存続の危機が噂されているSoundCloudだが、CEOであるAlex Ljungがブログで「SoundCloudはなくならない」と発表した。
ここ最近、SoundCloudが経営難に直面しているというニュースが海外メディアを中心に度々話題となっていた。昨年からは定額サービスなどの有料オプションを開始したりと、資金調達のため新たな試みも行ってきたSoundCloud だが、7月6日に大規模なリストラを行った。突然40%もの社員を解雇するという衝撃的なニュースに、ネット上ではSoundCloudが終了するといった噂が飛び交った。なかでもTechCrunchは、「SoundCloudが深刻な危機に――ユーザー生成音楽のストリーミング事業に残された時間は50日」と、センセーショナルなタイトルの記事を掲載。
その記事のなかで、SoundCloud社員の一部が共同ファウンダーのAlex LjungとEric Wahlforssによる解雇は、コストを減らすことで第4四半期まで時間を稼ぐためだったと告白。しかし第4四半期までわずか50日しかなかったため、このままいくとクラウド上の楽曲がどうなるかわからないと言及した。
この記事を多くの音楽メディアが取り上げたため一斉に噂が広まり、SoundCloudにアップした楽曲が消えてしまうのではないか、もう二度とお気に入りの楽曲が聞けなくなってしまうのではないかと、ネット上は騒然となった。
■ TechCrunch
http://jp.techcrunch.com/2017/07/13/20170712soundshroud/
そして7月14日、事態を見兼ねたSoundCloud CEOのAlex Ljungがブログにて「SoundCloudはなくならない」と声明を発表した。下記はその内容だ。
“世界中でSoundCloudに関する噂が飛び交っているが、すべてただのノイズにすぎない。SoundCloud上にあるお気に入りの楽曲はなくならない。アップした楽曲もなくならない。なぜならSoundCloudがなくならないから。50日後も、80日後も、そのあとも。あなたたちの音楽は安全です”
この投稿によって事態は収束に向かったが、具体的な経営方針などは明らかにされていない。
■ SoundCloudブログ
https://blog.soundcloud.com/2017/07/14/soundcloud-is-here-to-stay/
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