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Electric Daisy Carnival part.2(6/30)

カリフォルニア最大級のダンスフェスティバル「Electric Daisy Carnival」に潜入!

Electric Daisy Carnival 2007詳細
● 参加アーティスト
Deep Dish, Paul Oakenfold, Hernan Cattaneo, Infected Mushroom, Pendulum, Kaskade, Goldie, John B, DJ Zinc, Mark Farina, Aquasky, Krafty Kuts, Stanton Warriors, DJ Marky, Marcus Intalex, Colette, Silver, Lee Coombs, Chuck Love, John '00' Fleming, Cedric Gervais, Desyn Masiello, BREAKFASTAZ, Groove Junkies, DJ Fury, Deco, DJ Heather, Nicholas Bennison, XXXL, Above&beyond, Hazen, Glitch Mob, Patricio, SANDRA COLLINS & VELLO VIRKHAUS, JOAQUIN BAMACA, LENNY VEGA
● 時間&場所
2007年6月30日(土) OPEN:4pm〜4am @ Los Angeles Memorial Coliseum
● 入場料
一般:55ドル、 VIP:150ドル、 VIP+テーブルリザーブ:200ドル
● ホームページURL
http://www.electricdaisycarnival.com
主催:Insomniac (http://www.insomniacevents.com)

●Electric Daisy Carnival((エレクトリック・デイジー・カーニバル、以下EDC)とは
1997年より毎年行われているカリフォルニア最大級のダンスフェスティバルのひとつ。アメリカでは3万人~4万人レベルの大規模な商業系レイブをMASSIVE(マッシブ)と呼び、ロサンジェルスではこのような大規模レイブが年間を通して5、6回行われている。EDCはその代表的なレイブだ。2007年のラインナップはDEEP DISH、PAUL OAKENFOLD、HERNAN CATTANEO、KASKADE、GOLDIE、MARK FERINA、STANTON WARRIORS、DESYN MASIELLOなど世界を代表する36組のビッグネームDJ達が一夜限りで一堂に集結する、まさに夢の祭典と言える。会場はロサンゼルスのダウンタウンに位置するLAメモリアル・コロシアムで、ロサンゼルスオリンピックの会場になったスタジアムだ。サイズは東京ドームと同等か若干大きいくらいだろう。普段、アメフトの試合などが行われているこの野外スタジアムが、この日は約4万人のレイバーで埋め尽くされる。


● 会場はまるで仮装大会
フェスティバルに到着してまず目にして驚くのは、これはハロウィン?と疑うくらい奇抜な格好をしたレイバーが多いことだ。写真を見てもらえば分かると思うが、日本では考えられないような格好&露出をしているガールズ達多し。特に目についたのはグウェン・ステファニーのバックダンサー「ハラジュクガールズ」風な装い。どんな装いかと言うと、パンツ丸出しのミニスカートにトップはブラジャーのみ、加えて網タイツにスノーマン風厚底ブーツ、それでもってキティちゃんのぬいぐるみを背負っていたりする。見方を変えるとアキバ系にマニア受けしそうな、アニメからそのまま飛び出してきたコスチュームみたいだ。EDCへ遊びにいく際は、どんなに派手にしてもやり過ぎということはなさそうだ。「ハラジュクガールズ」や「ハローキティ」など、何故か日本からのものがカリフォルニアレイバーにはウケているところが、日本人の目からすると妙に滑稽で不思議だった。またElectric Daisy Carnivalを直訳すると「電気ヒナギク祭」。Daisyとはひな菊のことで、髪の毛や洋服にお花を飾っているガールズ達が多く見られ華やかな印象だった。

●36組のDJ達が5ステージでパフォーマンス
約5万人のキャパシティを誇るメインアリーナではPAUL OAKENFOLD、DEEP DISH、HERENAN CATTANEOなどのビッグネーム達がプレイ。オーキーはレイバー好みのトランスで最初からアゲアゲに徹し、DEEP DISHは彼らの代表トラック「SAY HELLO」でクラウドを一気に沸かせた。いかにもパーティーウケするトラックを連発するDJが多い中、HERNAN CATTANEOはダークでディープなハウス/プログレハウスで独自路線を走り、他のDJ達とは一線を画していた。またメインスタジアムの外側に沿って4つのステージがあり、ハウス・エレクトロ/ブレイクス/ヒップホップ/ドラムンベースと分かれている。ハウスステージではKASKADE、COLETTE、DJ HEATHERなどシカゴハウスの名門レーベルとして有名なOM RECORDSのアーティスト達が集結し盛り上がりを見せた。またSTANTON WORRIORSのプレイ中には、モデル風美女軍団がDJブース前のステージでセクシーダンスを披露。ノリノリになってきたクラウドが自らステージに上がり、かなり積極的に自己参加しているところも日本では見られない風景だ。

● VIPエリアは大人の憩いの場
全体的に20代前半と思われる年齢層が大半を占めていたこのフェスで、唯一30代40代の大人達がくつろいでいた場所がVIPエリアだ。通常、イベントやアーティスト関係者の場所であるこのエリアだが、アメリカのフェスティバルではVIPチケットとして一般販売されることもある。そこは日本と大きく異なる点だ。VIPチケットの特権は、VIPエリア及びステージ優先観覧用の特別エリアが使用可+エリア内に限りドリンクが無料となる。チケットは150ドルと通常入場料55ドルの倍以上ではあるが、これだけの特権がついてくるので十分にその価値はあるだろう。またアメリカのチケット販売方法として、発売スタート時に購入すると100ドルと割安になり、イベント日に近づくにつれチケット代はどんどん高くなるシステムなので、事前購入するとかなりお得である。踊りつつも、きれいな場所でくつろいだり飲んだりしたい人にはお勧めだ。