奄美皆既日食音楽祭のアフターパーティとしてSHINJUKU FACEE(元LIQUIDROOM)で開催された『solstice music presents ECLIPSE2009 OFFICIAL AFTER PARTY IN TOKYO』。
奄美のヘッドライナーとして出演したMAX & MAURIZIOのライブユニット、ETNICAを久しぶりに東京で味わうことができる。さらに彼らはDJセットも披露するとなれば、これは駆けつけるしかない!ということで潜入してきました!
会場へ入ると、LIQUIDROOM時代とあまり変わってない内装に懐かしさを覚えつつ、ミックスCDのリリースを控えた、XAVIER MORELが安定したプレイを披露していた。久しぶりに聴くXAVIERのプレイはトランス、テクノ、ハウスといった幅広いジャンルの音楽を織り交ぜた選曲でフロアを決して退屈させない。さすがはベテランDJといった感触。
そして、XAVIERのプレイで温まりきったフロアに、MAXとMAURIZIOが姿を現すと会場から歓声が沸く。いよいよ、ETNICAのライブセットがスタート。XAVIERとがまた一味違った、疾走感100%の重圧ビートが体に直撃する!久しぶりにトランスを聴くせいか、少々ビックリし怖気づくも、数曲展開していくうちに自然と体が反応していく。時々懐かしいクラシックを織り交ぜつつも、重圧ビートは常にキープし、アシッディーだけどどこか品のあるサイケデリックな上音に導かれ、気がついたらフロアの一番前で完全にロックされてしまった。
ETNICAのライブの後は、そのままDJセットへ転換。ライブとはまた違った世界観を披露しフロアを盛上げる。彼らは音はもちろんだが、プレイ中のパフォーマンスも人気の理由だ。クールなMAURIZIOと、暴れん坊のMAXのプレイは見ているだけで楽しい。長年シーンを支え、引っ張ってきた彼らのパフォーマンスはいつも期待を裏切らない。そして、最高の空間を作ってくれる。もちろん彼らだけではなく、出演者、主催者、お客さん全員がとても良い雰囲気のパーティを作っていた。
今回のパーティに参加してみて、一時のトランスパーティの嫌なバイブは全然感じられなかった。本当に古き良き時代のパーティを思い出させてくれた。こんなパーティだったら毎回遊びに行ってもいいくらいだ。主催者、solstice musicの今後が楽しみだ。そして、これからも良いパーティを沢山作っていってほしいと思う。
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