毎週末、世界のどこかにDJとして招かれ、Houghton FestivalやDimension Festival、Glastonbury Festivalといった注目度の高いフェスティバルにも名を連ねるなどの活躍を続けるdj masda。そこで得たフロアからのアップデートと自然な流れで親交を深めたアーティスト達との邂逅が、Cabaret Recordingsを形成しているようだ。
ここ10年のミニマルハウス/テクノから派生したシーンを振り返って現在のシーンを見てみると、UKテックハウスやエレクトロ、ブレイクビーツ、さらにイタロハウスやボディーミュージックなどの要素も取り込んで複雑かつ色彩豊かに展開していると感じる。その中でもCabaret Recordingsは注目の才能を(時にはまだ注目を浴びる前にいち早く)ピックしつつ、シーンの真ん中をあえて外したような独自の路線を維持することでシーンの活性化に貢献し牽引する役割を担うレーベルであり続けている。年間2〜5枚のペースでシングル・アルバムを発表し、アニバーサリーイヤーの今年に35番をリリースする。
この度のアニバーサリーを彩るゲストには、渡欧後のdj masdaがキャリアを共にしてきた実力極まるDJ達が名を連ねている。
10/14(土)にはかつて東京都内で開催されていたCabaretのパーティーにも出演し、Time Passageレーベルの主催としても信頼の厚いBinhを迎え、11/3(金)にはMy Own Jupiterを主催し、ウルグアイの濃密なテクノシーンを世界に伝播させたNicolas Lutzが来日する。12/1(金)はNY・ベルリンでキャリアを磨き、BinhやNicolas Lutzと並び称される実力者Evan Baggsと、香港からdj masdaもヘビープレイするKlasse Wrecksの主Mr.Hoに加え、So Inagawaによる貴重なライブセットとTakashi HimeokaによるDJも披露される予定だ。
さらに今回は100枚限定の3パーティー通し券も販売される。いずれもスペシャルなDJ達による贅沢な一夜になることは間違いないので、この機会を逃すことなく、3つのパーティー全てに足を運んでみてはいかがだろうか。