9/14 (土)
Ibizaに日曜の夜中に着いてから丸5日、少しペースを作りかけたところだったがこの土曜の朝からMoscowに行く事になった。
初めてロシアでのDJオファーをもらった。さっそく今晩gigである。
このロシア、DJするのが初めてだけでなく、この国に行く事自体が初めての事。なので行く前からDJだけでなく、街を実体験する事が本当に楽しみだった。モスクワと言う街自体、今経済もすごくいいし勢いもある。ゴージャスな作りで洒落た人達がたくさん集まるきれいなCLUBもあれば、ヨーロッパのトップクラスのそれに引けを取らない本当にアンダーグラウンドで最先端のCLUBもある。日本でも耳に入って来ていたが本当に面白そうなのだ。
今回Ibizaに着いて1週間もしないうちにすぐだったが、やってみると逆にそれがよかった。今までの経験で言うと、今回の滞在1ヶ月半の真ん中ぐらいで数日海外に出てまた戻って来ると、あと残りがどれくらい、という少し寂しい気になってしまうものだ。今回は頭のうちにすぐ移動して戻って来るっていうふうにしたので、戻った後もまだまだ全然イビサライフが今から始まるって感じだったし、残りの期間がまだ全然充分で気持ち的によかった。また、こっちで今同居している人達は世界を飛び回るような人達。その中で着いてすぐまたRussiaに行くっていうその感じは特に慌ただし過ぎる事でもなく、そういった意味でもこの "感覚自体" が自分でも悪い感じはしなかった。
さあ、今回はVienna(ウィーン)での乗り継ぎ。この都市に降り立つのも初めてだ。街に出れればもちろんもっといいが、空港のtransitだけでもそこの国の感じが2mmぐらいは感じられるのでいつも楽しいと思っている。
便は最初先方から送られて来たe-ticketだけだとどこの航空会社かよく分からなかったけど、乗ってみたらAir Berlinだった。これはNikiと言うオーストリアの会社が最近きっとAir Berlinと合併吸収されて一つになっているようであった。なるほどだから乗り継ぎウィーンなのか。後で聞いたら、オーストリアにNikiと言うカーレースのトップレーサーが居て、この国のトップクラスだったのだが事故に遭ってしまいレースを断念、だけどその後自分の名を冠したこの航空会社を始めたと言う事だった。
Viennaに到着。雨が降ってて既に少し寒いな。地図を見るとIbizaとMoscowのちょうど真ん中ぐらいにViennaはある。ここですでにこのぐらい寒いんだから、Moscowどれぐらい寒いんだろう?心配になった。
空港はシンプルで大きくはないけどなんかすごく機能的な感じがしたよ。店もいっぱいあるし行き届いている感じした。空港が乗り換えに慣れてる印象だったな。
GateでVisaも確認し問題なし!いざRussiaへ!待ち合いGateが既にロシア人たくさんで早くもあまりない感覚に。ジロジロ見られる感じも久しぶり。
Moscow到着!!! 寒いが思ったほどではなかった。
しかし普通ではあまり見ないような飛行機ばっかがここにはある。そういったのですでに今までとは少しばかり違う異国に来た気がする。
ここで入国がものすごい列で1時間かかった。bag取って結局2時間。
Russia国民のこの列は早い。
ちょっとブレちゃってて見にくいけど、ウズベクスタン、アゼルバイジャン、カザフスタン、、、、など、多分旧ソビエトだったり、なんかウクライナ関係の協定国だったりとかはこの列。ここも早いしあんま並ばない。
この列はそれ以外。我々は当然ここ。西ヨーロッパからの人達もこれに含まれる。この列がもうハンパない事になってて,たくさんの人が並んでるだけじゃなくて、列が全然動かない。多分一人一人すごくしっかり審査して通してるんだろうな。後で出国時に聞いたけど、1ヶ月前この空港で爆破事件(未遂?)が起きたんだって。だからより厳しいのかもしれないね。帰りに外から来て空港に入るだけでも全員の荷物X線チェックしてたぐらいだから。
無事に入国審査も通過し預け荷物もまた無事にget、ようやく外に。
だがここで問題が。いくら探してもそれらしき人物がだれも居ない!それでこれは俺の大失態だったけど、あまりにバタバタで相手の携帯聞いてなかった(!)から連絡しようがないww Wi-fiなんか当然通じないからFacebookでもメッセージ送りようがない。(後で分かったけど、ロシアはフリーWi-fiが飛んでる。街中でも。空港でも。ただそれがあまりに微弱で、この時当然トライしてみたけどいくら待っても繋がらなかった)
俺が出て来るのあまりに遅いから居なくなってしまったのか。。さすが初めての国ロシア。予測不能な事が起きるのか。。さらに大失敗だったのは、俺の電話番号を相手にちゃんと教えておいたかどうかの記憶が定かでなかったと言う事。相手も俺の電話番号持ってないかもしれない。。とにかく参った。
そこらに居る人達は英語は通じないし、ここの通貨ルーブルがいくらぐらいに相当するのかもまだあんまりよく分かってないぐらいだ。
しばらく途方に暮れそうになり、何度も同じところ通って、Gateからこの出て来る所をやり直して早く発見してくれよ、と思ってたがもうどうにもならなそうなので、ついに自分でタクシーでホテルまで行こうとしたが、果たして幾らかかるのやら。。
そこでようやく連絡が付いた。俺の電話番号、昔やり取りしたメールから発見したって言って日本の電話の方に電話がかかってきた。
ようやく一安心。どうやらオーガナイザーの彼らも前日サンクトペテルブルクと言う別の都市にDJしに行っていてモスクワにまだ着いておらず、別の女の子を迎えによこしているみたいだ。その迎えがこれまただいぶ遅れているみたい。その後ようやくその女の子とも出会え、いざ街へ。
待ち合わせで俺を救ってくれたこのミーティング・ポイントは『SNACK TIME CAFE』。最初電話で名前聞いたとき、なんてふざけた名前だと思ったけど、ありがとうSNACK TIME CAFE!
さて空港の駐車場を出ようとしたところから、この車達の効率・マナーの悪さにビックリ。もういっぱいで停めるスペースなんてない狭い駐車場の中にどんどんと入って来る。おかげでもう全ての車が立ち往生。ダメ過ぎて笑える。うちらの車も出たいのに詰まり過ぎで出れず。ここから、ロシアと言う国がこういうとこまだいかにオーガナイズされていないかを聞かされた。
そしてこれは、なんとか大混雑で身動きすら取れなかった駐車場の奥からなんとかかんとか脱出して最後のお金払うGateに来たとこの絵。ここでも不思議な感じに。彼女がGateの少し前に車を停めて、「ここのGate、その場で払えないのよ」と言ってその先にある支払いの機械のとこに走ってお金を払いに行く。見てると他の車も全車パーキングの出口のちょっと前、ひどいのになるとそのGateのとこに車停めてふさいじゃって全員車降りて機械のとこにお金払いに行く。だから当然ここでもGateの周りは空の車だらけになり、ここでも意味なくまた渋滞。。何と言う効率の悪さw たしかに考えるといつもレンタカーしてるスペインでも同じ支払いシステムではあるけど、まだ車停めてるとこと機械の位置がすぐ近く。だから車出す前にあらかじめみんな払ってからGateに向かう。ここは、かなり離れているのだ。
しかも、彼女が5分経っても戻って来ない。戻って来て「大変だったねw」と聞くと、「お金が戻ってこなくなっちゃったの」だって。彼女「ほんとオーガナイズされてなさ過ぎ」と二人で大笑いした。
ようやく空港を脱出。しかし、道はムチャクチャ混んでた。結構。彼女運転うまいんだけどかなり強引だ。日本で言うところの、高速の走っちゃいけない最内の車線をズンズン走る。そんで中に車線変更(ここではスマイル)、そしてまた最内の車線をズンズン。うけた。なんかこの交通のスマートと真逆の感じ、韓国に近いものを感じた。
写真はようやく空いて走り出した市内の感じ
何と市内にはマクドナルドの看板がw
なんとか辿り着いたPeking Hotel。俺の部屋はスタンダードで1泊3万円するいいホテルだった。
http://booking.com/f60c50fbca2a
すると今度は着いてすぐ、友達が迎えに来てくれた。ポルシェで。
休む間は全くなくさっそく今日の会場である、Shakti Terraceへ。
ものすごく美しい。Le BaronやVeloursをもちょっとよくした感じかな。
今夜のフライヤー
店に入った瞬間に感じた。これはDeep過ぎなのダメだw。
セッティング後食べたタイのご飯も美味しかった。
ご飯食べてる間に俺の前のDJに合わせて生SAXの演奏も。すごくいい感じだった。ここは本当に洒落てる。
11時半からプレイ。いつも好んでかけるDeep過ぎるトラックはこの日は避け、最近のプレイリストの中でも対応できるトラックと洒落たハウスを中心にかけた。2年に1回かけるようなこういう場面用のトラックも数曲かけた。行く前から色んな場面を想像して準備しといて良かったな。予想していた振り幅の中だった。こういう時、今の世の中は割とバイナル重視主義のように見えて、それ自体はいいと思うんだけど、実際こう言う時の対応は大変だろうなとふと思った。この日自分はPCで本当に良かった。
途中からもう一人のDJとのB2Bに。3時過ぎくらいまでのプレイだった。
初めてのロシアでのプレイはこうして無事に終了。楽しい時間を過ごさせてもらいました。今回呼んでくれたArshanitsaはこのShakti TerraceのArt Directorを務めていて、Human Resourcesと言うLabelも運営している。まだ大して名前の売れていない自分を今回呼んでくれて本当に有り難かったです。ありがとう。
プレイが終わって4時くらいにみんなで店を失礼して、念願のモスクワ・クラビングへ。今回、このロシアでプレイする事も本当に嬉しい事だったけど、それと同じくらいに、今まで行きたいとずっと思ってたけどさすがになかなかチャンスがなかったこのモスクワのクラブに行けると言うのが本当に大きな楽しみだった。もしかしたら自分的にはここからが旅の本番?そう言った意味では、着いたその晩に自分のgigを終えて後は遊ぶだけ、というこのスケジュールは実に都合が良かった。
まずは、今モスクワできれい目系では一番面白いと言われている "Krysha Mira" って言うきれいなLoungeへ。今すごく流行ってるって。アンダーグラウンドじゃないけどfashionでかなり良くはあった。それにしてはかかってる音が良かった。日本のFashion系のクラブ(Lounge)とはここはその点違った。友達に聞いたらDJ Spiderだよと教えてくれた。場の雰囲気にきちんと合わせた、テンポのよく洒落たでもすごくかっこいい、テックハウスと言うとイメージがよくないかもしれないが安くないテクノっぽいハウスだった。これがNYベースの同名のハウスのDJなのかロシアのローカルのDJの人なのかは分からずじまいだった。
写真ないけど入り口は人が並んでいた。そして彼らは入れない。VIPまたはリストに名前が入っていないと入れないらしい。バブリー。
この場所は昔ビール工場だったって。海外はそう言うの多いな。だから雰囲気ある。日本は、それを作りました、って言うのじゃない感じのハコはやはりあまり見当たらないからね。これは防音に対する街の許容度の違いもあるんだろうな。ロシア、こう言う社交のクラブもかなり面白そう。ある程度滞在するのもホント楽しそうだと思う。
ここで、Shaktiにも居て俺のプレイ全部聞いてた周りの一人とふと仲良くなった。彼は偶然Romanian House系にかなり近いアーティストで、ありがたい事に俺のプレイの意図も汲んでくれていた。たしかにラウンジーなのかけてたけど他のDJとは明らかに違うのかけてたねって。彼はこの店Krysha Miraのスタジオで曲の制作をしていて、ここは彼のHOME。そしてラッキーな事に次に行こうとしてた店はまた彼の第2のHOMEとの事。
そこで、ここはもうこのくらいにして、今すぐ俺の行きたい所に一緒に行こうという事になった。そう、念願のARMAへ!
写真は移動のタクシー。正規のなんて一台もおらず、当然のように白タクだった(笑)。値段交渉して乗ってた。でも別の時にホテルで拾った普通に看板出てる正規のタクシーでもメーター付いてないで値段最初に交渉して乗る感じだったな。なんだろなあこの感じは。
到着!!
ARMA entrance
今日のmenu
これが素晴らしかった。本当に。人もいい。女の子がみんな顔合うとにっこり笑って来る。何だこの感じ。みんなカワイイな。
かかってる音、ものすごく良かった。そして内装、激ヤバだった。連れて来てくれた友達が端から主要な友達を紹介してくれるので、初めてのハコなのに最初からなんかあまりawayな感じじゃなく入って行けた。
なんか久々にものすごく面白かったな。何と言うかとにかくまず雰囲気のあるハコだった。
これじゃ何だか分からないかもしれないけど。。
入ってさっそく愉快な仲間達と遭遇。Berlinでいきなり会ってもそこまでは驚かれないけど、さすがにMoscowにいきなり居たのにはビックリしてた。たまたま仲のいいCanada Crewが3人でブッキングされてて最初からだいぶ気が楽になった。
(中) Mole, (左) Konrad Black Mike Shanoonはプレイ中w
ロシア版Red Bull
BAR17 / ここは多分ちょっと若手だったような気がする。
GALLERY / ここの感じがとにかく雰囲気があって激ヤバ。本当にアーティスティックそのもののハコだった。退廃的であり前衛的。きれいに整備された近代的なクラブには決して出せない雰囲気があった。Berghain/Panorama Barに初めて行った時に近い感覚があった。
ARMA主宰 EASY CHANGES。
この日は2日前が同じくオーガナイザー(?)の女性の誕生日と言う事で、そのバースデーバッシュ。と言う事でこのメインフロアー、普段とはコンセプトを変えてやっていたようだった。普段はRicardoなんかも回すようにこのフロアーが一番盛り上がる使用らしいが、この日は1日通してspiritualなelectronicaがかかっていた。このフロアーがワーッと盛り上がるところも見たかったが、逆にそう言ったプレイはどこかしらでいくらでも必ず聞ける。こう言ったタイミングがない限り普段では特に日本ではまず聞けないであろう彼らのそう言った思いっきりダウンなセットを聴けたのは本当に貴重な機会だった。こういう音楽かけるんだ、って言う驚きがたくさんあった。ARMAのリリースよりも全然もっとローな感じ。でも彼らのそう言ったフィルター/価値観/選択感を感じない限りああいった曲達は日本人の自分達の感性では選べないなと実感した時間でもあった。あの感じは体験しないと自分は分からなかったなと思った。
とにかくハコの中の色合いが退廃的でいい。
これは音の吸収材みたいなヤツだね。
それが椅子にもなってる。
中で寝っ転がれるようにもなってる。
分かりにくいけどこれは金属むき出しの感じの階段。この感じまさにBerghainっぽかった。
素晴らしくARTな内装。しかもこれが毎週変わるらしい。
Etapp Kyle - Richie Hawtinが自ら見つけてEnter.に引っ張って来たと言う逸材。この人の世界観もまた独特だった。翌週のIbiza/SpaceでのEnter.で小さいフロアーで回してたがそちらもまた素晴らしかった。とにかくこのフロアーでは圧倒的な"質"みたいなものが感じられた。すごく貴重な時間だった。
ここのオフィシャルか何かの雑誌のカメラマン。会った事もないけど「お前知ってるぞ、RAHAだろ」って言ってきた。いい人だがギャグがくどかった。
ここのコ達はあからさまに逆ナンしてくる。ほっといても端から寄って来た。
この日の最後に指名されていたのはRomaniaのPiticu。音楽も素晴らしいけど彼は本当にいいヤツだ。俺は行けなかったけど2日前の木曜日にIbizaのとあるハコでRhadooとB2Bやってたばかり。Time Tableにあるように彼の出番は昼の12時からw 全てが日本の感覚ではないなあ。
結局夕方4時くらいまで踊ってたが、金曜の夜9時に起きてからずっと起きっ放しで7時間移動に費やしてロシアに来てたのでさすがに疲れた。この日(すでに日曜日)の夜何もなかったらとことんいってみてもよかったけど、この晩はまた絶対に行っておきたいパーティーがあったので、この日はここら辺で切り上げる事にする。
とにかく初めて行ったARMA(アーマじゃなくてアルマだった)、噂には聞いていたが本当に素晴らしかった。かかってる音楽がまず間違いなかったし(他の曜日は知らない)、ハコがヤバ過ぎ。そして何より居る人達がCOOLに遊んでた。遅いアフターの時間まで残ってる人なんか特に結構みんな飲んでるはずなのに、誰一人として変につぶれかけてたりカッコ悪く酔っぱらってる人居なかった。その事ロシア人の友達に言うと、「そんなの当たり前だよ~、ロシア人はカッコよくするよ」と言う答えだった。そう言うプライドを持ってできてる感じいいね。やっぱりスマートに遊び通せる人達は好きだなあ。日本人も酔っぱらってもスマートに振る舞える人は好きだなあ。その逆な厳しい人多過ぎな気がするけど。。
一緒に来た友達ともいつしかはぐれ、アテンドしてくれた人ももちろんとうに居ず、帰り一人だからタクシーに乗ればいいやと思ってたけど、考えたらユーロしか持ってなかった。Krysha MiraでもARMAでもみんな飲み物お金払わせてくれないから分からなかったけど、それでいけるかと思ってたら、どうやらルーブルしか通用しないようだ。予習してた情報と違うぞ。当然タクシー乗れない。外は雨降ってるし街に出たらほぼ英語通じない。両替近くに在るか見当も付かない。この国でいきなり一人で電車乗るなんて相当なヘビーな修行。と言うよりユーロでは電車もムリだった。さてこれは少々困った事になったなと思いかけたら神様が助けてくれた。アテンドの友達から連絡が入りちょうど迎えに来てくれる事になった。ギリギリセーフ。それにしても俺とした事が空港に続きこれまたちょっとうっかりしてたな。危ないとこだった。
でも車を待ってる間、何故かARMAのこのアフターの時間の責任者が近くの寿司屋(超コンビニエントな)に付き合ってくれてこの簡易寿司二人で食べながら色んな話ししてた。彼が居てユーロ替えてくれたからこの寿司も食べれたんだw
翌日。と言うかその夜。何とか寝てある程度は回復。まずはDinnerへ。このMoscow、とにかく夜の景色が素晴らしくロマンチックだ。
建物のライティングがすごく素敵。
ここはレストランだがパーティーもよくやっていて、内装は素晴らしいって。残念ながらこの日はClosed。
ここら辺すごくいい感じだ。ロンドンのBrick Laneにも似てる感じだった。(ロンドンの人、違ってたらごめんなさい)
入った店。ご飯も美味しかった。味噌汁も出て来た。
この絵でとにかく止まってしまった。素晴らしく好み。この2頭実に高貴だ。この絵が売ってたらある程度高くてもきっと絶対買う。聞くと何犬だかこの犬と狼はロシアのいわゆるシンボルのような動物なんだって。
今年の6月にRussiaのNervmusicのリリースで内容も良かったからだけどそれ以上にいわゆるジャケ買いしたのがこの絵。これで絵の納得がいった。
さて、今日の行き先は。モスクワに来たらARMAと並んで絶対に行っておきたかったハコ、GIPSY。
ここは昨日のARMAとは様子が違う。これは昨日からARMAの関係者から聞いていたから驚きはなかった。ARMAのアンダーグラウンド感満載の感じに比べ、ここはエンターテイメント感満載のハコ。Krysha MiraやShakti TerraceのようなものすごくきれいなLounge感ではないんだけど、両者は全く違った。
ここでものすごく楽しみにしていたのは、日曜日の午後3時からやる俺の今一番ぐらいに好きなアーティスト、Roustamのパーティー。
これARMA行くのと同じくらいものすごく楽しみにしてた。今年のNext Waveのオープニングでサブフロアー担当してたのもGIPSYだ。
だが、、、この日曜日、Roustamの担当するパーティーはなんと1週おき、それでこの日は残念ながら違ったのだった。。残念。
それでこの日はWOLF + LAMB, SLOW HANDS,,,, それになぜかJAY HAZEなど。いいパーティーだったけど見たかったのとは大いに違った。まあでも彼らの曲はあのハコの感じにはすごく合ってたな。お洒落なお客さんいっぱい来てたし。
ここGIPSYは全部で4フロアーあって、中はとにかく遊園地に来たみたいな感じ。また、ビルの屋上にあって、天井が開閉するのもあって何かデパートの屋上に来たような感じにもなった。曜日や週によって色んな音楽がかかるみたい。Fat Boy Slimなんかの日もあるらしい。遊び場としては本当に面白そうだ。
ブランコもある。
友達が吸ってるのは水パイプか。店内のあちこちにあってみんな吸ってる。
日曜だけど夜1時過ぎるとだいぶ人が増えて来る。
まあいい感じだったな。とにかく場所が面白かった。ARMAで聞かされてたようにまた全く違う感じだった。色んなので面白いな。MOSCOWの夜のシーン、活気はあるしすごく面白いと思うよ。
この日は音も求めてたのとは違うのでそこまで深く追いかけずに送ってもらって帰る。スーパー探すけど夜はどこも開いてないんだね。何とか開いてるのは逆にこんな大きなところだけ。
さて翌日。実質最終日。朝11時起きる。体重かったけど何とかストレッチしてOK。
ルーブル札
景色のいいHOTEL 13FのTIME OUT BARで朝食
checkも洒落てた
さて、今日は思いっきり観光する日。
まずは何より、ロシアに来たら絶対に行きたかったドストエフスキー記念館。感動した。今日は閉館日で中には入れないの知ってたが行ってよかった。俺の家は代々ロシア文学の家系。俺の家族のルーツの一つがここにあると言っても過言ではない。家に保存されてた昔の新聞で親父とお袋の結婚式の記事を見つけた時、仲人が江戸川乱歩だった事を知った時は正直驚いたものだった。
今回ロシア来るのも他の人とは違う特別な気持ちがあった。そしてこの場所を訪れ空気をいっぱい感じれた。本当に今回のロシア旅行でここに立ち寄れてよかった。実はARMA行くより何十倍もの意味が自分にはあった。だからか撮った写真もかなり緊張しているようだ。
大きなミッションを無事終えた後は一度Shaktiに寄り、食事を頂きがてらもう一度最後の挨拶。昼間明るいところでよく見ると尚更いい店だ。Shaktiのトップと話す。土曜の音楽バッチリだったって。彼とビジネス観の話しもした。彼曰くここは本意ではないって。でもいきなりアンダーグラウンドのままの事はここでは難しく、こっから入って徐々に変えていくって考えだと言ってた。
とにかく今回思ったのは、ジャンル違ってていいから色んな一流の人達と交流する事。思うと最近これに関しては少しサボってた気がする。
トイレから出て階段で一人のマネージャーが土曜のDJかい?って聞いてきて、キミがBESTだって真顔で何度も言ってくれた。あれはホントに言ってる。素直に嬉しい。
さて、雨の中だけど歩いて見どころを観光。
救世主キリスト大聖堂
プーシキン美術館
ピロシキの売店
地下鉄乗り場
その中
多分バス停
国立図書館の前のトルストイ像。これもまた。。
ついにお目見えした、クレムリン
この警備の人は1日2交代。一人12時間動いちゃいけないんだって。
赤の広場。中央はレーニン像
ついに見えて来た!今回何としても一番この目で見たいと思っていた聖ワシーリー寺院。写真で見てた時からこれは明らかに他を圧倒する印象だったけど、実際見るとこれはちょっと感動ものだった。
まさにディズニーランドの世界。
雨もかなり強くなってきたし、これでもう大満足。歩いて回る観光はもうこれで切り上げ。そして雨の中タクシーで向かう場所は。。
チャイコフスキー・コンサートホール
これも絶対に行きたいものの一つで、あらかじめ日中にチケット買っておいた。木曜日にSpaceで会ったMathew Johnsonに、ロシア行くんだったら絶対にクラシックコンサート行った方がいいぞ、ホントに特別だから、と言われていた。彼の音楽をものすごく信頼してるから、彼のアドバイス、絶対に実行しようと思ってた。彼があれだけ言うんだからホントに素晴らしくて自分の肥やしになるんだろうなと思った。
中に入るなり、なんか既によかった。日本では昔ホンの時々何万円とかのチケット買ってこういったオペラとかの海外の超一流と呼ばれる人が来た時見に行ってた。でもこの本場ロシアの、それも超一流の場所で超一流のプログラム見れるのはまた格別の感じがあった。
今日はオーケストラの演奏とロシア伝統舞踊の合作の特に間違いないプログラムの日でそれもツイてた。ホテルのフロントの人、もう絶対!って感じでおすすめしてくれてたもんな。
素晴らしかった。fantasticで最後自然と涙出た。本当に見て良かった。
演奏団はここ
中のcafeも重厚な感じ
終わってから隣接するチャイコフスキー・カフェで本場のロシア料理ボルシチ、ビーフストロガノフも食べれた。ああこれで満足。
モスクワはとにかく夜景がきれい。
俺の泊まってるホテル
詩人であり革命家だったマヤコフスキー像
なんかちょっと銀座っぽい趣きがある。
街の色とかほぼこのままだからね。特に夜は美しいよ、この街は。
ホテルに戻ってもうあまり時間もなく、帰る荷造りをしている最中に、裸足でいたら左足の爪剥がしそうになった。と言うより半分剥がれた。これは例の5月のSunwavesで爪やっちゃって右親指の方は6月Ibizaに来る日に剥がれたけど、左親指の方はまだそのまま残っていたヤツ。結構痛かった。
スペインの携帯で友達のロシア携帯にかけたらホンの一瞬でクレジットが20ユーロ飛んだ。プリペイドだから早過ぎる。ビックリ。SMSも1回で3ユーロ強。もう使わない。し、使えなくなった。クレジットがもうないww
さて、送ってもらっていよいよロシアともお別れ。今回最後まで雨だったな。モスクワでこんなに雨降るのってめずらしいんだって。今度は冬に来てごらんよ、と言われた。冬はムリだよ、ここBerlinよりも北にあるんでしょ?と言ったら、たしかにー20℃くらいになるけど、湿度がないからそんなに寒く感じないんだよ、と。それでも東京育ちの俺にはムリだよー。
今回、実際居たのよりも倍ぐらいは居た気がする。なんでだろう?濃厚で有意義な時間だったんだろうな。今回のロシア行き、自分にとっても本当に良かったと思う。いつもの普通にいつものヨーロッパに行ってるだけでは気付かない大切な事も再認識したと思う。この気持ち、気付き、大切にしようと思う。
今回ロシアに呼んでくれて本当にありがとう!また会える事を楽しみにその日まで!
さあ、行きと同じくViennaを経由して、再びIbizaへ戻ります!
さあ、ここで旅から離れ、日本に帰ったらすぐの、東京でのパーティーの告知をさせて頂きます!
来週末にはいよいよ帰国しますが、すぐさま大きなパーティーを2つ続けて行います!。帰国翌週の10/26(土)にはさっそく、毎年恒例のハロウィンパーティーを渋谷のお洒落人気スポットLegatoにて開催!!これは本当に楽しいです!
そして続けて次週11/2(土)には、6月に続いて僕のパーティー『Beat In Me』の開催です。今回のゲストはなんと!来ました!!このコラムでも何度も登場していますが、世界を震撼させているルーマニアン・ハウスシーンの大物、[a:rpia:r]3人衆の一人Petre Inspirescuの招聘が決定しました!! 日本人の出演者も豪華な面々が揃いましたよ!
どちらも絶対に遊びに来てもらいたいパーティーですので、みんなどうぞ予定を入れておいて下さいね!みんなに久しぶりに会えるのを楽しみにしています!
『Legato Halloween』
2013.10.26 SATURDAY
23:00 OPEN
PLACE: Legato, Shibuya 03-5784-2121 http://www.legato-tokyo.jp/
DOOR : 3000Yen Discount: 2,000Yen
https://www.facebook.com/events/1415714701980112/?notif_t=plan_user_joined
MAIN FLOOR
- SATOSHI OTSUKI (TRESVIBES / CIRCO LOCO JAPAN)
- SO (Mindgames / LABYRINTH / TRI-BUTE)
- RAHA (Ooooze / Tokyo Loves..... / Beat In Me)
- SHINYA OKAMOTO (Foureal Records)
SUB FLOOR
- KUSDA (Raft Tokyo)
- ANDY (MASAYASU + YOSA + WASHIO)
- LAMB (Daytona / BLAFMA)
- QP
- ALYN
ハロウィンの季節が近づいて参りました!例年大好評となっているハロウィンナイトを、今年も東京の夜景を臨む美しいロケーション"Legato"にて開催します。華やかでスペシャルな一夜にすべく、メインからサブまで総勢9組の実力派DJを揃え、大迫力のサウンドシステム"FUNKTION-ONE"でお届けします。皆様、この日は是非とも気合いの入った仮装でLegatoにお集り下さい!
We host our Halloween Party at Legato, beautiful well-known place in shibuya!! We bring you the best music with FUNKTION-ONE here!
Really lookin' forward to seeing you there everyone. We welcome you, please join the party!!
■2) 『Beat In Me feat. Petre Inspirescu (a:rpia:r)』
2013.11.02 SATURDAY
22:00 OPEN
PLACE: AIR
DOOR : 3000Yen Discount: 2,000Yen
https://www.facebook.com/events/204012346438468/?context=create#
ー B2F MAIN FLOOR ー
Petre Inspirescu ( [a:rpia:r] / Yojik ConCon / from Romania)
RAHA (Ooooze / Tokyo Loves.....)
Taro (op.disc)
TIMO (RAFT TOKYO)
ー AFTER HOURS ー
DJ PI-GE (Pan Records / TRESVIBES)
Yoshitaca (Fasten Musique)
ー B1F LOUNGE FLOOR ー
SOE (SOGUTTOKYO / i TOXICO !)
YASU(Make Some Noise/Be Your Freak)
Junki Inoue (Heike)
goshin (OSUSHI DISCO/chai chai parr)
ー NoMad ー
T.B.A.
世界が大注目のルーマニア・ダンスミュージックシーンを体感する夜
現在、世界のミニマルテクノ・ハウスシーンを凄まじい勢いで席巻しているルーマニアのアーティストたちを紹介していくパーティ “Beat In Me” が、6月に続き2回目の開催を迎える。メインアクトを務めるのは、彼の地のシーンにおける中軸的存在の1人であるPetre Inspirescuだ。07年に盟友Rhadoo、Rareshとともにスタートさせたa:rpia:rは、ルーマニアの最重要レーベルとしての地位を 瞬く間に獲得。そして今年、ミックスCDシリーズのトップブランドFabricからリリースした自らの楽曲だけで構成された「Fabric68」のヒット によって、彼の名声と評価は揺るぎないものとなった。ダンスミュージックの進化の最前線を、ここで体感してほしい。
<Petre Inspirescu プロフィール>
目下ミニマルテクノ・ハウス界を席巻するルーマニアシーンの中で、盟友Rhadoo、Rareshと共に中枢的存在として活動するPedroこと Petre Inspirescu。1999年、ブカレストのWeb ClubにてDJキャリアをスタート。その後、イビサのクラブDC10にて開催されているCircolocoのレジデントとなる。その優れた音楽性とDJ プレイは、辺境の地とされていたルーマニアが持つ豊かな音楽シーンへの興味を一躍高める契機となった。2007年にはRhadoo、Rareshと共に [a:rpia:r]を運営開始。近年はオーケストラを交えたプロジェクトπEnsembleを立ち上げ、ストリングスなど管弦楽の持ち味を存分に生かし た新解釈オーケストレーションを世に送り出している。2013年、自身の楽曲のみを使用したミックスCD「Fabric68」が各メディアで称賛を浴び た。
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