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大中寺

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ABOUT 大中寺

大中寺は伊豆半島の付根、沼津市北部に佇む臨済宗の禅寺。正和2年(1313)鎌倉末期に夢窓国師により開山されたが、以前からこの地には真言宗の寺院が存在していた。また、沼津御用邸とのご縁によって、皇室の行啓を仰ぐ梅園は自然そのままの風情をなし、古刹の雰囲気を伝えている。国の登録有形文化財にも登録される木造建築の恩香殿は、その便殿として明治42年(1909)に建立された。地域の伝統野菜である「大中寺いも」はその折の献上品で、御用邸からの注文書も残されている。大きく育てると赤ん坊の頭位になるこの里芋は、何時の頃からか皇室の方々によって大中寺の里芋という意味で「大中寺いも」と呼ばれるようになった。