい収益モデルが魅力となり、UAEやサウジアラビアなどの地域は“実験的な経済圏”として注目されている。
また、FortniteやRobloxをはじめとしたゲーム内ライブは世界規模で急成長しており、デジタルグッズ販売や現実世界との融合によって、音楽体験の可能性を大きく広げている。
また、FortniteやRobloxをはじめとしたゲーム内ライブは世界規模で急成長しており、デジタルグッズ販売や現実世界との融合によって、音楽体験の可能性を大きく広げている。
KOR Protocolのセッションで印象に残ったのは、技術の話ではなく、エンターテインメント産業における「価値の流れ」が既に変わりはじめているという話であった。スピーチの中で、これまで音楽や映像作品の権利は、レーベルや配給会社を中心とした集約で管理されてきた。アーティスト自身が、権利の所在や実際の収益データを把握できない状況があったと触れていた。
KOR Protocolは、こうした問題を改善してアーティストの「収益性と権利を守る」ための仕組みづくりと共に新しい供給を行うサービス提案していた。具体例としてdeadmau5の取り組み例をあげていた。deadmau5は、FortniteやRobloxでのゲーム内ライブやデジタルグッズ販売を行うことで自身の作品を楽曲体験を「聞く」「現場」からゲームを通じて「体験、共有される資産」として活用していると分かりやすく話してくれた。
Tokenization of Music:101登壇
ブロックチェーンと音楽が交わる領域の中でも、特に「トークン化(Tokenization of Music:101)」は、今回もっとも注目を集めるテーマの一つであった。
今回のセッションでは、Music Protocolが推進する「音楽著作権のトークン化」を軸に、クリエイターの権利保護から新しい収益モデルまで、非常に興味深い具体的な議論が展開された。
音楽をトークン化するにあたり、トークンの配布やリスク対応を含むエコノミクス設計を事前に整理する重要性が示された。また、作詞作曲権やマスターレコーディング権など既存の音楽権利契約を明確にしておくことが、法的トラブルを避けるうえで不可欠とされた。あわせて、トークン化された音楽権利が市場で売買されるための流動性は、アーティストの影響力やコミュニティの支援によって左右される点も指摘された。
IMS Dubaiではこうしたテクノロジーを含めた議論が交わされ、参加者はMENA地域と世界、新しいプラットフォームをつなぐ音楽の最前線を体感できる場となった。
Keynote Interview: Nicole Moudaber
IMS Dubaiではこうしたテクノロジーを含めた議論が交わされ、参加者はMENA地域と世界、新しいプラットフォームをつなぐ音楽の最前線を体感できる場となった。
IMSでは、アンバサダーを務めたDJ/ProducerのNicole Moudaberが登壇し、自身のキャリアやダンスミュージックシーンに対する考えを語った。
彼女は、業界において減らすべきものはエゴであり、増やすべきものはコミュニティとオーセンティシティだと指摘し、華やかに見えるDJやアーティストのツアー生活の裏にある精神的な負荷や、ステージに立つことがもたらす高揚感についても言及した。
また、女性アーティストが年齢で評価されやすい現状に触れ、女性自身がキャリアの場に留まり続ける意志を持つ重要性を強調。過度なスマートフォン撮影が広がるフロア文化にも苦言を呈した。
彼女は、業界において減らすべきものはエゴであり、増やすべきものはコミュニティとオーセンティシティだと指摘し、華やかに見えるDJやアーティストのツアー生活の裏にある精神的な負荷や、ステージに立つことがもたらす高揚感についても言及した。
また、女性アーティストが年齢で評価されやすい現状に触れ、女性自身がキャリアの場に留まり続ける意志を持つ重要性を強調。過度なスマートフォン撮影が広がるフロア文化にも苦言を呈した。
最後に、長いキャリアを支えるためには、適応ではなく進化を選び、謙虚さとモチベーションを保ちながら、時間をかけて歩むことが重要だと語ったのが印象的だった。
IMSではサミット本編だけでなく、「IMS Night Life Program」として複数のタイアップイベントも同時開催された。
25Hours Hotel内のMonkey Barで行われたサテライトイベントには、Gawdat(Egypt)、Misty(Egypt)、Keena(Jordan)、A.M.R(Qatar)に加え、Special Guestとしてレバノン出身で中東の地下・オルタナティブ音楽シーンを代表し、かつグローバルに通用する“架け橋”的なDJ/プロデューサーRolbac(Lebanon)が出演した。テックハウス中心の選曲ながら、アラビア音階も混じり、地域性に富んだラインナップが印象的だった。
中東各地のDJたちによるルーフトップ・パーティーは、ドバイの摩天楼を一望できるロケーションとイベント初日の高揚感が重なり、心地よく洗練された空間を生み出していた。

25Hours Hotel内のMonkey Barで行われたサテライトイベントには、Gawdat(Egypt)、Misty(Egypt)、Keena(Jordan)、A.M.R(Qatar)に加え、Special Guestとしてレバノン出身で中東の地下・オルタナティブ音楽シーンを代表し、かつグローバルに通用する“架け橋”的なDJ/プロデューサーRolbac(Lebanon)が出演した。テックハウス中心の選曲ながら、アラビア音階も混じり、地域性に富んだラインナップが印象的だった。
中東各地のDJたちによるルーフトップ・パーティーは、ドバイの摩天楼を一望できるロケーションとイベント初日の高揚感が重なり、心地よく洗練された空間を生み出していた。

Ushuaïa Dubaiのイベント会場
気になるナイトプログラムとしては、イビサ発ブランド「Ushuaïa Dubai」が世界的フェスのスケール感をそのまま持ち込み、豪華なラインナップで注目を集めた。一方、Jumeirah Beach Road沿いのブティック型会場「Sur Club」ではショーケースイベント、また最終日にはクロージングパーティーが開催され、テラスを中心とした開放的な空間とローカル感の強いコミュニティ性を活かし、本サミットの参加者、地域のアーティストやインフルエンサーが集結した。ドバイシーンの“現在”を象徴する場となっていた。
IMS Dubaiロゴ
Market Focus: レバノン

良質なサウンドと空間・和食を提供するHoneycomb Hi-Fi
ドバイが誇るビル街とブルジュハリファ
気になるナイトプログラムとしては、イビサ発ブランド「Ushuaïa Dubai」が世界的フェスのスケール感をそのまま持ち込み、豪華なラインナップで注目を集めた。一方、Jumeirah Beach Road沿いのブティック型会場「Sur Club」ではショーケースイベント、また最終日にはクロージングパーティーが開催され、テラスを中心とした開放的な空間とローカル感の強いコミュニティ性を活かし、本サミットの参加者、地域のアーティストやインフルエンサーが集結した。ドバイシーンの“現在”を象徴する場となっていた。
IMS Dubaiロゴ2日目のカンファレンスでも、印象的なトピックスがいくつも語られた。その中でも特に心を掴まれたのが、レバノン・ベイルートの音楽シーンをめぐる議論「Market Focus: Lebanon」だった。レバノン出身のDJ JADEは、自身の視点からベイルートのシーンについて、背景を含めた深い洞察を共有した。
JADEは、レバノンの音楽シーンが持つ「特別なエネルギー」に言及した。政治的・経済的な制約が続く環境であっても、アーティストたちは独自の創造性と自由な精神を武器に、革新的な音楽を生み出し続けているという。特にベイルートでは、クラブカルチャーとストリート文化が自然に交差し、多様なジャンルが同時多発的に息づく、国際的にも稀有なコミュニティが形成されている点が強調された。
さらに、Freehand Worldwideの共同創設者Patrick Nakhleは「大きなシーンは必ずしも必要ではなく、本当に強いコミュニティと人の繋がりこそがシーンの加速を生む」と語った。制約の中でこそ絆が強まり、その結束が文化を押し上げていくという言葉は、レバノンのシーンそのものを象徴しているように感じられた。
このセッションは、レバノンの音楽シーンが秘める可能性と、MENA地域で新たに芽生えつつある音楽文化の流れを示す、非常に示唆に富んだ内容だった。
JADEは、レバノンの音楽シーンが持つ「特別なエネルギー」に言及した。政治的・経済的な制約が続く環境であっても、アーティストたちは独自の創造性と自由な精神を武器に、革新的な音楽を生み出し続けているという。特にベイルートでは、クラブカルチャーとストリート文化が自然に交差し、多様なジャンルが同時多発的に息づく、国際的にも稀有なコミュニティが形成されている点が強調された。
さらに、Freehand Worldwideの共同創設者Patrick Nakhleは「大きなシーンは必ずしも必要ではなく、本当に強いコミュニティと人の繋がりこそがシーンの加速を生む」と語った。制約の中でこそ絆が強まり、その結束が文化を押し上げていくという言葉は、レバノンのシーンそのものを象徴しているように感じられた。
このセッションは、レバノンの音楽シーンが秘める可能性と、MENA地域で新たに芽生えつつある音楽文化の流れを示す、非常に示唆に富んだ内容だった。

良質なサウンドと空間・和食を提供するHoneycomb Hi-Fi
多国籍な観光客を対象にしたナイトライフは、ドバイの観光戦略における重要な要素であり、富裕層だけでなく、中間所得層向けのイベントやフェスティバルの拡充も進めば、より幅広い層がダンスカルチャーを身近に楽しめる可能性がある。
UAEにおける観光業の見通しは2,573億AED(約701億米ドル、約 9〜11兆円程度)であり、ドバイ国際空港の拡張工事や経済の堅調な好調性などを考えると伸びる余地はまだまだある。
UAEにおける観光業の見通しは2,573億AED(約701億米ドル、約 9〜11兆円程度)であり、ドバイ国際空港の拡張工事や経済の堅調な好調性などを考えると伸びる余地はまだまだある。
ドバイが誇るビル街とブルジュハリファ世界各国を行き来するのにハブとして機能しているドバイという街において、ダンスミュージックの流れは発展性、中東地域からの音楽発信は益々、増えてくると予想できる。エントランスやドリンク価格が非常に高めに設定されているものの、こうした流れは、MENA地域全体でのクラブシーンの発展や、音楽産業の経済規模拡大にもつながるポジティブな兆しと捉える事も出来る。
高級感の高いラグジュアリーなドバイ特有のクラブカルチャーは非常に新鮮であり、今後どのように変化していくのかも楽しみでもある。

