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Twist

V.A.
Twist
1953年のニューヨーク。ハーレムにある世界最大のダンスホールで、リズム&ブルースの曲に乗せてアクロバティックに踊る“リンディ・ホップ”が生まれる。それまでの堅苦しくて退屈な社交ダンスに飽きていた若者たちは、リズム&ブルースやロックンロールにのせて自由に体を動かすことに今までにない楽しさを覚えた。イッチ、ジルバ、バップ、ストロール、マディソンなど、派生したダンスが次々と生まれていく。ロックンロール=猥褻と批判する大人たちの冷たい視線をよそに、若者はエルヴィス・プレスリーやチャック・ベリー、リトル・リチャードに夢中。1957年から放送が開始されたダンス番組「アメリカン・バンドスタンド」は大流行。そして1960年、後に世界中を熱狂させることになる“ツイスト”が誕生する。パートナーがいなくても1人で自由に踊ることができる<史上初>のダンスは、一気にアメリカ中に広まった。チャビー・チェッカーがリリースしたシングル曲「ツイスト」は空前の大ヒット。ツイストと名がつけば映画も音楽も商品も大ヒット。ニクソンは大統領選挙戦のキャンペーンにツイストを採用。日本でもフランスでもイギリスでも空前のツイストブーム。ツイストはもはや、ダンスの歴史とアメリカの文化を変える大革命となった。 本作は50〜60年代の貴重な記録映像、シンガーやダンサーたちのインタビューをヒット曲の数々にのせ、知られざるツイストブームの歴史を綴ったドキュメンタリー。ツイスト誕生前夜のダンス、ロックンロールの熱狂、異常なまでに過熱したツイストブーム、ダンス番組の大流行、若者から大人・上流階級への広がり、2度も訪れたツイストブーム、次のダンスへの模索、ツイスト以降に生まれたダンススタイルなどのエピソードをレッスン形式に紹介する。観終わったときに、誰もが踊りだしたくなるはず。 監督はカナダ人のドキュメンタリー作家ロン・マン。様々なアメリカン・カルチャーをテーマにし、貴重な資料と綿密な研究によって構築されるドキュメンタリーには定評がある。『イマジン・ザ・サウンド──60年代フリー・ジャズのパイオニアたち』(4/20リリース)、『ザ・ヒストリー・オブ・アメリカン・コミックス』(5/25リリース)、『グラス―マリファナvsアメリカの60年』(5/25リリース)と、彼の作品を続けてリリースする。
https://www.pioneerdj.com/ja-jp/landing/ddj-wego4-and-wedj/