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Save The Artist!!
Bandcampジャパニーズレーベル・アーティスト特集

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、アーティストを含め音楽業界に携わる方全般が、現在経済的苦境に立たされている。そういった状況を受け、音楽販売プラットフォームBandcampは、売り上げを全額アーティストやレーベルに直接還元するキャンペーンを3月20日に実施。その結果、総額400万ドル以上という記録的な売り上げを達成した。

 先日Bandcampは、同キャンペーンを今後3ヶ月間の第1金曜日(5月1日、6月5日、7月3日)に実施することを発表。それに伴い、当ページでは、​Bandcamp上の国内・海外で高い評価を得ているジャパニーズレーベルやアーティストページを紹介していく。




[レーベル]

<Bitta>

テクノシーンの第一線で活躍し続けるDJ Nobu主宰のレーベル「Bitta」。2012年のローンチ後、自身の作品や盟友Wata Igarashi、Ioriなどの作品を含む全9作をリリース。最新作のBITTA007では、チリ・サンティアゴ拠点のサイケロックバンド、Föllakzoidの楽曲をDJ Nobuがリミックスをし注目を集めた。

URL:https://bitta.bandcamp.com/

 




 


<WIP>

「The Bunker New York」や「Bitta」などからのリリースで知られる日本拠点のプロデューサー/DJ、Wata Igarashiによるセルフレーベル「WIP」。2020年4月にシリーズ第1弾として『WIP01』をリリース。今までリリースしてきた楽曲とは打って変わって、ビートの無いAmbientテイストの2曲で構成されている。

URL:https://wataigarashi.bandcamp.com/


 
 



<mule musiq>

昨年に15周年を迎えたToshiya Kawasaki主宰のレーベル「mule musiq」。今までに200作以上のバイナルやCDをリリースしていて、日本を代表するKuniyukiやForce Of NatureといったアーティストからRoman Flügelや‎Fred P、Aril Brikha、Petre Inspirescu、DJ Sprinklesといった世界トップクラスのアーティストまでフィーチャリング。独自の解釈でハウスミュージックを発信し続けていて、日本を代表するレーベルの1つとして世界的にも評価が高い。

URL:
https://mulemusiq.bandcamp.com/




 



<HOLE AND HOLLAND>
MamazuやYO.AN、Haruka Katagataといった中心メンバーによって2006年に設立されたレーベル「HOLE AND HOLLAND」。エスニック且つトライバルな楽曲を中心に今までに10作のレコードをリリース。都内のクラブでも精力的にパーティーを開催していて、東京発のマルチ・クリエイター集団として高評を得ている 。

URL:https://holeandholland.bandcamp.com/





 



<Eureka!>

Detroit SwindleやJaxx Madicine など数々の海外トップアーティストを招致して開催してきた東京発の人気パーティー「Eureka!」によるレーベル。Midori Aoyamaが中心となり、「Quality House Music Never Betray」をテーマに上質なハウスミュージックを発信。2016年のローンチ後は、Eureka!とも親交の深いLocal Talkなどのレーベルから作品をリリースするCrackazatや、Faces Recordsを主宰するスペインのアーティストPablo Valentinoなど海外アーティストの作品を中心にリリースしてきた。

URL:https://eureka-tokyo.bandcamp.com/





 



<VIS REV SET>

SATOSHI OTSUKI、DJ PI-GE、KIKIORIXの3DJによって2007年から渋谷WOMBで開催していた人気パーティー「TRESVIBES」によるレーベル「Vis Rev Set」。2016年のローンチ後は4作のレコードをリリース。Jan KruegerとDaze Maximによるデュオ「Hello?Repeat Soundsystem」やMeander主宰ベルリンのDJ・プロデューサーDeWalta、Eklo主宰パリの実力派アーティストSeuil、レーベル「Panick Panick!」を主宰する新世代アーティストNoha、Guillaume and the Coutu Dumontの別名義Vieux RenardによるファーストEPといったTRESVIBESのメンバーと親交の深いアーティストを中心にフィーチャリングしてきた。

URL:https://visrevset.bandcamp.com/




 



<TOTEM TRAXX>

サウンドプロデューサー・DJのDO SHOCK BOOZEが主宰するレーベル「TOTEM TRAXX RECORDS」。2010年に本格始動した同レーベルは、デジタル音源を中心に300曲を超える楽曲をリリース。レーベルオーナーのDO SHOCK BOOZEを筆頭にSugiurumnやSatoshi Imano、DJ Mitsugu a.k.a Mickなどの日本人テクノアーティストを中心にフィーチャリングしてきた。

URL:https://totemtraxx.bandcamp.com/​





 



<Liquid Drop Groove>

アーティストやオーガナイザー、ブッキングマネージャーとしてもシーンの中核を担ってきたYUTAを筆頭に始動したサイケデリックテクノレーベル「Liquid Drop Groove」。A. MochiやRee.kなど国内テクノシーンのトップアーティストを中心に、イタリアのニュースクール・ミニマリストNessや、スペインのArchitecturalnなど同レーベルのパーティーにも出演歴のある親交の深いアーティストがリリースをしてきた。

URL:https://liquiddropgroove.bandcamp.com/


 



[アーティスト]

<Satoshi Tomiie>

80年代後半から活動を開始し、故フランキー・ナックルズと共にDEF MIX PRODUCTIONSに所属。00年代に入ってからは北米~中南米、欧州、アジアとほぼ毎週、世界を駆け巡ってきた。近年には自身のレーベル「ABSTRACT_ARCHITECTURE」を立ち上げ2015年には16年ぶりのアルバム『New Days』を発表。その後もKaoz Theory、No19、Holic、Yoyaku などのレーベルからもソロ作品を次々とリリースしている。

URL:https://satoshitomiie.bandcamp.com/





 



<Tomoki Tamura>

地元大阪でアーティスト活動を始め2004年に渡英。ロンドンを拠点にセルフレーベル「HOLIC TRAX」を主宰。Mr.G, Tuccillo, Chris Carrierなどのアーティストをフィーチャリングしてきた。自身のプロダクションにおいては、2008年にデビュー EP 『Voices & 3years』 を「Four:Twenty」よりリリースし、その後は「SAW RECORDINGS」や「PLASTIC CITY」、「APT international」 等様々なレーベルと契約してリリースを重ねている。

URL:https://tomokitamura.bandcamp.com/





 



<Hiroshi Watanabe aka Kaito>

ドイツ最大のエレクトロニック・レーベル「Kompakt」よりKAITO名義の作品を発表する傍ら、ギリシャの「Klik Records」からも作品をリリース。2002年に制作したKAITOの1stアルバムに収録された『Intension』が大反響を呼び、10年以上が経過した現在も色褪せることのない名曲として語り継がれている。その後、「Kompakt」のコンピレーション・アルバムにも収録された表題曲を含む2ndアルバム『Hundred Million Light Years』を発表。2016年初頭にはテクノ史に偉大な軌跡を刻んできたデトロイトのレーベル「Transmat」よりEP『Multiverse』をリリースした。

URL:https://hiroshiwatanabe.bandcamp.com/





 



<Gonno>

2011年に「International Feel Recordings」からリリースされたシングル『Acdise #2』が、ロラン・ガルニエやジェームス・ホールデン等にプレイされ、2011年のベストテクノレコードと言えるヒットを記録。2013年にはジェフ・ミルズ 『Where Light Ends』 のリミックス提供を初め、NYの「Beats In Space Records」からの『The Noughties EP』、ALTZとのスプリットシングル、Calm別名義K.F.のリミックス等を次々と発表、海外公演も数年に渡り行い、同年にはロンドンBoiler Roomに初出演も果たした。2015年には4年ぶりにInternational Feelより新作『Obscurant』を発表。8月には自身10年振りの、ワールドワイドではデビュー作となるアルバム 『Remember The Life Is Beautiful』を発表、PitchforkやResident Advisorなど海外各メディアで賛辞を得る。

URL:https://gonno.bandcamp.com/releases


 
 



<Ena>

東京を拠点とするプロデューサーYu Asaedaのソロ・プロジェクトENA (エナ)。 90年代のアブストラクト・ヒップホップ、レイヴそしてドラムンベースからインスピレーションとDJクラッシュから多大な影響を受けトラック制作を開始。2008年にレーベル「IAI」を立ち上げダブステップへと移行し、フランスのダブステップ・レーベル「7even」からデビュー・アルバム『Bilateral』を発表。 その後は170 bpmの実験音楽を掲げるベルリンのレーベル「Samurai Horo」から作品を発表。ベース・ミュージックの感性で紡がれる実験的でミニマルな音像はシーンを超え有機的な発展をみせている。

URL:https://enaiai.bandcamp.com/





 



<Kyoka>

現代の実験 ・電子音楽の最高峰としてそびえ立つレーベル「raster-noton」における、初の女性ソロアーティスト。2008年に初めてのEPをベルリンのレーベル「onpa)))))」から発表。ufunfunfufuー初期衝動、2ufunfunfufuー少し客観性、3ufunfunfufuー客観性+初期衝動というバランスによって制作を行う。その後、Alva NotoとByetone率いるドイツの「Raster-Noton」からレーベル史上初の女性アーティストとして2012 年に12 インチ『iSH』 をリリース。日本盤は2012年4月にCDで限定300枚プレスでリリースされ、瞬く間にソールドアウト。そのポップとエクスペリメンタルを大胆不敵に融合させた、しなやかなミニマル・グルーブは様々なメディアで高く評価されている。

URL:https://kyokasound.bandcamp.com/releases


 
 



<Aoki Takamasa>

2001年初頭に自身にとってのファースト・アルバム 『SILICOM』をリリースして以来、LIVE、DJ、楽曲制作を中心に国際的な活動を続 ける。2004年~2011年はヨーロッパに拠点を置き、2011年に帰国。国内外のアーティストのremix、プロデュース、ミキシングも担当。近年では、2019年にルーマニアの「VHS Rec」よりEPをリリースした。

URL:https://aokitakamasa.bandcamp.com/





 



<Sapphire Slows>

2011年に自宅の寝室で楽曲制作を開始して間もなく、LAのアンダーグラウンドレーベル「Not Not Fun」と日本の名門インディー・レーベル「Big Love」からデビュー。瞬く間に世界中のアンダーグラウンド・シーンから注目を集め、毎年リリースを重ねながらすでに複数回にわたり北米、アジア、ヨーロッパ・ツアーを行っている。2015年にパリで開催されたRed Bull Music Academyに参加しており、2016年にはバルセロナで開催されたSonarにも抜擢、2018年からはロンドンのRinse FMのレジデントを務めるなど、海外でも精力的に活動を続けている。

URL:https://sapphireslows.bandcamp.com/





 



<CD HATA>

サイケデリックジャムバンド「Dachambo」のシンサイザー担当。remix制作、MixCDリリースなど、CD HATA名義のテクノDJとしても、野外フェス、クラブイベントなど精力的に活動中。今までにアンビエントアルバム『Five Phases Theory』や、CD HATA & MASARUによる『Octopus Roope』をリリースするなど、プロデューサーとしての活動の幅も広げている。

URL:https://cdhata.bandcamp.com/





 



[ベニュー]

<soup>


新宿区落合の銭湯地下にあるインディペンデントスペース。2020年4月からsoupに縁の深いアーティストの協力の下、Bandcampをスタート。基本的にはドネーション型の運営で、今後30組ほどのアーティストの音源を順次公開していく予定とのこと。

URL:https://ochiaisoup.bandcamp.com/




 



<Club METRO>

営業を自粛している京都Club METROのため、そしてその文化を守るため、SOFTやBASED ON KYOTOにも参加していたDJ・プロデューサー京都出身のSINKICHI (Churashima Navigator)が発起人となり、賛同した計59組のDJ ・アーティストによる楽曲を収録したドネーション型のコンピレーション・アルバム『Save The Metro Compilations 』を、Bandcampにて発表。売上の100%を京都Club METROに寄付し、その後行われる音楽配信プログラム出演のオファーや、賛同するアーティストにインタビューを実施するなど、連動性を強化し音楽シーンの存続を目指す。

URL:https://metrokyoto.bandcamp.com/