ダンスを楽しみながら、環境にいいことができる。そんな一石二鳥なプロジェクトがあるので紹介したい。
仕組みはシンプルで、アメリカ・カリフォルニアの環境保護団体「Dance For One Meter (D41M)」が提携するフェスやパーティーに参加するだけ。チケット代の一部が1㎡の森林を保護するのに使われる。チケット購入後にメールが届き、Google mapのリンクと共に、自分がどれだけ森林を救ったか見ることができる。イビザのクラブHï Ibizaを皮切りに、ニューヨークのガバナーズ島でのイベントなど、今後拡大予定とのこと。また、このプロジェクトにシーンの大御所Paul Oakenfoldもコメントを寄せている。
「Dance For One Meter(D41M)は、ダンスミュージック史上最大の環境保護先駆者となるでしょう。私はこの前向きなプロジェクトをサポートすることを誇りに思います」
今後も各方面から注目を集めるであろうこのプラグラム、是非日本でも彼らと提携するオーガナイザーが現れるのを心待ちにしたい。興味を持った方はウェブをチェックしてもらいたい。
http://dancefor1m.com/
他にもダンスミュージック界の社会貢献は進んでおり、「ドネーション&ダウンロードしよう」というキャンペーンがスタートした。こちらを始めたのは、カクテルドリンクにちなんだアーティストのオリジナルDJミックスを配信しているドイツのSchirmchendrinkに、サンフランシスコのアーティストAtish、そしてDeep House Amsterdamというメディアと、スイスの人権団体Volunteers for Humanity。彼らはシリア難民のために「Cup of Hope」というチャリティを行う。ニュースが一時期よりも減った感はあるが、シリアでは学校や病院は破壊されたままで、依然として支援が必要な過酷な状況にある。2017年12月4日にAtishがクリスマスの スペシャルミックス「Cup of Hope」をリリースするが、これにドネーションをすることで、その音源とトラックリストがダウンロードできる仕組みとなっている。そして10月31日までにドネーションすると、オフィシャルパートナーとして、カバーアートワークにあなたの名前も掲載されるようだ。
https://www.volunteersforhumanity.ch/cupofhope
大好きなダンスミュージックを楽しみながら、社会貢献できる場が今後も増えていくことは、シーン全体がさらなる成長を続けていく上でとても有意義なことではないであろうか。
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