- RELEASE:
- 2006-11-18(Sat) on sale
かつては、Phewと同じレーベルからリリースをした。最近では、Dev Largeと同じレーベルから
リリースをしている。そんなことを可能にできるのは白石隆之以外、あり得ない……。
白石さんの過去の作品のイメージが選曲とそれぞれの曲のmixの仕方と使い方で全く違う新しい世界観になっている。大人な聴かせ方だった。
DJ KENSEI
時を経ても劣化する事の無い研ぎすまされた音塊。バックボーンにあるであろう現代音楽やプログレッシヴロック、その他全ての音楽からの影響が白石隆之というフィルターを通過し化学変化、培養を繰り返し時空を超えた一貫性をそれぞれの作品の中に見事に落とし込むことに成功していると思う。これは音楽に身を捧げた男の自伝だ。
DJ KENT (FORCE OF NATURE)
一音一音に存在する深い感性が自然に体に染み渡る。何故か懐かしい事も思い出す。心解き放つ。そんな気分にさせてくれる数少ないモノホンの音楽家!
DSK Invisible (BreakthroughÅ^Physical Sound Sport)
■70年代末のパンク〜ニューウェイヴ黎明期から活動をスタートし、R&SやSYZYGYからLibyusまでさまざまなレーベルからリリースを重ね、テクノ、ブレイクビーツ、ハウス、アンビエントとジャンルを横断しながら高い評価と支持を集めてきた真の音楽家・白石隆之。特定の音楽ジャンル、シーンの中だけでは評価しきれないユニークな音楽性を初めてトータルに伝えるアルバムが登場です! 単なるベスト盤ではありません! Phewなどを輩出した伝説のVanity Recordsに80年に残したBGM名義のアナログ盤をスクラッチ&ミックスしたり、日本の初期のテクノを代表するレーベルSYZYGYからのアルバム音源をカットインしたり、さまざまな時代の複数の楽曲(未発表音源を含む)を再エディットすることで新たなトラックを生み出し、アルバムとしてまとめ上げました!
■全26曲を12ブロックに分けて収録。過去に別々の曲中で使用したボイスサンプルの羅列(ブロック02)、8つの曲の一部分が約2秒ずつ再生されるカットアップコラージュ(ブロック05)、アナログ盤音源を曲の途中から手回しで再生(ブロック06)など、ユニークな手法を随所に施し、また、オリジナルトラックの一部のパーツのみを使用してミックスし直すなど、自身の音源から新たな世界を抽出した、他に例を見ないアルバムです!
■オープンリールの8トラック・レコーダーに手弾きで多重録音して作られたファンク(ブロック07)、高さ1メートルはあるスピーカー付きのリズムボックスとカセットテープ音源と初期のサンプラーキーボードENSONIQのMIRAGEを使ったミックス(ブロック10)など、80年代初期に体得したアナログ録音の手腕、そして、その後もコンピュータを使わず、すべてシーケンサーとサンプラーとドラムマシーンにアナログミキサーというライヴミックス録音の一貫したスタイル。そのやり直しの効かない、一発勝負から生まれた音源ゆえの、豊かで貴重な音楽表現を伝える好内容です!
■STUDIO VOICE誌の松村正人氏によるライナーノーツ付き。Vanity Records&ロックマガジンから始まった白石隆之の活動歴を追いながら、これまで語られることがなかったトータルな音楽的な魅力を解き明かしています。またジャケットは8Pのブックレットで、さまざまな表情をみせる本アルバムの各場面を象徴するようなイラストを掲載し、ビジュアル面からも音楽のイメージを高めています。