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Rhian Ayanna

Rhian Ayanna
Rhian Ayanna
NYジャス畑で揉まれた原石なだけに、R&Bシーンでの評価ポイントになろう「ゴスペル出自の激唱」は当てはまらず、煌きを感じずにはいられないのが声の柔らかさと伸びだろう。特にアコースティック・ジャズをバックにした“Let Go Time”などでは実にしっとりとした佇まいを見せ、これだけの質感を出せるのは最近ではメイザ・シークかリズ・ライトぐらいであろう。打ち込み曲'は80年代なら<クワイエットストーム>と称されるであろうメロウ・ムードで、“Words”はそのメロディがマーヴィン・ゲイ“I Want You”を連想させる。 “Home”のみカリブ〜レゲエ・ムードで、彼女を育んだ環境が音楽面で反映された、アルバム中の一服の清涼剤。
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