2007年に「hydeout productions」よりリリースされた「2nd Collection」。 そこにカナダから届けられた新人の曲「with rainy eyes」が収録された。 若干19歳のアーティストemacncipatorによって制作された美しいギターのアルペジオが 印象的なその曲は、このemancipatorのファーストアルバム「Soon it will be cold enough to build the fires」から先行して発表されたものだ。
「with rainy eyes」を筆頭として、美しいダウンビートの数々が収録されたこの アルバムは、ビートプロデューサーでありながらギタリストでもあるemancipatorが その日常で感じる郊外の冬の美しさが描かれた音でありながら、その生活で求めなくては ならない暖かさが同時に表現された傑作だ。美しさ、儚さ、暖かさが有機的に結晶した 稀有な名盤。
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