2004年に惜しまれつつ活動を停止した生ヒップホップバンド、Loop Junktionのメンバー3人によって、新たに結成されたダンスジャムバンド、cro-maagnon(クロマニオン)。2006年5月、1stアルバム『CRO-MAGNON』をリリースするやいなや、耳早いリスナーを、そしてかの世界的DJ、ジャイルス・ピーターソンを一聴でトリコにし、一部の界隈では伝説のアルバムとして記憶されることとなる。そんな前作の熱狂が冷めやらぬ中、更なる音の研鑚とメジャー感をもってして、放たれる2ndアルバム。恍惚感あふれるパーカッションからはじまるこのアルバムは、前作と比べるとよりメロディアスで聴きやすく、ジャンルレス感、フロア感、ノスタルジック感、コズミック感、パーカッシヴ感、トライバル感が増している。今作品では、NYCガラージやファンクをはじめサイケデリックロックやニューウェイヴからのエッセンスが盛り込まれた内容となっている。あえてくくるなら、ディスコダブ/アンダーグラウンドハウス的な作品ともいえる。ゲストミュージシャンには、Jazztronikの楽曲でも参加しているパーカッショニストの中里たかし、SOIL&“PIMP” SESSIONSからタブゾンビ(Trumpet)と元晴(Sax)を迎え、Reggae Disco Rockersメンバーであり、JAZZY SPORT所属のシンガー有坂美香らが参加。
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