80年代の第一次黄金期に撮影され、レーベル・アーティストの白熱のパフォーマンス満載のドキュメンタリー作品が、日本のレゲエシーンを牽引してきたOVERHEAT MUSIC協力の下、20年の歳月を越えてついにデジタル・リマスターDVD化!
ダブセンスマニアのREMIX版のリリースや黄金期の再発で近年新たなファンを獲得している、ニューヨークのルーツ・ダブ/レゲエの最重要レーベル、ワッキーズ。こだま和文、ダブセンスマニア、ドイツのベーシックチャンネルが敬愛して止まないこのレーベルの80年代の活動の様子を、“ブルワッキー”ことロイド・バーンズのインタビュー、スタジオでのレコーディング・セッション、地元ニューヨークのライヴ映像などをふんだんに盛り込み、第一次黄金期とも言える時代の様子を切りとった作品が遂に日本語版DVD化!
ニューヨークを拠点に現在も活動するレーベル、ワッキーズはレーベル・オーナー/エンジニア/ミュージシャンであるジャマイカ移民ロイド・バーンズにより運営され、70年代後半から80年代前半にかけて、ホレス・アンディ、シュガー・マイノットなどのシングルやアルバムをはじめ、在米ジャマイカ人のミルトン・ヘンリー、ラヴ・ジョイスといったミュージシャン達を積極的に世に送りだしていった。さらに、最も早い時期に出されたデジタル・ダブ・アルバム「African Roots Act.5」を発表するなど革新的なサウンドを生み出していった。現在はデジタル機材とアナログ演奏を組み合わせた独特のサウンドがテクノ/クラブ系のアーティストに幅広く評価され、ドイツのベーシックチャンネルによる再発プロジェクトがレコード業界を賑わせている。
そのワッキーズのまさに第一次黄金時代にイギリスの撮影クルーによって撮られ、所属のアーティストのパフォーマンスが満載の貴重なドキュメンタリーが、デジタル・リマスター版DVDとして正規発売決定。ロイド・バーンズの盟友にて、ワッキーズの活動を支えたソニー落合氏と「ラフン・タフ」の監督としても知られる石井“EC”志津男氏の全面協力の下、ロイド・バーンズ本人が所有するマスターテープを発掘。これが東京のSONYのスタジオでデジタル変換され、当時の美しい映像、ライブの迫力そのままに20年の時を越えて蘇る!
DVDに封入される印刷物には前述のワッキーズの活動を支えたソニー落合氏による序文、日本におけるワッキーズのリリースを世界に先駆けて行なったOVERHEAT MUSIC代表石井志津男氏と新宿OPENの校長にて日本きってのレゲエ職人工藤晴康氏との対談、さらにレゲエのみならずフランスの音楽事情や映画等、幅広い執筆活動を行なっている文筆家、鈴木孝弥氏による世界へ広がっていったワッキーズについての解説というまさに永久保存版のDVD。
出演:ロイド・バーンズ、シュガー・マイノット、クライヴ・ハント、スティーヴ“グランディ”グランディソン
収録ライヴ:ワッキーズ・オール・スターズ「Jamming For Christmas」、マイキー・ジャレット「Play the Ball - New York Style」、ラス・クリントン 「Tired of Living in Babylon」、ミルトン・ヘンリー 「Blue Moon」、マキシン・ミラー 「Someone Like You」、ローン・レンジャー 「Reggae Music Sweet」、インナー・ハーベスト 「Jazzy Jam」、ブルワッキー 「Dancing in the Rain」、ミルトン・ヘンリー「Sweet Melody」、イトピア 「That's Not All」、ジェリー・ハリス「Spreding All Over」、ジャー・バッタ「Tricky Girl」、ジェリー・ジョンソン /ネヴィル・アンダーソン「Rockfort Rock」、ラヴ・ジョイズ「Look Tight」、マイキー・ジャレット「Got a Hold on Me」、カールトン・リヴィングストン「Reggae Melody」、シュガー・マイノット「Wicked Ago Feel It」
サウンドトラック:ミルトン・ヘンリー「No Turning Back」、ホレス・アンディ 「Money Money」、アネット・ブリセット「Betrayed」、ウェイン・ジャレット「Bubble up」、ホレス・アンディ「Gimme Gimme」、アネット・ブリセット「Jumping Up and Down」、ブル・ワッキー「Mash Down Babylon」
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