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Ibiza Through RAHA’s Eyes - vol.7: Closing Seasonの始まり



9/9(日)
さあ、前回触れたように9/8、ElevenでのGuy Gerber Liveの後の最後のDJを終え、朝そのままダッシュで成田へ向かいました。どんなに遅くとも07:51品川発の成田エクスプレスには乗らないとマズく、激重のトランク一式持って夜中現場入りしました。
この日のDJはトリをやらせて頂いてたので、最悪その電車に間に合うように自分で終えればいい感じでした。4:30-Lastだからまあ2時間半弱ぐらいやっても大丈夫かなと思ってました。ところがGuyさんノリノリになったのかLive終了が1時間以上遅くなり、僕のスタートも5:30に。絶対かけときたい曲が多々あったので、時間ヤバいの承知で最後の曲も最後のfade outまでかけてて終わったのがもう7時過ぎ!マジヤバい!!お店のみなさんやGuy達への挨拶もそこそこに超速攻で片付けしout。表に待たしててもらったタクシーに飛び乗っていざ品川へ!なんとかなんとかマジ滑り込みセーフ!と言った慌ただしさで今回の旅は始まりました。でもこれも楽しかったな。
(ちなみにGuy Gerber、こっち戻っても何度となく会いますね)


しかしがんばって予定通りに着いた成田空港で事件勃発!なんでKLMカウンターに人がこんなに溢れてんのかなと思ったら、なんと....搭乗予定機の5時間以上のdelayがすでに決定....
って事は、その後のIbizaまでの乗り継ぎ便も当然アウト。ガ~ン。

これの何倍もの列が、ものすごい遅さで延々と続く。


今回は乗り継ぎ時間の便と料金的に最も良かったKLMを利用し、成田 ー アムステルダム ー イビサと2便だけで当日日曜日の夜にはIbizaに着いてる予定でした。だけど、この遅延により、5時間半後の便でアムスまで行ってもその先の移動手段がもうナシ。よってアムスに1泊して、翌日のIbiza行きの便も早い時間にはなく、しかもこの日はMadridを経由する便しかなく、結局Ibizaに着くのは夜遅く。まだ今回は全旅程をKLMで通しで取ってたから、その先のチケットとアムスでの1泊は保証されてたからマシだったけど。これが自分で個別に買ってたら彼らはその先のものに対しては何もしてくれないからね。いつもは結構その先自分でネットでローカルの飛行機会社のを買ってる場合の方が多かったから、今回はまだ助かった。

でもでも、9日の夜にIbizaで予定も入れてたし、成田でのKLMカウンターの一見美人のスタッフが、うちら乗客全員切れまくってるのに、あまりに失礼な、ちょっとあのイスに座っている立場にしてそしてこの100-0の失態をした側の人間としてあり得ない物言いするから、さすがに怒ってクレーム付けたらそこの責任者が出て来て平謝り。その上内緒で当日着く乗り継ぎ便を探して出して来た。できるなら最初から出せよ、と思ったがまあよかった。ただ、同じグループでもないSpainのローカルのVuelingの便をなぜおさえられるのか、ホントに大丈夫か一抹の不安はあったが、成田でその責任者がVuelingのカウンターまで行って話し付けて来て仮チケット持って来てくれたわけだからまあ安心していた。

だがまたまた今度はアムスで問題発生。飛行機会社違うから預け荷物出してVuelingのカウンターで再チェックインしようとしたら、「何それ?」って言って受け付けてくれない!何度も話して確認取ってもらったが、それ国際ルールでは他飛行機会社間のそう言った振替はあり得ないわよ、って言われた。成田でKLMの彼らオフィシャルで動いて手配したんだよ!? って言ったけど、日本の彼ら国際ルールをきちんと理解していなかったのね、と言われて、逆に実際たしかにムリな話しだよな、と納得した。もういいやと思ったんだけど、一つだけその時言いたかったのは、KLM、プロなんだからちゃんとしろよ、これあり得ねえだろ!? って事でした。

まあその後KLMカウンター行って事情話して当初の変更予定通りにし直し、意外と結構いいホテルにもチェックイン。フォローはちゃんとしてたから途中からadventure気分で楽しめたよ。それにしてもこの日のKLMは、俺の便の5時間delay自体が空港職員も数年でも記憶がないぐらいと言うのに、ここアムス着でのこの大幅delayが成田からの俺らの便だけでなく、Mexico, Chinaからの計3本が同時大幅遅延でさらにほぼ同時刻にarrive。KLMカウンターは彼らも見た事がないと言うぐらい大変な事になってた。1コの手続きするのにみんな3時間とか並んでたよ。

アムス・SCHIPHOL空港 ここではヒマワリが旅行者をお出迎え


ものすごい人数がその1泊する各HOTELへ。人は溢れてて、そのHOTEL BUSが来る度に殺到。一緒になった日本人の人達数人と共に動いてたけど、何故か我々日本人はいつも列の最後になってしまう。きっと民族の気質的に明らかに押しが足りない?でもホントそうだなとこういう時に実感。



そんなこんなで成田から当初乗るはずの時間から、Ibizaに辿り着いたのはなんと44時間後。もちろんこれまでの最高記録です(笑) 疲れたよww




さあ、そんなトラブルがありつついよいよイビサに再到着!!夜22時半着。帰って来たよ~。
そして、そんなにハッスルするつもりは毛頭なかったのにも関わらず、ここから恐ろしいまでのパーティースケジュールが始まるのである。

車をpickし、ちょうど空港に来ていた島に住んでる仲間達と合流しDinner。そして自分のアパートへ。今回は最後まで移動しないようにしてあるから楽だ~。



今回のreportは、着いて10日ぐらいの間に行ったパーティー中心のレポにします。とにかく頭から2週間はまじパーティー過ぎて大変過ぎた。クロージングの恐ろしさとペース配分は分かっているつもりだけど、今年は特にクロージングの期間が前後にばらついて延びているので、こっちは本当に大変。どんなに削っても、やっぱ色々行きたいの、行かなきゃいけないのばかりだから、もういっぱいいっぱいです。これが今年は10/10過ぎまでこっちであるから(ホントはその後も色々あるけど)、この大変なペースが結局4週間半続くかな。そんでその後ペースをガクンと落としてrestしながらゆっくりローカルの人達だけのパーティーでみんなと遊んでから帰ります。あ、アムスでADEちょこっと寄るけど。。

とにかくもう着いた時からすでにいろんなクロージングパーティーが始まってた。

まずはその着いた月曜の夜、数時間後にCOCOONのLOCO DICEへ。まあこれはどんなに楽しいかこれまでもレポしてるからDICEのちょい写真だけで簡単に通過。


そして朝からそのCOCOONのアフタービーチパーティーへ。この日のはInvited only。northのとある場所の、ああ、これはまさにシークレットなビーチパーティーだね、という完璧なロケーションのとこでした。あの感じはホント理想だなと思った。

海を見下ろす崖を登って伝って行くとさ、



こんなのが奥に現れて来るんだよ。


やばいっしょ。ちなみにこれは最初から回してたDorian Paic。


こんな海で


こんな感じ。


ここを家族3人だけで泳いでる。いや、これは気持ちいいだろw



とにかく素晴らしいロケーションだったな。あそこは初めて行った。2週間前にRichieもここでアフターやったんだって。 東京の近くにこういうとこありませんか~~~~???
ただこの日は、途中でpoliceが来てしまって、なんと昼過ぎぐらに音が止まってしまった。残念。。関係者の人達もあのような場所にシステム運んだり、準備だって大変だったろうと思います。法律とどのように向き合って音楽をみんなで楽しんでいくかっていうのは、今の日本に限った問題ではないようです。

でもまあ僕個人の事を言うと、日本で徹夜でDJした後、44時間移動に費やし、着いてすぐにLOCO DICEでガン踊りからのアフタービーチパーティー。これはムリあり過ぎ。早めに部屋に帰れたのは僕の体調的には幸いでした。




さて15時間ぐらい寝た後、興奮冷めやらぬ翌日水曜日。この日はIbizaからboatで約40分の美しい島Formenteraで行われているCOCOONのClosing Party。
ゲストにLoco Diceと、あと3年前のPatagonica DJ ContestのChile側の優勝者で、その年日本で僕らがやったハロウィンパーティーでも一緒だったFrancisco Allendes!!! Diceは人柄も含め僕のNo.1なんでもう言わずともですが、彼Franciscoは本当に本当に最高なんです。2年前からかな、ChileからここIbizaに彼は移り住んで、去年かな、やはりアーティストのPaolaと結婚し、本当に人として最高に素敵な日々を過ごしているだろうな、と見てて思える人の一人です。人柄がとにかくカッコいいし気持ちいいしいいヤツだしで、その上に特にここんとこのリリース、立ち位置がヤバいんです。Loco Diceのレーベル - Desolatの中でだけにとどまりませんが、tINYと並んで今最も充実しているアーティストの一人と言えます。前のだけどこの曲聞けば一番分かるかな?『Llovizna』http://www.beatport.com/search?query=Lloviznaまあここんとこリリースしまくってるの色々聞いてみて欲しいです。

この日は、ちょうど日本から来ていたDJ Ryo Tsutsui と、三茶フェスやってる RyuクンがIbizaに来ていて(RyoはFranciscoと同じ年のPatagonica Contestの日本側の優勝者で、彼とは懇意)、Ryoの誘いもあって3人で連れ立って行って来ました。

Ibiza Centerのboat発着所からみんなで乗船し、ちょっとした小旅行気分。6月のSISと一緒に行ったのに続いてですが、やっぱり楽しい!



セッティング終わってみんなで行ったレストラン、あれは素晴らしかったな。



さてPARTY。


Francisco Allendes


Loco Dice




なんとこんなパフォーマンスに男達はみんな大騒ぎしていた。


ENTERのプロモーションの女の子も遊びに来てたのでみんなでシールをお付き合い


Francisco & Paola




PARTYが終わって朝の便でまたみんなで一緒に帰って来る。このFormenteraのparty、Ibizaのデカ箱に比べ小さい分全員の一体感がすごくパーティー感がホントに感じられ、俺はホントに好き。今回もものすごく楽しかったなあ!tnx!!




翌木曜日。この日のIbizaは、Richie HawtinとLucianoがそれぞれお互いのパーティーでコラボするって話題で一色だった。
今年Richie Hawtinが自ら立ち上げた毎週木曜日のSpaceでのParty『ENTER』。同じく今年からMarco CarolaがスタートさせたAmnesiaでの『Music On』と並んで、今年のIbizaでのNo.1,2を競うパーティーであるのは間違いない。
とにかく企画が独創的でキャスティングも毎週本当に魅力的。Richieの、パーティー・お客さん・シーンへの深い愛情が強く反映されているPartyで、彼のプレイ自体も毎回とても踊らせてくれます!僕は以前から単独で開催されているKehakumaというPartyが担当しているTerrazaが特に気に入っています。

今年日本で、Womb Adventureが招聘するメインコンテンツがこのEnter。今年の12/15が今から本当に楽しみです。Enterについては来週以降にまた触れますね。
そのRichieと、これまた昨年WA'11にメインコンテンツとして登場したBagabundosを主宰するLuciano。ともに自分のBig Partyを持つ二人が、それぞれのパーティーでB2Bし合うという、超画期的、発展的な企画の一夜がこの日でした。

まず0時までUshaiaで行われているLucianoのPartyにRichieが共に登場。


そしてその後、Ushaiaの目の前にあるSpaceでのEnterに今度はLucianoがspecial guestとして登場。二人のB2Bは本当にいい絵でした。




今年のIbizaは今までと違う動きが顕著。COCOONのSVENがやはり直前までのSecretでEnterに、Carl Coxはcircolocoに登場、などなど、今までではちょっと考えられなかった色んな動きが起きている。全体で盛り上げて行く事を各自が本当に真剣に考えているのが分かる。シーズン中、重要人物が軒並み顔を揃えているので何か発展的な会話が起こり得易いという要素があるのかもしれない。他国の僕たちにとっても、色んな角度で、学べるところが本当にたくさんあるのが、ここIbizaであるとも言える。

友達 (右SPACE/ENTER Resident REMO, 左Alessandro)




さて明けて翌日の昼間はちょっとだけJamie JonesのBeach Partyに行って、(さすがDJ裏、おしゃれでカワイイ女の子だらけだったw)



夜はMusic Onへ。これは、今年Cocoonから袂を分けて自らのパーティーを同じAmnesiaで金曜日に立ち上げたMarco CarolaのNew Party。これは最高です。今年のIbiza Awardsは、EnterとこのMusic Onの勝負であるのは間違いないでしょう。
このParty、とにかく音にfocusしてます。お客さんもDanceしに来ている人ばかり。そしてこちらは逆に企画とかではないシンプルな形。この夏が始まる前は、騒がしいパーティー好きのイタリアーノばっかりのパーティーだろうからなあ、って音関係の通な人達、世界の多くのDJや友達はどちらかと言うとあまりいい風に言っていなかったけど、始まってみると、いやいや本当にヤバい事になってる。フロアーとお客さんのバイブスが、本当にテーマの「IT IS REALLY ALL ABOUT MUSIC!」を実感させる。当初はこの日がClosingのはずだったんだけど、あまりに人気で売上も鬼(売上に関しては今年のIbizaでダントツと言う話し)なので2週追加されました!ナイス!そして来週は我らのMarc Antonaのセット!Carolaと二人だけ!これはすごい事。本当に楽しみだ!






日曜日には珍客が訪問。イタリアの売れっ子モデルです。Colaが爽やかですね。



そして月曜日はDC10 - circoloco !!!! 前述の彼の出番です!
『SATOSHIOTZUKI』!! じゃなくって正しくは 『SATOSHI OTSUKI』!!!


プレイ今までここcircolocoで聞いてた彼のプレイの中で一番良かった!


circolocoはやっぱり最高だ~~。面白い~~。写真なんて取ってないよ~~ww 疲れて死にそうだよ~




あんま寝る時間もなく翌日は夕方からDesolatのtINYの『tINI & THE GANG』Closingへ。写真撮ってないけど、小っちゃいビーチに2,000人来たって!!


Paola


Francisco Allendes





そんでもって夜は、今年の俺にとってのBest Party『Next Wave』へ。6月に行ったPunta Ababiでのオープニングもすっごく楽しかった、ルーマニアンハウスのパーティー。他のBig Partyみたく毎回そんなに激人入るわけじゃないから、色んなとこに場所移してやってる。行ってる中で最もアンダーグラウンドを感じるパーティーがこれ。音も俺にはbest。
ここしばらくはなんとあのPrivilegeでやってて、あのデカ箱を半分に分けて、片っぽでは入り口別にして全く違うパーティーやってる。あのやり方面白いなと思った。でもあのコマーシャルなものしかここ数年やらなくなったPrivilegeでこのパーティーとは意外だったな。まあ島の周りの人みんな意外に思ってるけど。
でもやっぱり元植物園という特性もあって、ハコは素晴らしいな。感じがもう違うもんな。




この日はvery special secret guestと打たれてた。メインのValentino Kanzyaniとb2bするのは、なんと......Luciano!!
昨日のRichieとのプレイスタイルもここ最近のBagabundos styleの彼とは別人ですごく良かったが、この日はさらにさらに違った!Lucianoが元の場所に帰って来た!とパーティー前からみんな口々に言っていたね。ミニマルを回してる彼、俺の目にはいつもよりも本当に心から楽しそうだな、と映った。今のスタイルもいいけど、本当に彼のoriginのところに戻って来て欲しいと、少なくともこの島の俺の友達の、音を聴いてるほぼ全員が思っている。







Nima !!!



ああ、この日は本当に本当に心から最高に楽しかった~。多分ここまでで一番楽しかった。素晴らしく楽しく心地よい気持ち、あれがそれだな。
ああ、クロージング今から楽しみだな。楽し過ぎて幸せで死にそうだな、これは。
Ricardo Villalobos - Raresh - Petre Inspirescu - Rhadoo - Valentino Kanzyani - Dan Andrei - Ian F.




とここまで、書けば簡単だけど、実際にやると楽しいけれど地獄のようなスケジュール。書いてないけど、写真撮ってない小さいパーティーと、他にもビーチだDinnerだなんだかんだとあるからね。なんとか生きてます。

もう今日はこれでお終い。
次回は、ENTER CLOSINGから話しを始めると思うので、みんな楽しみにしていて下さい!!

Hasta luego!!

https://www.pioneerdj.com/ja-jp/product/software/wedj/dj-app/overview/