日本のダンスシーンをリードし良質なサウンドを提供し続けるMule Musiq主催のパーティープロジェクト『ENDLESS FLIGHT』。今回のメインアーティストは2年振り、待望の3度目の来日を果たす『Ivan Smagghe』が登場！前回来日の際「日本の生活には一生かかっても慣れる事は出来ないだろう」と、こぼしていた彼だけに、次の来日がいつになるだろうと懸念していたレポーター自身、どれ程この日を心待ちにした事か。会場到着直後、オープニングを務めたレーベル頭領『Toshiya Kawasaki』の匠なグルーヴから引き継がれ『Code E』のライブセットがスタート！『Code E』のライブは正に生き物！自らベースを奏でディープな感性によってスピリチュアルに構築されて行くダビー・ミニマル・テックハウス・グルーヴ！彼がリリースし続ける作品の完成度の高さを裏付けする素晴らしい内容だ。そしていよいよ『Ivan Smagghe』の登場！バッサリ切られたヘアースタイルで少しキュートになった印象も感じるものの、風貌はやはりジーザス！そのプレイスタイルは主観的なコメントかもしれないが、いわゆる職人的なDJではなく、感覚でフロアをコントロールする天才肌！後半、LOSOUL feat' ThisTime（Ivanの盟友Ataのレーベル PLAYHOUSEの名盤）をスピン！彼の言葉「Good Music I Dance, Bad Music I Not Dance」を正に体現するかのごとくサウンドにノるIvan、このトラックの危なさを再確認。ここぞというピークタイムを作らないサディスティックなプレイでクラウドを長く確実に揺れ動かし続けていた。 Ivanが満面の笑顔でブースを後にすると、ご存知from FORCE OF NATURE、ヴァイナルジャンキー『KZA』が登場！違和感ゼロの自然な流れでフロアをコントロールし、この日で一番自由自在なセットを聴かせてくれた。ENDLESS FLIGHT!!! パーティータイトルがしっかり落とし込まれた最高な夜だっただけにレポートもまた無限に出てくるが、枠に限りがあるので仕方ない。終わらない旅の続きは次回のENDLESS FLIGHTでまた書こうと思う。
