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Organza meets Ostgut-ton(3/21)

2009/3/21(Sat)
@ GRAND CAFE
OPEN : 23:00
[DJ]Ben Klock(Ostgut-Ton / BPitch Control / Memo / Klockworks),DJ PI-GE,tetsuya,
[LIVE]Shed(Ostgut-Ton / Soloaction Records / Delsin),
[Organza Lounge-1F]SHIRAKAWA[TECH-COMI], KUNIMITSU[TetralogisticS], RYUJI [Prompt],
yodaHaruka[KRAUSS], YuYa [Impression / TSUNAMI WAOKS]

東京の人気イベントORganzaの大阪開催。最新鋭のサウンドシステムFUNKTION-ONEが導入されて、めっきり音が良くなったGrand Cafeに行ってきた。今回はベルリンで一世を風靡しているOstgut tonレーベルのショーケースということで看板アーティストであるBen KlockとShedの両名がゲストとして来日していた。
会場に着くと地元凱旋、DJ Pigeがすでにプレイをしており、一曲づつ一曲づつ、レコードを嗜めるようにミックスをして、一度づつ一度づつ、フロアの温度を確実にあげていく。そしてShedへバトンを渡され、繊細な音色はFUNKTION-ONEから色彩をさらに増してダンスフロアを包みこみ、そしてBen Klockへと繋いでいく。
この頃にはすでに夜も深い時間、フロアはもちろんだが、それ以外の場所、例えばバーカウンターやセカンドフロアでもポジティブなヴァイブが広がっていたように思う。それは音楽が好きで、踊る事が好きなオーディエンス、そして質の高いダンスミュージックがそこにあり、そしてGrand Cafeに必要なその質量を満たしていたからだろう。これがなければ、どんなに人がたくさん来ていて一見盛り上がっていそうなパーティーでもはりぼてのように感じてしまうものだ。
イベント終盤、Ben Klockがプレイをしているときに、オーガナイザーチーム、オーディエンス、そしてアーティストが、、一体となっていたのが印象深い。こんな陳腐な表現で申し訳ないが、あの状況を表すにはそれしか言葉がない。そしてダンスミュージックを通しての、この一体感という体験はある種の特別なイベントで稀にしか味わう事のできない偶発的な感覚だ。僕はこの感覚こそを求め毎週末飽きもせずにクラブに出向いているのかもしれない。次回のORganzaでもそれが体験できることを期待したい。