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米国政府が外国人アーティストのビザ申請費用を50%以上値上げ

 米国国土安全保障省(Department of Homeland Security:通称DHS)は、外国人ツアーアーティストが取得するビザの発行に伴う申請費用を10月2日から50%以上値上げすることを発表。この変更はもともと2019年11月に提案されていたもので、今回最終確定に至った。

 今回の変更で対象となるのは、ツアーアーティストあるいはアメリカ国内での活動を望む外国人アーティストが取得する2つの主要なビザ「Oビザ、Pビザ」で、Pビザは460ドルから695ドルに51%値上げ、Oビザは460ドルから705ドルに53%値上げされる。Pビザは、エンターテイメントグループやアスリートなどが使用し、Oビザは、映画や音楽、芸術などの分野のアーティストやエンターテイナーが使用する。

 また、今回の大幅な値上げに加えて、一度の申請でカバーできる人数も25人に制限。アーティストチームやオーケストラ、バンド等など大規模なグループは複数回申請する必要があり、複数回分の申請費用と請願書が必要となる。そのほかにも、ビザ発給までにかかる日数にも変更があり、1,440ドルを追加することでビザ発給を迅速に行う特急審査サービスは、従来の15歴日から15営業日に延長された。

 国土安全保障省によると、今回の値上げは「入国審査と帰化局のコストを回収するために必要だった」と説明してる。

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