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FATALI

名前はEitan です。年齢は20歳。イスラエルの北部にあるNazareth Illiという街に住んでいます。 私が初めてトランスミュージックを聞いたのは12歳のときでした。私はそれにすぐに惹かれ、夢中になりました。私は常に音楽と共に成長してきました。ドラムは4年、キーボードは3年練習しました。しかし、私が一番愛情を注いだのはエレクトロミュージックです。
Fataliという名前は「Faith?運命」、「Li?ヘブライ語で“私の”」という意味を表します。つまりFataliで“私の運命”という意味です。私は本当にトランスミュージックを制作することが、私の運命だと信じているのです。 私がトランスパーティーに行き始めた、7.8年前は、トランスはほとんどすべてのジャンルの音楽から、そして似たようなジャンルの音楽からさえもあまり歓迎されていませんでした。そしてパーティー自体もとてもアンダーグラウンドなものでした。今日では、トランスはどんどん成長し、そして変わっています。今ではトランスだけのフェスティバルも多くあり、重要なフェスティバルやパーティーではトランスステージが設けられるようになりました。中にはコカコーラやオランジュ(仏の大手飲料メーカー)などの有名な企業がスポンサーになっているものもあります。このようにトランスはいまだかつてないほど世間に知られるようになって、そしてメインストリームの音楽になったことが分かるでしょう。

もう一つ言えることは、シーンにレーベルがたくさんできたことです。それらはトランスをさらに大きく、そしてできるだけ多くの人に聞いてもらおうと常に努力しています。私がたった一つ言えることは、トランスがこのままより高く、そして新しいレベルへとステップアップして欲しいと願っているということです。 完全にオープンだと思います。トランスアーティストたちが音楽の境界線をどんどん広げ、発展させていっていることがよく分かると思います。一番よい例は Infected Mushroomとイスラエルで最も有名なロックバンドでしょう。彼らはジャンルの境界線を超え、違う世界感を持ったアーティストとコラボレートするという新しい試みをやってのけました。現在では多くのアーティストが全てのシーンのアーティストと共に何かを共有し、コラボレートしたいと思っています。 イスラエルの情勢は私たちの日常生活の中ですべての人、すべての物に影響を与えています。音楽にも同じことが言えるでしょう。音楽はもっとエモーショナルなものだと思いますが、イスラエルの情勢は私たちをより強くし、そして人生が与えてくれる物を常にポジティヴに考えるようになりました。 トランスシーンではInfected Mushroom と私のナンバーワン・アーティストであるCosma(R.I.P)でしょう。 もし2人のアーティストが同じ視点をもっているとしたら、一緒に楽曲制作をしたり、互いの価値観を共有することは1人よりも素晴らしいことだと思います。現在、BNE から発売されるコンピレーションアルバムをコンパイルしていますが、そこにはAtomic Pulse Vs. Fatali.の曲が入っています。 狂気! トランスシーンで重要なレーベルに所属できるということは私にとって本当に名誉あることです。システムはとても円滑、そしてプロフェッショナルです。そして最も重要なことは、彼らは私のアイディアをサポートしてくれ、私に表現の自由を与えてくれ、私を1人のアーティストとして尊重してくれるという事です。 メリットとデメリットの両方があると言えるでしょう。聞きたいアーティストの全てのCD を買う余裕のない人にとっては、とても便利なものだと思いますし、アーティストにとってもリスナーの意見を新しい楽曲に反映させることができ、常に作品を見直すことができるでしょう。しかし、MP3 がCD のセールスやその他のプロジェクトにダメージを与えていることも事実です。 多くの若いアーティストたちはできるだけ早くファーストアルバムをリリースしようと、レーベルが提示する条件をじっくり確認する前に契約にサインしようと急いでしまいます。それは彼らの将来を台無しにしてしまうほど深刻なことなのです。まずは、すべてのレーベルの提示をよく考えること、そして何より重要なことは自分の音楽性を確立し、自分の音楽を完成させることです。もちろん、周りのあなたを助けてくれる友人の助言によく耳を傾けることですね。 ハンガリーでとてもおもしろいことがありました。それは2年半前くらいにGarnasci Festival でプレイした後のことです。1人の男性が私のところに、彼のTシャツの上にサインを求めてきました。そして数ヵ月後に再びハンガリーでプレイしに戻ってきたときに、また同じ男性が同じT シャツの上にサインをもう一度求めてきたのです。それ以来、私たちはずっとコンタクトをとり続けています。 私が行ったベストパーティーは、私がトランスのパーティーに行き始めた頃です。それはイスラエルの北部でしたが、どこだったかはっきりと思い出せません。 DJの名前も知りませんでしたが、それは本当に魔法のようでした。そのときに私はこの音楽に没頭していくだろうと感じました。プレイしたベストパーティーというのは難しい質問ですが、最もよかったものの1つに2004年5月の、 スイスのニューイヤーパーティー、そしてその1ヵ月後のロンドンでのthe Antiworld Launch partyが挙げられるでしょう。 機材は16か24チャンネルのミキサーと、ノードリードの2か3、コルグのMS 2000、Virus C、で、HPノートブックでキューベースを使っています。ストーリー展開はまず、前半はあまり騒がしくない音から始め、曲と曲の間に十分なスペースを設けるように心がけています。中盤からはさらにドライブをかけていきますが、全体で同じ音楽性になるようにしています。 それを言葉で表現することはできません。しかし、確実に言えることは私にとってトランスはカルチャーではなく、生き方だということです。 私のたったひとつの夢と願いは、私が現在やっていることを続けていくことです。私は、神がいつも自分が愛していること、やりたいことができるチャンスを与えてくれることに感謝しているのです。 日本に行くことは本当に、本当に楽しみにしています! 日本はその驚くべき文化から、とても魅力的な国だと思っています。私は日本人の友人はたくさんいますが、日本のことは彼らから聞いたことしか知りません。東京でのライヴは、最新アルバムのリリース後から、アルバムのコンセプトとは違う、もっとメロディーのある曲を制作したので、それらをミックスしてプレイすると思います。メロディータッチと新しい曲の雰囲気を存分に楽しめるでしょう。間違いなく、素晴らしいライヴになると思います。 Keep smiling & Loving…BoooM Japan!
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