2009/2/10(Tue)
@ VELOURS
OPEN : 19:00
[DJ]須永辰緒, 沖野修也, MURO,[LIVE]quasimode,
世界最高峰のジャズ・レーベル、ブルー・ノート。その創立70周年を祝したアニバーサリー・パーティー、
ブルー・ノートが擁する名曲の数々は、クラブ・ミュージック・ファンやDJ達にとってサンプリング・ネタやレア・グルーヴの宝庫としてもお馴染みですが、この日はそんなクラブ・サイドに傾倒したパーティーとなっていました。ブルー・ノート音源を使ったミックスCD『SKY HIGH!』を先日リリースしたMUROをはじめ、クラブ・ジャズ / クロスオーバー・シーンのトップ・ユニット、KYOTO JAZZ MASSIVEを牽引する沖野修也、同じくシーンの最高峰である須永辰緒といった、大御所クラブDJ達が登場。各々ブルー・ノート音源のみを使うスペシャルなDJプレイで、MUROはビートの立ったファンキーなセットを、沖野修也は流麗でソウルフルなセットを、須永辰緒はスウィンギンなテイストを披露し、三者三様にレーベルの多彩性を見せてくれました。
ライブで登場したのは、ブルー・ノート・カバー集『mode of blue』をリリースしたばかりのクオシモード。新進気鋭のジャズ・バンドとして今最も注目されている彼らは、レーベル70周年に捧げた新曲「mode of blue」、そして彼らが敬愛するブルー・ノート・サウンド「On Children」、「Congalegre」、「The Loner」、「Afrodisia」の計5曲を演奏、疾走感溢れるダンサブルなアレンジでオーディエンスを魅了しました。中でも、ラストをケニー・ドーハムによるジャズ・ダンス・クラシック「Afrodisia」で締めたあたりは、さすがクラブ・ジャズ・シーン出身のバンドといった感じですね。 “MODAISTA”のパーソナリティをつとめるアンドレア・ポンピリオとのトーク・セッションも絶妙でした。 そんなライブの様子は、2月21日の “MODAISTA”でオンエアされるとのことです。ファンならマスト・チェックですね!
少し大げさな言い方になるかもしれませんが、歴史あるジャズ・レーベルのアニバーサリーをクラブ勢が祝したことに、ある種の感動を覚えました。ジャズとクラブ・ミュージックの親和性が、今後どんなネクスト・ステージとして結実するのか、期待に胸が高鳴ります。
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