どうもです!クラベリアをご覧の皆様、お元気にされてますでしょうか? LDGのYUTAです。さぁ野外シーズンに突入してまいりました!日本も6月から水際対策が変わるようで、外タレ勢の来日がどんどんアナウンスされていますね、エンタメ業界もあるべき姿に向かって進んでおります!
僕の連載企画「VISION」、今年初の大型記事はいよいよ今週に開催を控え、ついに外タレの招聘に挑むEDENについてです。昨年を凌駕する内容でたっぷりライティングいたしました!今回は主にアーティストに掛ける思いに裏話や秘話、パーティにおけるマナーと古いルールを更新していく内容にも触れています。読み応えはバッチリです(笑)早速いってみましょう!
-チケットの価格を下げた理由
まずはこちらから!テクノシーンの一部ではEDENの値下げについて物議を醸していると期待して(そう思いたい、笑)この場をお借りしてご説明させていただきます。僕は活動の場をテクノフィールドに移行してから野外は全て島で開催してきました。トランス時代の仲間が関東で続けているので、新たな門出・自身の旅立ちにちなんで関東では出演と制作に徹していましたが、2020年のパンデミックで東京に閉じ込められて暇になったのが引き金となり(嘘のような本当の話)関東での野外を再開させました。そんな中、パンデミックによって遊び方やお金の使い方が変わり、この二年間は世代交代も著しいせいか昨今のエントランスチケットの価格について疑問視されている声を聞き続けてきました。クラブやミュージックバーが稼働できない時期に野外の本数が明らかに増えましたよね、それ故にこういった現状が明るみに出たのかな、と言った印象です。
僕らのような遊びにきてくれたり支えてくれるお客さんの気持ちを知りたいと考えるタイプのオーガナイザーは「参加する皆んなでパーティを創る」と考えています。価格設定の見直しがシーンの新たな一手になると信じて値下げに踏み切りました。まずは会場に足を運んでもらうのが私たちの目的です。価格を下げてもクオリティを維持できますよう、参加いただける皆様のご理解とご協力は必要不可欠となります。
これに伴い、EDENでは幾つかの古いルールを更新いたしました。
再入場につき1台1000円のチャージがかかります。来場時に出来るだけスムーズなオペレーションを行う都合上、どうしてもスタッフを要するためご理解いただけますと幸いです。
アルコールの持ち込みも厳禁とさせて頂いております。当パーティではBARを二つ設けておりまして、パーティの継続のためにはBARの運営は必須です。こちらに関しては他団体とも意見交換を相当数こなしてきました。例えば、BAR運営って労力が凄い掛かるんですよね、この労力を減らせばストレスも減り最高かも!なんて思ってはみたものの、チカラを入れてないBARなんて味気ないですよね?笑 複数の主催者で話し合った際はアルコールの持ち込み料を徴収する、というアイデアもありましたが僕らはそれを取り入れませんでした、本質が変わってしまうと思ったのです。BARには常に程よく冷えた飲み物を提供し、挨拶や語らいが出来る場所としての機能もあるので、BARがイベントから消えてしまうと居場所に困ると思いました、毎回基地にお酒を取りに戻る、常備しているのであれば流石の一言に尽きますね(笑)アルコールが身体に合わない方もいらっしゃいますし、小さなお子様と参加される方もいらっしゃいますので、ソフトドリンクは持ち込み自由とさせていただきます。
続いて、駐車券とキャンプ券に関してです。エントランスチケットは興行を成立させる上で参加される皆様に発生するものと考えてますが、キャンプが不要の方もいらっしゃいます、日帰りで参加、会場外に滞在、車中泊など、選択肢は多いです。主催では会場を1日にミニマム二回は全箇所の清掃を行っており、キャンプ区画を管理するスタッフを配置していたりと、それらが理由でキャンプ券を発生させています。駐車券に関しても同様でして、動員が1000名を超えたら最寄り駅から会場までの送迎を再開させたいと考えております、もう少し主催の方で選択肢を提案できたら良いですよね。いずれ海外フェスのようにテントそのものをレンタルすることにも挑戦したいです。あとはグランピングですね、この課題をクリアするべく沖縄Agaitidaで何度なく実行に移すため動きましたが、日本のシステムだとテントレンタルで稼ぐモデルプランがないため業者が少ないのと、破損や紛失を危惧して断念、要するに採算が合わない(笑)しかし未だに毎年のように問い合わせが頂いているので、いつかやります!
-シャトルバス
今年も渋谷発のシャトルバスを運行いたします。本来は土曜便だけでしたが、金曜便に関する問い合わせを複数頂戴しまして、「じゃあやるか!」っていう流れなんです。頂いたリクエストを形にできるか否かは状況背景やタイミングだったり色々な事柄をクリアしないと進行はできませんが、まず何事にも耳を傾け、歩み寄る事を心掛けています。僕らが気付けなかった点を教えて頂けて感謝に尽きます。
-出店
会場で3日間滞在する上で最重要項目である飲食。EDENではオーガニックや無添加な食材、ヴィーガン、自家栽培、農家直送野菜、アルコールはクラフトをキーワードに展開いたします。フードロスや環境問題に配慮しサステナブルな取り組み、見た目でも楽しめる工夫を施す各店舗が出店エリアを彩ります。味わい深いバラエティに富んだ充実したラインナップをお楽しみください。
Getto Spice: 宮古そば、タコライス、ベジタコライス
soto cafe: ヴィーガンハンバーガー
チャイ屋ヨギー: チャイ、南インドカレー、かき氷
GRAN MASON: キューバサンド、トルティーヤ
からあげ "和" まんまる: さっぱりネギポン酢だれのからあげ丼、岩塩フライドフィッシュ&チップス、自家製炙りチャーシュー丼
亀食堂: すだち素麺、お茶漬け、卵かけご飯
東山食堂: 和風中華
亀BAR: クラフトアルコール各種
万珍酒店: メスカル、ソトル、テキーラ
Tiny Bird Coffee Service: スペシャルティコーヒー
-ゴミ
EDENでは容器代として100円の徴収を行います。ご自身の箸や皿などお気に入りのキャンプ用品を是非ご持参くださいね!こちらについては、海外を飛び回るスタッフ、海外在住スタッフの声に耳を傾けるところから始まりました。世界には色んな形のパーティやフェスティバルがありますが、そんな中で日本のゴミ事情に僕らは目を向けました。使い捨てが主流なので、とにかくゴミの山に何とも言えない複雑な気持ちになっている主催者は多いと思います。僕らのレイブは自然の中で行われています、自然と共存し、自然に敬意を払うべきと僕らは考えており、出店者さんにもヒヤリングをして今回の決断に至りました。僅か100円ですが、まずは新たな価値観を身に着けるには必要な事です。この100円で収益を伸ばしたいのではなく、意識改革のキッカケになれば幸いです。
-温泉
のどかな田園風景の中に点在するやわらかい泉質が特徴の川場温泉まで無料シャトルを運行します。主催では「せせらぎの湯」にご案内致します、なんとタトゥーO Kなんです!会場から車で10分です。6/4土のみ、12:00、13:00、14:00、15:00発から選べます。群馬は全国的に知名度が高い温泉地ですが、川場温泉はひっそり隠れた名湯、主張はないけどアクは強い感じですね。笑
会場には温シャワーが男女2つずつ、他にもテントサウナが御座います。それと、自称温泉フリークの主催が実際に訪れたり耳にしたお勧めの日帰り温泉をご紹介いたしますね!
・かやぶきの源泉湯宿 悠湯里庵
・いこいの湯
・小住温泉
・楽楽の湯
上記はタトゥーN Gです、入ってる人もいましたが、、(笑)この中ですと、楽楽の湯にまだ行けてませんが、他の3つは全て素晴らしいです。悠湯里庵は茅葺き屋根は古き良き日本の雰囲気を彷彿させ群を抜いていますね、ご家族またはカップルで、もちろんご友人同士でも、心を奪われる田園風景も魅力です。いこいの湯、ここは悠湯里庵の裏にありますよ(笑)個人的にこじんまりとしたローカル感も大切にしてるのでお気に入りです。小住温泉は併設されている食堂がめちゃくちゃ美味いです、そして濃いめキャラの社長との会話も楽しめます(笑)是非です。
-アクティビティ
お陰様で昨年も大好評だった会場で楽しめる催し、テントサウナ&移動図書館を今年もセットアップしました!全力で遊んでいただけますようフルサポート!ガンガン踊って、スッキリ汗をかいて、またフロアに戻る。楽園の遊び方をご提案させていただきます。笑
・PARADISE SAUNE → シャーマニズム、サイケデリック文脈としてのサウナを追求(今回はウィスキングを実施)
・PARADISE BOOKS → 楽園のような場所に立ち現れては消えていく不義な図書館、本と出会えるチルスペース
-ブヨ対策
事前の対策
・ハッカ油
・ブヨの天敵のトンボのオモチャを身に着ける
・朝と夕方は露出を控える
刺された後の対策
・抗生物質の塗り薬
・ポイズンリムーバー
・42度以上の熱湯に週に数回浸かる
開催日を前倒したので基本的にブヨはほぼ居ない設定です。開催日を前倒しした大きな理由として「虫が少ない時期」を狙いました。昨年、僕らにとって初年度となった川場スキー場の「理想の使い方」を学習中でして、昨年7月の4連休に開催したEDENは炎天下だったものの気候が程よく素晴らしい環境でしたが夕方になるとブヨとアブが凄かったです。自然の中で滞在する際は「お邪魔している」という気持ちを忘れず、自然や生き物と共存を目指したいと考えていますので、事前の対策をお願い致します!
川場スキー場の標高は1300メートル、日中は都心と変わらず暑いです。夕方から涼しくなり、早朝は12度くらいの予想、寒暖差は激しいですが、自然との共存という点では移り変わりを楽しめて個人的にはエモさを感じちゃってます。笑
-天気予報
山の天気は変わりやすいため何とも言えませんが、現状は晴れまたは曇りです。幸いにも梅雨は交わせて良かったです。過去5年の川場エリアにおける天気予報データを眺めながらこの日程にしました(笑)EDENの翌週から梅雨予報です。万が一、雨が降ってもVIPキャンプは館内でオートキャンプは立体駐車場なので濡れません。温シャワーもございますので、身体が冷える前に温めましょう。大型サイズのストレッチテントをフロア後方に設置しますので、急な雨でも避難可能です。余談ですが、本部付近で携帯の充電サービスとお湯の配給サービスを無料にて行います、お気軽にお尋ねくださいね。
-アートワーク
LDGのデザイナー、Qotaroo氏の作品となります。真夏に開催した昨年のテーマは「水色と白」でしたが、初夏に開催する今年は「新緑」をイメージしました。どことなくポップだけどアシッド、ぐにょぐにょウニョウニョな曲線美、今年のデザインのテーマは「天空の楽園 要塞 アシッド」です。
-動画
REALROCKDESIGN
7分間の超大作となったEDENのアフタームービーはRRDにお願いしました。昨年秋頃には完成していて、焦らしすぎて「いつ公開するの?」と何度も聞かれていたけど(笑)待ちに待って5月に入ってから公開しました!クオリティはさる事ながら、飽きのないストーリー性と、コンテンツのポテンシャルをより引き出す編集のセンスが見事でした。YouTubeでフルバージョンを是非ご覧くださいませ。
MOUTAIN SHAPEFILM
パンデミックで東京に居る時間が圧倒的に増えたタイミングに深まった友達がまさか同じ地元で実家も歩ける距離とは! そして次第に仕事の関係性に発展したEisuke Yamagataの処女作プロモーションビデオ。寝る間を惜しんでコツコツ作業してくれていたのかな〜って、そんな想像をしちゃうと胸熱すぎて涙モノの作品です。昭和的な「男の友情」で出来た作品ですね。笑 アップリフティングな編集、躍動感が凄く良い!
-出演アーティスト
お待たせしました!ここからはお楽しみゾーンに突入します!各アーティストへの思い、ここまで到達するまでの流れやブッキング時の秘話など、EDENを20%増しで楽しめると思います。当日、フロアでこの話を思い出してもらえるタイミングがあれば「ライター冥利に尽きる」です、レッツゴーー!
Tobias.
心の底から尊敬するTobiasを招聘、大好きな楽曲Like A Drugが聴けると良いなぁ。 去年LDGからTasokoの楽曲をリリースさせてもらえた際に、Tasokoの音に合わせてTobiasにマスタリングを依頼したのが始まりです。そこから念願叶ってギグをオファーという、プロデューサーとしてベストな流れを作れてハッピーです。今回Tobiasをクロージングにした背景ですが、まずLIVE SETが最後に演奏される点については難儀でしたがシーンにとっても僕にとっても偉大なTobiasにクロージングをお願いする事の方がプライオリティが高く、仮にそこになんかしらのリスクがあってもその先に見える景色を僕は優先しました。皆様にも見届けてほしいです。
Mike Parker 出演キャンセル (5/31 update)
LDGを始動させてから2年目の2017年あたりから何度かラブコールを検討していたMike Parker、2022年にようやくです!レーベルとして次のステップに進むため、パンデミック中も国内外を問わずたくさんのアーティストに積極的に連絡しているのですが、失敗と成功を繰り返してきた中でLDGのプロダクション面での土台が強固になってきたので招聘できる自信に繋がり実現、そしてスペシャルなオーダーが叶いました!Mike Parkerには自身の楽曲のみでDJするトリビュートセットをオファー。存分にあの世界観に没入したいですよね、フロアのテーマは「暗闇の中に、一筋の光」これで光の演出を組み立てています。
Dino Sabatini
Dino SabatiniがオランダDelsin Recordsからリリースしたダブテクノをたまたま僕がプレイするところからDino Sabatini再探求が始まり、立て続けに彼のミックスを4本チェック!心を揺さぶられ即連絡、決め手はホームリスニングにどハマりなSmoke Machineからリリースしているミックス、EDENのイメージにはOutisやHATEからリリースのミックスでした。深すぎない夜間帯、アゲよりハメ、緻密にビルドアップしていくサイケデリック感。DinoとEDENの相性が抜群で、フロアから離れられない期待感が凄いです。
NESS
言わずと知れたブラザー。最初にパンデミックが起きた2020年の2月末、僕はNESSと中南米のコロンビアとパナマを旅していました。NESSをブッキングしたパナマTribal Gatheringというフェスではパナマ政府が派遣した検疫機関が突入し、フェスは強制終了、さらにはフェスを丸ごと隔離するという前代未聞の珍事件が起きました。その時の様子が当時VICEで掲載され、以下のリンクで閲覧できます。色々と危なかったです(笑)その時、何となく僕の判断(気分屋ではなくて閃きです、笑)が功を奏しタッチの差で会場を後にした直後の映像です。
NESSは仕事仲間なのでやり取りは頻繁にしていますが、再会は超久々なので温泉と蕎麦でガッツリ過剰接待を予定しています(笑)先行きが見えない中でお互い必死になって帰国の道を探して、大使館に行ったりとか。こんな事になるなんて思ってなかったから、強制隔離前にパブロエスコバルゆかりの地にも行っておきました(笑)そんなちょっとした苦行を共にしたブラザーに、DAY 2のクロージングをお願いしました。何はともあれ皆んな大好きNESSが帰ってきます!
Psyk
2019年ぶりの再会となるPsyk、見た目はシュッとしてますが基本はラテンの人で愉快です。Psykは若き頃、Luke Slaterに見出されヨーロッパで旋風が起きたのは有名な話ですが、何よりもそのセンス、逸材感でしょうか。楽曲制作をする上で音のセレクトも作り込みも何もかもがテクノなんですがめちゃくちゃトランシー、そして新しい、ピークタイムテクノはハードだったりバンギンになりがちですがそういった要素を取り除きとても洒落ています、僕のストライクゾーンど真ん中の人です。Psykがレーベルオーナーを務め僕もフォローしている大好きなレーベルNon Seriesは今年で10周年を迎えます。スペイン系の中でも異色で、例えばスパニッシュテクノといえばOscar MuleroやSvrecaに昨今ではRefractedの活動が際立っていますが、Non Seriesは僕にとって野外もクラブもいける音なのが最大の魅力です。僕のセットではほぼ毎回Psykの楽曲は使用します、Psyk自身もジャパンテクノが好きなようで、今回はDAY 1のヘッドライナーとしてかましてもらいます!
Feral
ヒプノティックテクノシーンにおけるライジングスター、Luigi Tozziに次ぐテクノ大使。この辺のラインは野外フィット率100%、柔軟な姿勢でフェスティバルを展開しているトランス系フェスティバルでの需要が凄まじく、完全に右肩上がりです。今夏Feralとは日本の他にもハンガリーOZORAやクロアチアModemで共演、特にModemでは同じステージで同じ日です。NESSからも「性格が良いからYUTAに合うと思うよ」そんな流れで決まりました、実力ありきの身内枠です(笑)Feralからリリースの提案を頂いたのでLDGとの関係性はどんどん密になっていくと思います。しかし、外タレなので問答無用で良い時間、という概念が僕は乏しいため音楽の質感でタイムテーブルを決めました。すでに色んな声が届いていますが(笑)一部分ではなく全体を見渡すと完璧な流れを組めたかな〜って思います。しかも、今回LIVE SETはFeral本人からの希望なんです、要するにアンリリーストラックがバンバン聴けるレア回に間違いなくなるであろう空気感をビシバシ感じています。
Kuniyuki -Live-
DAY 3のコンセプトは”INTELLIGENCE”。日本の水際対策が世界指折りで厳しいのが理由となり、来日までの果てしない道のりを考慮すると致し方なく、一部外タレが右往左往していたのですが、ラインナップが定まった時にINTELLIGENCEというLDGにとって初となるコンセプトはKuniyukiさんの音が加わり完成する、このビジョンが僕の中で見えました。DAY 3の幕開けはKuniyukiさんから、計り知れない贅沢な一日が非常に楽しみでなりません!可能ならば、遊びで参加して全力で浴びたいです。笑
悪魔の沼
一度聞いたら忘れることのできないネーミング、その名を耳にした時はただ単に脳裏に残り、気になって仕方なかったです。情報ゼロだった当時の僕には音楽的な連想が出来ず、Compumaさんを初めて体感した時に「僕の中の答え」が見つかりました。そしてあれは一体何なんだ、、というのが素直な感想でした。ひとえにダウンテンポやダウンビートで収まりきらないジャンル特定が難解、予測不能な電子音楽、ドロッとサイケデリック、ズブズブな世界観。そして日本の誇り、スローBPMのパイオニア悪魔の沼がテクノフィールドでデイタイムスワンプを表現する、実に個人的なハイレコメンドです!晴れ間の中、ビール片手にフロアで揺れていたいです。
DJ YAZI
『高純度のディープトリップ』 まさにヤジくんのためにあるフレーズ。「あの時のヤジくんはヤバかった」毎回それを更新してくるので流石に尽きます。もはや外タレ以上の価値だと思ってます。2019年に沖縄は伊計島で開催したAgaitidaで初めてブッキングしたあの時以来、年に数回は必ず一緒に遊んでもらってまして、とにかく持ち合わせているセットの幅に対して全ての音が奥深く、悪い音の中に色気を垣間見せるプレイが最高なんですよね。EDENでは初日テクノタイムのトリです。敢えて外タレは2時間で、YAZIくんに2時間30分をプレイしていただきます。僕の直球な思いをタイムテーブルに落とし込みました。期待しかないです!若い子に是非見てほしいですね。
Gonno & Tomoyoshi Date -Chill Out Live-
パンデミック以降、第一線で活躍するアーティストが東京にスタックしていた時に交流を持てる機会が増えて、遊び先でバッタリ会うことが多く急接近できたGonno氏が今本気で取り組んでいる音楽をEDENで表現していただけるのは大変光栄であります。そして、IlluhaやOpitopeなど名義を使い分け12kなどから数々の作品を生み出し、2015年にはRyuichi Sakamotoらと名作「Perpetual」を、昨年に「A Distant Fire, A Distant Cloud」をリリースした日本アンビエント界の至宝Tomoyoshi DateさんとGonno氏のセッション・チルアウトライブが急遽決定、DAY 1のクロージングでシンセサイザーを互いに織り交ぜた即興演奏を披露していただきます。イメージは満点の星空の下でチルアウト!
https://www.discogs.com/ja/artist/382812-Tomoyoshi-Date
https://www.discogs.com/ja/master/789482-Ryuichi-Sakamoto-Illuha-Taylor-Deupree-Perpetual
Shhhhh
沖縄で開催しているAgaitidaで2018年に初めてお呼びしたのがキッカケでした。それ以前から懐かしの旧Dommuneでお見掛け、溢れるほどの膨大な音楽知識から放出されるワールドミュージックからの南米フォルクローレにスローハウスを日本に拡げた立役者。「サイケデリックという文脈で全ては繋がっている」という話で合致して、来たる2020年にローンチしたLDG ChannelでShhhhhくんというフィルターを通過したテクノセットをオファー。「こんなオーダー、今までなかったから面白い」そう言ってもらえて、Shhhhhくんにしか出せない音があって、LDGの時にしか出さない音もあって。タイムテーブルはDAY 2のサンセット、エモーショナルで最も美しい時間を、Shhhhhくんにお願いしました。
YUKIMASA
パーティ主催、レーベル運営、楽曲制作にもチカラを注ぎ、夏はヨーロッパツアーも決定したYUKIMASAくんは自身が持つ全てのツールを使って音楽活動をする積極的な姿勢に共感、トランス出身という事もあり共鳴。ニュースクールテクノスターが生まれ続ける中、ベテラン勢として存在感を魅せるYUKIMASAくんへのオーダーは外タレ勢の合間でフロアの温度感とグルーブのキープです。これはですね、正直めちゃくちゃ難題です(笑)低空飛行でありながらも飽きさせず、アゲるにはまだ早い時間帯、コンセプトに沿ってTRANCEYな表現は職人芸が成せる技、初日の大きな見どころです。
Tasoko
静かに炎を内に灯すブラザー。今でも鮮明に覚えている、彼との出会いは衝撃のセットでした、多くの玄人リスナーや同業者から前評判を多々聞いていたにもかかわらず、それ以上にヤバかった。Tasokoの音楽に影響を受けてきました。僕から見るTasokoは繊細な音を操る天才肌、色気、そして実は超タフというか丈夫(笑)そんなTasokoに難題極まりないランニングオーダーをしました。僕には出来なくて、僕が信頼する彼に託しました。過去に良い時間を過ごせた事も多かったせいか、Tasokoには世界へ羽ばたいてほしいです。当日はフロアのど真ん中で堪能、これは満塁ホームランですね!
YSK
東京アングラで凄まじい人気のYSKは北九州の小倉で自身が手掛けるサウンドバー “α” を拠点としており、特にアジアや北欧のヒプノティックシーンで名を馳せるアーティスト。YSKともパンデミック中に深まりました。キッカケはインド繋がりなんですよね、毎年インドに一ヶ月単位のDJ旅が数年も続いたので、僕としては「インド好きトラベラー」と聞くとポイントが高いんです(笑)YSKのテクノは一貫した中に喜怒哀楽のような色んな表情を見せてくれます、豊かな感性とセンス、フロアリーディングで昇華させるスキルを兼ね備えているのですが、東京でプレイするたび目に見えてファンが増えているのはDJの実力あってこそ。EDENに向けた気合いはDAY2ヘッドライナーの前座にて、ここのスロットも絶対に見逃せないポイントです。
Qmico
ruralでその存在を知り、2020年に勝浦でTechno HippiesをテーマにKatharsisと共催したレイブにQmicoを招聘したのが最初の仕事でした。当時Luigi Tozziの楽曲をプレイする頻度がお互いに多く、そんな話で薄ら花が咲いたり(笑)僕が求めてる野外にフィットする質感を持ち合わせたDJで、世界のレイブに紹介したいDJの一人。4月にLDGのPodcastに提供していただいたミックスの精度が素晴らしく、出来るだけ多くのリスナーに届けたいセットで、間違いなく東京を代表する女性DJと確信。Qmicoの次に控えるFeralと音の相性もバッチリ!夕焼けスタート、空がグラデーションのように変化していくトワイライトタイム、EDENのオープニングというコンセプチュアルで壮大な時間をお任せしました。
今年も皆様の記憶に残るパーティを約束します。是非会場まで見届けに来てくださいね!!!
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