クラベリアスタッフがセレクトするベストアルバムをご紹介していきます。日々オフィスに届くサンプルCDや、自分たちで購入したアルバムの中で、実際にしっかりと聴き込んだタイトルの中から、その月のベスト作品をセレクト。有名なアーティストからコアなアーティストまで、趣味趣向で好き放題に選んであります。レコードでも なくデータでもなく、あくまでCDでリリースされたタイトルをチョイス。DJ、クラブ愛好家からビギナーまで、読者のみなさんすべてに興味を持っていただけるのではないでしょうか。も し興味が湧いたタイトルがあったら、ぜひレコードショップやレビュー内のリンクでチェックしてみてください。


  • Dial Records
  • FATTY FOLDERS

  • Artist:Roman Flugel
  • Cat #:DIALCD23/OTLCD1613
  • Format:CD
  • Release Date:2011/09/21
  • Price:¥2310(tax in)

  • 今月の1枚はなんといっても、ROMAN FLUGEL。SOYLENT GREEN、ROMAN IV、そしてALTER EGO。
    ドイツのエレクトリックミュージックシーンのキーマン「ROMAN FLUGEL」が、本人名義での初のフルアルバムをリリース。
    そしてLAWRENCEのレーベル”DIAL”からのリリースということもあって、その時点で買いです(笑)
    肝心の中身はというと、完全なRomanワールド。幻想的なモダンディープハウスから実験的なロービート、エレクトロといった内容に仕上がっている。特質すべき点はベースライン、メロディーラインが今まで聞いたことのないフレーズでありきたりなグルーヴが一切感じられない、唯一無二のトラックばかりであるということ。頭に描いていた”Romanらしい作品ってこんな感じだろうな”って思っていた予想を、いい意味で裏切られた。
    また彼に虜になりそうな予感。リミックス集が出るとうれしいな。 (Takata)

  • 01. How To Spread Lies
  • 02. Lush Life Libido
  • 03. Deo
  • 04. Bahia Blues Bootcamp
  • 05. The Improviser
  • 06. Krautus
  • 07. Rude Awakening
  • 08. Song With Blue
  • 09. Softice
  • 10. Don't Break My Heart
  • 11. PianoPiano
  • Mobilee Records
  • Bittersweet

  • Artist:Rodriguez Jr.
  • Cat #:MOBILEECD013/OTLCD1651
  • Format:CD
  • Release Date:2011/09/28
  • Price:¥2,050(tax in)

  • 9月のオススメタイトルは、南フランス出身のクリエーター/DJ、オリビエ・マテウのメインプロジェクト、Rodriguez Jr.がベルリンの人気テクノレーベルMobileeからのリリースしたフルアルバム「Bittersweet」です。 テックハウサーとして知られているRodriguez Jr.ですが、本作ではさまざまなタイプのダンストラックが楽しめます。テックハウスはもちろん、ダブテクノやCari Goldenをフィーチャーしたボーカル物まで収録されていて、全体的に「ふんわりほんわか」とした気持ちいいサウンドを展開しています。個人的にはMobileeをホームレーベルとするAnd.Idとの共作"Los Matadores feat. And.Id"や、タイトルどおりフランスはマルセイユの海を連想させてくれるバレアリックなサウンドが心地よい"Massilia"が好きです。
    それにしても最近フレンチアーティストの勢いがすごいですね!音が自分好みなのか、フランス出身のアーティストは楽曲のクオリティが高い気がします。(tamotsu)

  • 01. Niagadina
  • 02. Bittersweet
  • 03. PLAY Kerazouek Amm
  • 04. Bagpipe Women
  • 05. Los Matadores feat. And.Id
  • 06. The Ubiquitous Dr Pook
  • 07. Shapes I See
  • 08. PLAY LoFi Pelican
  • 09. Music Don't Lie feat. Cari Golden
  • 10. Massilia
  • 11. Bare
  • Full Pupp
  • Telemark

  • Artist:Marius Vareid
  • Cat #:FPCD005/OTLCD1627
  • Release Date:2011/09/10
  • Price:¥2,310(tax in)

  • 今月は一聴した瞬間にこのレビューを書くことを決めました。そのぐらいイイです。ニューディスコハウサーには言わずもがなの、プリンス・トーマス主宰ノルディックレーベル"FULL PUPP"から、レーベルアーティストであるYTRE RYMDEN DANSSKOLAの片割れ「マリウス・ヴォライド」のソロアルバムが登場。意外にも"FULL PUPP"としてもアルバムリリースは3作目なのだそう。制作ペースとクオリティは比例するものと考えると、それも当然なのかもしれません。こちらもかなり慎重に作られたようで、どこを切り取っても粒ぞろい。
    フロアヒットもとなった「Vallefaret」「Jeger」はもちろん◎ですが、アルバム全体を通じてノスタルジックな雰囲気が漂い、朝方セットにはもってこいの内容。キャッチーかつ哀愁感漂うコード進行はかなりツボに入ります。このジャケットのように、朝日や夕日のビューを眼前に広げながら、ドライブでもできたら最高かも。都会よりは自然の中で。(HAL)

  • 01. Regatta
  • 02. Skumle Planer
  • 03. Telemark
  • 04. Sang Sil Sala
  • 05. Sandstrand
  • 06. Vallefaret
  • 07. Molen
  • 08. Villa Farris
  • 09. Jeger
  • 10. Tropisk Storm
  • Boysnoize Records
  • AMATILDA

  • Artist:JAN DRIVER
  • Cat #:BNRCD010/OTLCD1640
  • Format:CD
  • Release Date:2011/09/14
  • Price:¥2,100(tax in)

  • 普段あまりエレクトロは聴かないのですが、Boysnoizeのニューアルバム出るんだと思って聴いてみたらカッコよくて気に入った1枚。Boysnoizeってこんな音だったけ?と疑問に思いながら、ツイッターなどでレコメンドしていたらBoysnoize RecordsからリリースされるJAN DRIVERのアルバム「AMATILDA」だということが判明して恥ずかしい思いをしました。ただ、内容がいいことに変わりはなく、一言でエレクトロというよりブロークンビーツ、ディスコ、ダブステップ、テクノ、エレクトロを混ぜ合わせたような、ダークなエレクトロ・テクノといった印象で、音色のユニークさとぶっ飛び過ぎていないトラックが長く聴けるなと思いました。とくに12曲目の「Whisper Feat. MC Ramon」の膝下の空間を埋めるような鳴り続けるベースの上に、囁き系のボイスとパーカッションが構成されているド渋なトラックが、くそカッコイイです。オススメは、⑤、⑦、⑪、⑫、⑬、⑯ (yanma)

  • 01. Blow
  • 02. Dozer
  • 03. Roundabout
  • 04. PLAY Tin Tin
  • 05. Black Harbour
  • 06. Let’s Do It Together Feat. Siriusmo
  • 07. Golden Super
  • 08. PLAY Raveyard
  • 09. Flags
  • 10. KoKo
  • 11. Intruder
  • 12. PLAY Whisper Feat. MC Ramon
  • 13. Amatilda
  • 14. Driller
  • 15. 2013
  • 16. Empathy
  • Kompakt/OCTAVE LAB
  • Chromophobia (Reissue)

  • Artist:GUI BORATTO
  • Cat #:OTLCD1618
  • Format:CD
  • Release Date:2011/09/21
  • Price:¥2200 (tax in)

  • 最新アルバム「III」が9月にリリースされた「GUI BORATTO」。最新アルバム「III」が9月にリリースされた「GUI BORATTO」。こちらは2007年に発売された過去の傑作集アルバムのリイシュー版です。
    少しプログレッシブでいてメロディアスな、なおかつミニマルサウンドも織り込まれてるという、中々おもしろいテイストです。
    後半の曲はシンセも大めに使われていて、少し昔のプログレッシブサウンドを思い出させられました。最新アルバムの「III」はテックハウス色がかなり強かったのですが、こちらはプログレ色が強いのもあって最新アルバムよりゆったり聴けます。
    11曲目の"Beautiful Life"はタイトルどおりのきれいな曲。ちなみにボーナストラックとしてこの曲のGUI BORATTO自身によるリミックス曲が入っています。 全体的にふんわりとした曲が多くて、印象としては柔らかいという感じのアルバムでした。
    昼寝のお供に良いアルバムなのではないでしょうか?(asami)

  • 01. Scene 1
  • 02. Mr. Decay
  • 03. Terminal
  • 04. Gate 7
  • 05. Shebang
  • 06. Chromophobia
  • 07. Blessing
  • 08. Mala Strana
  • 09. Acrostico
  • 10. Xilo
  • 11. Beautiful Life
  • 12. Hera
  • 13. Verdict
  • 14. Beautiful Life (Gui Bollato Remix) Japan Bonus Track