DON WILLIAMSによって2005年に設立され、デトロイト影響下のブラックネス溢れるハウスやテクノ及び、BASIC CHANNEL以降のダブテクノの新たな地平を切り開いてきたレーベル・MOJUBAから、東京アンダーグラウンド・シーンにて多くのプロップスを獲得し ているアーティスト/DJ・STEREOCITIのデビュー・アルバムが登場!
STEREOCITIことKEN SUMITANIは、今は亡き伝説のクラブ・MANIAC LOVEにて毎週土曜日に開催されていたパーティ“cycle”で本格的なDJのキャリアをスタートさせる。2008年にはスペインのDEEP EXPLORERから「Citifunk EP」、SCOTT FERGUSONやBAAZらとのカップリングEP「Up To The Surface」をリリース、その後ベルリンを拠点とするMOJUBAと契約を交わしシングル「Early Light」を発表、LAWRENCEやDANIEL BELLといった著名DJがそのトラックをプレイし、ワールドワイドな脚光を浴びることとなる。
本 作「KAWASAKI」は、彼の出身地である川崎を漢字でタイプしたアートワークがインパクト大であるが、内容はNICK SOLE、SVEN WEISEMANN、ORACYといったレーベルメイトとも共振するこれまでのSTEREOCITIの集大成的な漆黒のディープハウスが詰まった作品。 ウォーミーなシンセパッドが研ぎ澄まされたシンプルなトラックに映えるミニマル・ソウルM-3"Awakening"、春の陽気を感じさせる柔らかな空気 感に包まれるエモーショナルなビートダウンM-6"A Day"、ヴォコーダーを使ったヴォイス・サンプルとリリカルなピアノフレーズがメロウ極まりないM-9"Water Strider"など、ディープネスとタフネスを兼ね備えたトラックがずらりと並ぶ。まさに、世界中で静かに湧き上がるニュー・ディープハウス/ビートダ ウン・ムーブメントの新たな指標となる傑作と言えるだろう。
LABEL:MOJIBA