「x退廃したキャバレークラブで踊ろうよx 」をスローガンに、フシギガール・フシギボーイが歌舞伎町の築45年ぐらいの雑居ビルにあるふっるーーーーいex.ストリップ劇場に大集結した夜。
なんともエロティックでダーティでちょっとだけ不気味な雰囲気のするこのフロアに足を踏み入れると、そこは異様な世界。まず入ってフロア中央には、かつてストリッパーのオネエチャンたちが闊歩し、宙を舞ったであろうお立ち台が構える。そのむこうには1段高いところにDJブース、そしてその脇には、現役時代にお客さんを座らせていたであろうソファが無造作に積み上げられている。
来ているお客さんもまた普通のクラブにいるのとはひと味も二味も違う、クセのあるようなボーイズ&ガールズ。。。文化服装系?とでもいうのだろうか、みんな思い思いの格好で、姫もいれば宇宙人もいるし、アンパンマン、女王様、キング、80年代のフランスの娼婦、マリリン・マンソン、ロリータとバリエーション豊富。これを撮りにきているカメラマンも多かった。
この日は大人気のGALBITCH&YULIAや、フランス人のDIGIKI、そして最近めきめきと認知度をあげているKazuNocoなどがプレイ。とにかくロックでもハウスでもトランスでも、早い音がかかると盛り上がり、最高潮に達するにつれお立ち台の人数が増える。マックス時にはお立ち台天井にあるくるくる回る手すりにつかまり、みんなくるくる回る。この様子がなんともエロティック。過去のストリッパーたちはこんな風にここで踊ってたのね、なんてことを想像しながら・・・。
フードもなかなかで、インド人のカワイイお姉さんがカレーを売ってたり(かなりおいしかった)、超にんにくな(!)からあげ屋さんや、きゅうりの浅漬けを棒に刺したやつとキャンディを一緒に売ってるちょっとだけえっちぃお店もあったり。
そんなこんなで、オトナコドモのための歌舞伎町のダークな夜は、ハイテンションのまま更けていった。
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