Privacyはデビュー以来10年間、数多くのアンダーグラウンドヒットとフロアボムをリリースし続けてきた。
Klasse WrecksやKlaksonといったレーベルからリリースされた作品では、ドレクシアの深海に沈んでいく様なスリリングさを備え、アシッドとフューチャリズムが交錯する軽快なミュータント・バンガーをリリース。2018年にリリースされたキラー盤【New Product】で、高速ゲットー、スロモーEBM等のPrivacy流エレクトロがフロアヒットとなりリプレスもされた。
昨年リリースのEP【Mnemosyne】では、discoid techno, west coast electro, そして far fiction dubstep、様々な影響を4つのトラックに注ぎ込み、錯乱するほど非同期的に表現している。
Privacyのトラックは、聴くたびに新たな発見がある。ダンスフロアで発揮する一面を持ちつつ、詰め込まれたディティールは聴けば聴くほど、リスナーの注意を引きつける。DJブースでも同じく、エレクトロ折衷なセットが意味と目的を持ち捻じれ回る。