Plat du Jour

マシュー・ハーバート・ビッグ・バンドから2年ぶりとなる9thオリジナル。例によって紛らわしいけれど、ハーバートではなく、マシュー・ハーバートというフル・ネームの名義でリリースされるのは（トレザーからのミックスCDを除けば）これが初めて。かなり遊んではいるけれど、フロア路線ということなのか、初期のハーバートとガンガンにハードになっていったレイディオ・ボーイの中間に位置する感じか。得意のポテチ音も健在で、トレード・サウンドのようにしっかりと使いまわされ、「セレブレティ」と「ザ・ファイナル・ミール?」はモロにM.I.A.の影響下。もしかして次は……。文／三田格