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WIRE08 - Part 1 -

今回で記念すべき10回目となるWIRE。今回のラインナップは昔からWIRE(卓球さん)と関わりの深いアーティストやRICARDO VILLALOBOSやJENS ZIMMERMANN、ITALOBOYZなどミニマルのアーティストまで、いつもに増して多彩なメンバーとなった。

22時頃に開場入りすると既に横浜アリーナは人でごった返し、22時30分スタートの電気グルーヴには入場制限までかかっていた。少し待ちアリーナの入場制限が解けアリーナに入るとそこには数えきれないオーディエンスと、開場を踊るように流れるレーザーや、真ん中にある四面の超大型モニターに感動しつつも電気グルーヴのライブがスタートした。"FLASHBACK DISCO" "かっこいいジャンパー" "誰だ!"などのヒット曲のフレーズを小出しにしながら進んで行くステージで老若男女が笑顔で楽しみながら10周年をお祝いするかのように踊っていた。
電気グルーヴが終わり会場をうろうろしながら、2ndステージへたどり着く。アリーナとは違い人の密集率が非常に高い2ndフロアーではITALOBOYZがプレイ中、最近のループハウスの流れをくんだ生音を含むパーカッシブなセットで先ほどいたアリーナとは全然違った雰囲気で盛り上がりをみせていた。
そして終わりに近づきお客さんの数も増え続け次のREX THE DOGの注目度が伺えた。しかし人が増え過ぎ一度外へ。すると2ndフロアーは入場制限がかかりだしていた。
入場制限も緩和された頃、2ndフロアーではLEN FAKIの重いビートでクラバー達が一心不乱に踊り続けていた、何よりLEN FAKI自身が大きなアクションを起こして観客との駆け引きを楽しみ、観客も疲れを忘れて踊り続る事に夢中になっていた。その後メインフロアーに移動すると田中フミヤのプレイが後半にさしかかっていて、RICARDO VILLALOBOSのヒット曲"Chants"でメインフロアーが子供達の声で包み込まれ、RICARDO VILLALOBOSへのバトンタッチとなった。RICARDO VILLALOBOSのプレイはずっと踊り続けていたくなるようなグルーヴ、しかし色々な遊び心が詰まった選曲で決して観客を飽きさせないプレイは流石の一言。途中Lil Louisの"French Kiss"までプレイして大満足の中、何度かのアンコールがあり終了となった。
流石10周年といったアーティスト達のプレイと観客のレスポンス、そして観客の動員数も計18,000人という日本最大の屋内レイブである事を改めて実感させられた一夜となった。