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Toomorrow

WAGON CHRIST
Toomorrow

ワゴン・クライスト、ケリア・ディストリクト、プラグ等といった様々な名義を使い分け、<Mo’Wax><Ninja Tune><Warp><Rephlex><Planet Mu><Rising High>など、90年代以降の主要テクノ/クラブレーベルから多くの作品をリリースし、音楽の可能性を徹底的に追求してきたルーク・ヴァイバート。リミキサーとしての評価も高くエイフェックス・ツインをはじめ、トータス、ナイン・インチ・ネイルズ、ファンキー・ポルチーニ、武村延和、ジェントル・ピープルといった幅広いアーティストから支持されている。

ワゴン・クライスト名義では2004年以来7年ぶりとなる最新作 『TOOMORROW』を2011年2月26日にリリース。彼の個性をアルバム全編に散りばめた傑作となっている。

目が回るほど多種多様なサンプルを駆使し、360度あらゆる方向に広がっていくサウンド。そして今までになくバラエティ豊かでポップな世界が繰り広げられていく。
ディープなベースラインと特徴的なキーボード・サウンドが脳を揺さぶる「MANALYZE THIS!」、ア・トライブ・コールド・クエストの未発表作品を聴いているかのような錯覚に陥る「AIN’T HE HEAVY, HE’S MY BROTHER」、「ACCORDIAN MCSHANE」はキャッチーなオーケストラ・サウンドで始まり、幾重にも重なって展開するシンセラインが聴く者を酔わせる。サイレン音をサンプリングした、どこか懐かしさを感じさせる「My Lonely Scene」やコメディタッチの刑事ドラマにでも使われていそうなサウンドに思わずニヤリとしてしまう「RESPECTRUM」、激しいビートにアシッド・サウンドが絡み合う「Wake Up」、「LazerDick」はクールで楽しいフューチャー・ファンク。そしてドリーミーでポップなグルーヴが心地良い「HARMONEY」 等、ブレイク・ビーツやヒップ・ホップ、ジャズやファンクそしてディスコやハウスなど、様々なジャンルのテイストを持った色とりどりの楽曲をバランス良く組み合わせ、独自のスタイルを構築し、一つの作品として見事に纏め上げている。

そして今もなお彼の音楽に対する探求心は衰えることなく、更に音楽の可能性を広げて見せ、シーンにおいて彼が最重要人物であるという事を改めて証明したアルバムとなっている。

https://www.pioneerdj.com/ja-jp/landing/ddj-wego4-and-wedj/