六本木velfarreと新木場ageHaのコラボパーティー「agefarre」の開催が今週10月8日の日曜に迫った。
今年で6回目の開催となる本パーティーは年々その勢いを増しており、その独自のスタンスとともにageHaの恒例イベントとして定着、認知され、今年も壮大なパーティーになることは間違いなさそうだ。
昨今、ダンスミュージックシーンの軸足が"フェス"へと傾き、クラブ離れが懸念されている時代に、"フェス"ではなく"パーティー"として耳目を集め、成功を続ける「agefarre」の歴史とその盛り上がりに迫ってみたい。
>>特設サイト
http://agefarre.com/
>>Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/201166980398458/
六本木velfarreとは?
velfarre(ヴェルファーレ)は1994年12月「アジア最大のディスコ」として東京都港区六本木7-14-22にオープン。地下3階、地上3階建て、1500人収容。
通称、ヴェルファーレ、ヴェル、ヴェルファ。店名は折口雅博氏が考案したもので、「ヴェルサーチ」「フェラーリ」「アルマーニ」などを混ぜた造語である
トランス、ユーロビート、テクノやパラパラ等の流行の発信地として知られ、2007年1月1日に閉店した。
【出典】Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%AC
【動画】velfarre なつかしのベルファーレ
velfarreはavexが所有する会場であったことから、avexが仕掛け全国的な人気を集めたコンピレーションCD「Cyber TRANCE」のイベントが開催されていた。
Cyber TRANCEのCD自体は2001年7月にリリースされた「Cyber TRANCE/ V.A.」を皮切りに、以降は「velfarre Cyber TRANCE」のタイトルでリリースを続け、2006年11月の「Cyber TRANCE Complete Collection」をもって終止符を打った。
6年足らずの期間ではあったが、Cyber TRANCEがシーンに与えたインパクトは計り知れない。
【出典】Cyber TRANCE ウェブサイト
http://cybertrance.jp/index.html
agefarreの歴史
そして、velfarreが幕を閉じてから6年。
velfarreの元支配人Takaow Yamano氏とageHaのプロデュースチームによってコラボ企画が水面下で進行。2012年9月、当時のスタッフ、出演者が一堂に会し、ageHaで「Cyber TRANCE」を銘打つイベントが開催された。
この時、初回のゲストはYOJI BIOMEHANIKA (当時の名義は"YOJI")。誰もが予想だにしなかったコラボレーション企画に話題が沸騰し、長蛇の列に入場を諦める人も多数出るなど激動の「agefarre」の第一回目となった。
当初は、Yamano氏もageHaのプロデュースチームも、パーティーのテーマを同窓会的な位置付けとして、現在に至る継続は考えていなかったという。
しかし、初回に参加したオーディエンスからのフィードバックは非常に大きく、2013年、2014年の開催へと続いていく。
2013年には、かつてvelfarreレジデントでもあったJOHAN GIELENが凱旋。
2014年には、SCOT PROJECT、LAB4、そしてダンスユニットSEAN&KIMと多数のゲストが来日した。
そして、2015年からはイベントタイトル自体を「agefarre」と変え、かつてのCyber TRANCEをなぞるだけの企画としてではなく、"ageHaの"agefarreとして、新たな演出、ラインナップを盛り込み、よりパワーアップしたパーティーへと進化を再スタートさせた。
2015年には、オープン時間が21:00からに拡大。絶対的アーティストFERRY CORSTENがSYSTEM F名義で10年ぶりに登場。
2016年には、"Phatt Bass"で世界を席巻したWARP BROTHERSと2012年以来のYOJI BIOMEHNIKAがゲスト主演。
ageHa側の受け入れ態勢も万全となり「間違いなく楽しめるパーティー」という評価が確立。
過去のvelfarreを知る層のみならず、若いオーディエンスが毎年増加しているのもagefarreの非常に興味深い動向であり、それは、緩やかに世代交代をしつつも、パーティーの楽しみ方が若い層へも受け継がれて行っていることの現れであろう。
そして、2017年。
スペシャルゲストに数々のビッグアンセムを生み出してきた稀代のヒットメイカー、鬼才 マウロ・ピコットを迎え、今年も伝説が蘇る。
今回のスペシャルゲスト、マウロ・ピコットとは?
'90年代後半から全世界で湧き起こったトランス・ブームのさなか、数々のビッグ・アンセムを世に送り出し、時代の寵児となったイタリア出身のDJ / プロデューサー。最近ではテクノ・サウンドへの傾倒を深め、イビサを拠点にキャリアを伸ばしているベテラン・アーティストである。
そんな彼が、日本初となるエクスクルーシヴ・クラッシック・トランス・セットを披露するというのが今回のagefarre最大のトピックスである。
【動画】
キラキラとしたトランス感もさることながら、中毒性の高さを感じさせる音世界に、その後の彼が歩むキャリアの伏線が感じられる。
トランス好きのオーディエンスにはクレイジーだった当時のあの熱狂を。そして、テクノ好きにもたまらない高揚を与えてくれる、今回のスペシャルセットになることだろう。
ドミノ&ロリータ、ジョン・ロビンソンにも大注目
そして今回、マウロ・ピコットに比肩するほどの注目を集めているのが、ISLANDの"SEF LEGEND"に出演するドミノ&ロリータである。
ユーロビートの女王と女神と呼ばれる彼女たちは、MAXによるカバーでも知られ、本人たちを知らずとも誰もが一度は耳に触れたことのある人気楽曲を多数持っている。その本物がagefarreに登場する。
【動画】
そして、"ジュリアナ東京"でメインDJを務め、"velfarre"のレジデントとして活躍したジョン・ロビンソンもまた、"日本で最も広く知られた海外DJ"といって過言では無いだろう。今回のagefarreでARENA、ISLAND、BOXと3つのフロアに登場することが決定しており、お馴染みの「TOKYO〜!!!」の甲高い掛け声がフロアに炸裂することだろう。
【動画】
レジデントDJ陣、オリジナリティー溢れるコンテンツが最高の一夜を約束する
しかし、”agefarre”の魅力はそうした大物ゲストにとどまらない。
いや、それ以上にTETSUYA、DRAGON、MITSUKI、REMO-CONをはじめとするレジデントDJの創り出す流れは巧みで秀逸。
サブフロアのバラエティーに富んだコンテンツが、一晩を通し飽きさせない充実感と魅力を創り出している。
今年は例年以上の動員にも対応できるよう、仮設トイレの拡充やシート付きデラックスチケットなどオーディエンスに満喫してもらうためのファシリティーにも力を入れていいるのこと。
特設サイトもオープンし、今年も進化する伝説から目が離せない。
>>特設サイト
http://agefarre.com/
毎年お待ちかねの人にも、velfarreを体験したことのない若者にも体験して欲しいスーパーコラボレーションパーティー。
最新情報はFacebookのイベントページでもチェックすべし!!
>>Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/201166980398458/