いよいよSpace lab yellowでは最後の開催となったReal Grooves。そしてこの日は26回目にしてイベントの5周年アニバーサリーでもあった。そのイベントのターニングポイントに招かれたのはアメリカのプロデューサーKevin Yostとそのミニマルハウス名義であるTsoy Nivek。艶かしいハウスグルーブと力強いトライバルサウンドに抜き差しされるミニマルハウス…Kevin Yostのその老練で確実なDJプレイによってフロアはクールに熱くなっていく。クラウドは今が何時かということをまったく気にせず、音楽に身を委ね続けていた。5年の間、このSpace lab yellowでReal Groovesを支えてきたオーガナイザーやYellowのスタッフたちもそれがわかっているからこそ、Kevinの紡ぐグルーヴを最大限まで引き延ばしてくれていたのだと思う。すばらしいアニバーサリーをむかえたReal Groovesは今後、UNITに舞台を移し、引き続き身も心も開放される音楽を紹介していく。
REPORTS