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『メトロ大學 緊急上映会:311以後を生きる』-day1- 『六ヶ所村ラプソディー』上映会&鎌仲ひとみ監督 トークショー

『メトロ大學 緊急上映会』

東日本大震災による福島第一原発の事故によって、全ては遠い国の誰かの物語ではありえなくなったしまった。
これは被災者の方々だけでなく私達現代を生きる一人一人に鋭く問いかけてくる現実です。

多くの表現者達は声を挙げ続けていました。2006年に青森県六ヶ所村の核燃料再処理施設の現状を知ってもらう為、坂本龍一氏、Shing02氏、Christian Fennesz氏ら多くのアーティストが『STOP-ROKKASHO』プロジェクトを立ち上げ、映画『ヒバクシャ~世界の終わりに~』で放射能汚染ついての作品を発表していた映画監督の鎌仲ひとみさんは六ヶ所村の再処理工場を舞台にする映画『六ヶ所村ラプソディー』を発表し、精力的に活動をされていました。

今、山口県祝島とスウェーデンの原発建設を主題に、未来のエネルギーと生物多様性について描いた鎌仲ひとみさんが監督し、Shing02がサントラを監修した最新作『ミツバチの羽音と地球の回転』が日本各地で上映され、静かに、そして確実に多くの方々に波紋を投げ掛けています。

今回メトロ大學では、この問題について多くの人が気付き、自分なりに考える契機となった作品『ヒバクシャ~世界の終わりに~』、『六ヶ所村ラプソディー』の上映会を2夜に渡って緊急開催します。両夜とも、鎌仲ひとみ監督によるアフタートークも予定しております。

実の多くの示唆の富むこの映画を、是非多くの人に見て頂き、考えるきっかけとして頂きたいです。
311以後を生きる、これからの私達自身をしっかりと見つめる為に。


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311以後を生きる

福島原発の事故によってすでに膨大な放射性物質が環境に放出されてしまった。
放射性物質は自然循環に入り込み、私たちの元へとやってきた。

「ヒバクシャー世界の終わり」で私はヒロシマ・ナガサキ以降にうまれた新しい「ヒバクシャ」にイラクで出会った。
石油争奪戦争に打ち込まれた原子力産業のごみから作られた劣化ウラン弾がイラクの子供たちから命を奪っていた。遠いイラクで起きていることと私たちが日本で毎日電気を使う生活がつながっていることをあまりにも多く人々が知らなかった。

原子力発電に頼ることの内実、意味を「六ヶ所村ラプソディー」で問いかけた。
原発の正体、放射能汚染の危機を知ってもらいたかった。
そして、「ミツバチの羽音と地球の回転」で原発から足を抜く希望を描いた。
希望へと至る道程には絶望が埋め込まれている。そこを経ることなくして希望を手にすることはない。
二本の映画を観て311以降に生きることの意味を見出していただきたい。
そして考えていただきたい私たちはこれから何をするのかを。

メッセージ:鎌仲ひとみ

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