REPORTS

SonarSound Tokyo day1

【SonarClub】Karl Hyde & Darren Price (Underworld DJs),Flying Lotus, Y.Sunahara,DJ Krush, Ryoji Ikeda
【SonarLab】Altz, Azzxsss, DJ Scotch Egg, Hiroshi Kawanabe
【Red Bull Music Academy presents SonarDome】Hudson Mohawke, Axel Boman, Daisuke Tanabe, Patrice Ba"umel
【SonarComplex】Masato TSUTSUI (Live visual) x Ametsub (Sound support), Reiko Imanishi + Ken Furudate, Yousuke Fuyama
【Qetic presents 映像インスタレーション】'The Pineal Gland'

 

世界最大級の規模で開催される最先端音楽とメディアアートの祭典「Sonar」。その東京版で、4月2日、3日の二日間に渡って新木場agehaで開催された「SonarSound Tokyo 2011」の初日に参加してきました。先の震災による影響で出演がキャンセルされたアーティストもいただけに、会場に着くまで少し不安を抱えていました。しかし、新木場の駅を降りるとそこには、期待と興奮に包まれた顔を浮かべる多くの来場者が。イベントの盛り上がりを予感させる熱気を感じました。
会場のなかに入ると、音楽はもちろんのこと、照明や演出など全ての要素が高いクオリティで用意されており、まさに音楽とアートの祭典の名にふさわしい光景が広がっていました。
メインステージ"Sonarclub"のトップバッターは「Ryoji Ikeda」。ジャンルレスな活動を続ける彼らしい、独創的な世界観を披露。そして続くは、まりんこと「Y. Sunahara」。巨大なスクリーンを背景に映像とシンクロしたすばらしいライブで、名曲「Love Beat」がプレイされると、会場は笑顔に包まれていました。セットチェンジのあと「DJ Krush」が登場すると、会場はますますヒートアップ。Krushの巧みなプレイにぐいぐい引っ張られて、休む間もないほど。そして「Flying Lotus」、まさかのドラゴンボールコスプレでの登場に観客も驚き。終始ノリノリで楽しそうにプレイする姿に引きつけられます。最後は、自ら日本に駆けつけてくれた「Karl Hyde & Darren Price」。DJセットのなかにUnderworldの曲を組み込みながらのプレイ。アンコールで「Born Slippy」がかかると会場は一体感に包まれ、最高にエキサイティングな時間を届けてくれました。
ほかにも"SonarDome"では、仙台市出身の「DJ KENTARO」が見事なプレイで観客を圧倒、その後の「Patrice Ba"umel」もドラマティックな空間を創り出していました。また「SonarLab」では、「Hiroshi Kawanabe」がプールサイドをガッチリとロックし、「Altz」は緩急自在のプレイを披露。こちらもメインステージに負けない盛り上がりをみせていました。

Text : rei

Photo : Masanori Naruse, Tadamasa Iguchi

Photo : Masanori Naruse Photo : Tadamasa Iguchi