「TOWA TEI、DJキャリア20年の集大成」
TOWA TEIにとってDJ活動をはじめて20年目となる節目の年、2007年。これを記念して開催されていたDJツアー「TOWA TEI DJ 20th.ANNIVERSARY TOUR 2007」が、7月15日恵比寿にあるリキッドルームでファイナルむかえ、これを飾るにふさわしい豪華なゲストと共にフロアを沸かせた。共演は彼がリミックスワークで関わったスチャダラパー、立花ハジメ、屋敷豪太を中心とするニューバンド「THE CHILL」、そして彼がクリエイティブディレクターを務める新世代アーティストAYUSE KOZUE、またゲストDJとして☆TAKU TAKAHASHI(m-flo)や、ハウス/クロスオーバー界のブライテストホープDJ KAWASAKI、そしてVJにはおなじみの宇川直宏など、スペシャルなクリエイターとアーティストが参加した。
16時からスタートしたイベントは、豪華アクトでメインステージの熱気が上昇し続けており、とくに☆TAKU TAKAHASHIの緩急あるDJプレイ、スチャダラパーの往年の掛け合いなどが光っていた。
22時過ぎにメインアクト、TOWA TEIが登場すると、フロアが最高潮に達した。前半は6月20日にリリースされた「MOTIVATION FIVE compiled by DJ TOWA TEI」から「Fire / Soularis」「Standing On The Way Of Control (Playgroup Remix) /Gossip 」など、ゆったりとしたハウスチューンで会場を沸かせていた。また宇川直宏が作りあげる映像がTOWA TEIのDJ世界にオーディエンスを引きずり込み、GOLDFINGERの女性ダンサーたちがDJブース脇のステージで、所狭しとセクシーなダンスを披露、オーディエンスのテンションをさらに煽っていた。ピークタイムに突入すると一気にBPMを上げ、それに応えるかのようにフロアもヒートアップ。
そして最後にスペシャルゲストとして、元ピチカート・ファイブの野宮真貴が登場。TOWA TEIの初ソロ名義でのアルバム「Future Listening!」から「Amai Seikatsu (La Douce Vie)」を披露し、約90分のアニバーサリープレイは大盛況で終了した。
TOWA TEIのDJスキルの高さ、そして20年間トップに君臨し続ける圧倒的な存在感を見せ付けたのは言うまでもない。プロデュース、リミックス、アートワークなど、様々なフィールドを縦横無尽に駆けめぐる唯一無二のアーティストTOWA TEI、今後の動きにも大きな期待がふくらみそうだ。
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