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MITOMI TOKOTO

ハイ、ありがとうございます。 えっと、元ネタは特にないんですが、10年前のイタリアハウスの「BLACK BOX」が、きれいなピアノだったのでそれにインスパイアされて作ったものです。 正直、僕が狙ってるのは、外国のダンスミュージックやハウスのマーケットですね。日本ではストリングスがすごいハヤってますが、外国ではピアノ系が「大ヒット」って感じではないけど、ハヤってて、そんな感じの楽しいトラック作りたかったので。ピアノはやっぱり音的にあったかいし。 そうですね。去年のマイアミの「WINTER MUSIC CONFERENCE」に行って、Roger SanchezとかAxwellとか、今のハウス業界のビッグDJたちにCDを配って、それで日本に戻って、また夏前にイビサに行って、もう1回他のDJたちにも配ったら、すでにみんながプレイしていたので、ビックリしました。 いや、たとえばマイアミだと、街中でいろんなDJに会えるから、「僕のCDをぜひ聴いてください」って、ゴミ箱に入るんだろうな、って思いながらも渡すんです。そしたら、僕が世界中で1番好きなDJ、 Roger Sanchezが彼自身のラジオ番組で「the hottest track of the week」(今週一番アツイ曲!)ってフィーチャーしてくれて、ホントにびっくりしました。 Rogerは、そのときは直接の友達ではなかったけど、ある友達の友達で。それで、アプローチして「ぜひ聴いてください」って言ったら、Rogerは基本的に優しい人なんで「はい、聴きます」って。で、日本に戻って彼の番組聴いたら、ビックリしました! 今日本ではヒップホップが1番売れてますけど、今年はとにかくダンスミュージック、特にハウスをメジャーにしたいですね。僕の曲はわかりやすい曲ですけど、同じように、パーティーの方も、もっと一般受けするパーティー、エンターテイメント系のパーティーをやりたいですね。 たとえば2月11日にWOMBで変わったパーティーをやります。これは「1,000 people in White 'WHITE PARTY'」といって、ゲストDJが大沢伸一。何がおもしろいかというと、このパーティーは真っ白じゃないと入れないんですよ、洋服が。1000人のお客さんが真っ白で来る、っていうのを目指してます。 そう。なんで真っ白かというと、日本だとDJ目当てのパーティーしかないじゃないですか。今回はコンセプトはみんなが真っ白。お客さんはお客さんを見るために行くんですよ。あとはみんなの白い服はビジュアルとかを投影するためのスクリーンにもなるんです。白服にレーザーショーが映るという。 えっと、ルールはトップとボトムは白。靴、アクセサリーは白じゃなくても大丈夫。まぁ、ポイントとして他の色、Tシャツにデザインが入ったり、ブラックのデザインとかなら大丈夫ですけど、メインは白のみ。ホントに今回はどんな芸能人でもどんなVIPでも白じゃないと入れないという。1人でも白じゃない人が入ると、がんばった人たちの気持ちがダメになるからね。 実を言うとこのホワイトパーティー、毎年アムステルダムで開催されている「SENSATION WHITE」というパーティーがモデルなんです。同じコンセプトでみんな真っ白なんですけど、4万5千人。ヨーロッパでは1番大きなインドアパーティーですね。 アムステルダムのアリーナというか、スタジアムで。朝まで5万人ぐらいが真っ白で。もちろんDJも真っ白、スタッフも、デコレーションも、なにもかも全部真っ白。日本だと、さすがに僕が横浜アリーナで、こういうパーティーをやるのはまだかなぁって。だから、とりあえずWOMBで1000人を目指して、それが成功したら2000人、3000人っていうように大きくしていければと思ってます。 今日はありがとうございました!


<SAMインタビュー後記>
色々、話を伺いましたが、彼は、本当にハウスを世の中に浸透させたい、そして、パーティーをするとしても、コンセプトをしっかりと持っているし、一般の人とクラブを結びつける一番の存在になっていると思いました。

CYBERJAPAN
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*対談の雰囲気満載の全文を読みたい方はZENTO PROJECTのウェブをご覧ください。
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