90年代に全盛を極め、その後勢いを失いかけてしまったUSハウスシーンから、新たな解釈でのハウスミュージックを提示し00年代に再び世界各国のクラブシーンを侵食しているアンダーグラウンドのキーパーソンの一人FRED P。自身の運営する[SOUL PEOPLE MUSIC]からのシングル作品のほとんどはヴァイナルオンリーでのリリース、突如としてリリースされた過去の2枚のアルバムはハンドメイドCD-Rで、いずれもリリース後瞬く間に完売というカルト的な人気を誇っている。本作は12インチ3部作でリリースされ多くのDJから指示を得ている音源を数多く収録。ハウシーで安定感のあるボトムに、繊細でディープに徹したシンセのレイヤーや異空間を作り出すようなドープで実験的なリフも絡めた、FRED P.らしいアンビエンスとロウ・グルーヴ。オーセンティック~モダンハウスからPanorama Bar周辺のファンまで深く魅了すること間違いない仕上がりだ。
