この世界に楽園があるとしたら、きっとそれぞれの頭の中には確実に存在しているはず。でも、イメージとしての楽園がこの世界にあると言えるのならば、私は迷わずイビサ島を選ぶでしょう。10代から慣れ親しんだクラブミュージック、子供の頃から憧れたヨーロピアンリゾート、それらの美しき融合は、多種多様な民族のクロッシングによって産み出されているのですね。
イビサ島は2005年の夏もとても元気でしたよ。
私が訪れたのは6月下旬から約1ヶ月。毎夜のごとくイビサタウンのワームアップバー"DOME"へ行き、オーナーのAna Mariaと連れ立って"Pacha"へ。最後の夜にはパリスヒルトン、ドナテラベルサーチ、ロナウドなどのセレブがシャンパングラスを揺らし踊っていたジャンポールゴルチェのパーティへ。ある日には、"Cafe del mar"のコンパイラーとして知られるDJのホセパディーヤとプライベートフェリーで訪れた、フォルメンテーラ島での最高のチルアウト体験。カイリーミノーグ、グレースジョーンズ、フリオイグレシアス、ホアキンコルテス、ナオミキャンベルなど、そうそうたるセレブを顧客に持つ5ツ星ホテル"PYKES" の25周年記念パーティへの参加。Soul Ⅱ Soulのキムラゼールによるパワフルなライブショーには、確実に心がとろけてしまいました。タウンから離れた所のサンミゲール、ポルトナッチ、カラコンタなど、様々なビーチで繰り広げたクリエーションも併せて、今回は夏の思い出として写真展を開催する運びとなりました。それに先駆けて、少しこちらで作品を紹介したいと思います。
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