TWIG

あの「さんぴんCAMP」から10周年を迎え、TWIGY自身もラップを始めて20周年という、日本のHIP HOPにとって節目にあたる2006年。シーンでの様々な動きが予想される中、日本語ラップ界における重要人物の一人、TWIGYもソロとしては約3年半振りのオリジナル・フルアルバムを遂にリリースする。その名も「TWIG」。「TWIG」=「真実を見抜く」と題された本作は、エセモノ・ニセモノがはびこり、音の良し悪しで判断されずにいまだ方向性が定まらない日本語ラップの「真実」、さらには、現在の荒れに荒れている日本の世相までの「真実」を見抜くことが出来る。20年というキャリアに裏付けされたスキルから繰り出されるフロウとリリック、独特な感性から生み出されるトラックからは、TWIGYのHIP HOPという1本スジの通ったハードコアな姿勢が伝わってくる。アルバム収録曲には、フロア受けのいいバウンス物から、スピード感溢れるマイクリレー曲、ファンキーなパーティーチューン、ゆったりとしたチルアウト・ジャムまで、様々な楽曲が収められ、各楽曲には豪華なフィーチャリング陣が華を添える。今まで日本語ラップを聴いてきたヘッズにとっては待望のマスターピース。HIP HOPというもの自体に興味がなかった人達をも、魅了するはずだ。TWIGYの初の映像作品にして初のＰＶ集がＤＶＤで登場。