- CAT #:
- BRC-139
- RELEASE:
- 2005-10-18(Tue) on sale
エレクトロニカというタームを導いたともいえる代表格によるサード・アルバムで、数週間にわたってトップ20入りを果たした前作『ジオガッディ』からは3年ぶり。90年代中期のジャーマン・チル・アウトをアーシーなムードに置き換えたというか、物寂しげで重々しいムードが優雅な響きへと転じていくスタイルは相変わらず。随所にリミックスで交流を深めたアンチコン(やベック)の影響が窺える。それをインディー・ロック回帰としてもいいし、キャンプファイアーというテーマのせいか、70年代のカンタベリー・ミュージックに原型を求めるもよしといった感じ。全15曲の構成もまったく破綻がない。文/三田格