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アンビエントアーティストのHakobuneがレコードショップ「Tobira Records」をオープン

 Hakobune名義で活動を続けてきたアンビエント/ドローンアーティストのTakahiro Yorifujiが、兵庫県加西市で自身が主宰するレーベルと同名のレコードショップ「Tobira Records」をオープンした。



 実店舗とオンラインストアを運営するTobira Recordsでは、アンビエントやドローン、物音などの実験音楽から、ヒップホップやテクノ、ハウス、ジャズ、R&Bまで幅広いジャンルのレコードをセレクト。オンラインストアは現在新品のみの取り扱いとなっているが、実店舗では中古品などが豊富に揃っているという。



 また、同ビルの3階にはギャラリーが通年で営業していて、2階には本屋も開店予定とのこと。今後はTobira Records店内で音楽イベントを行なっていくこともアナウンスしている。詳細は下記インタビューより。



ーーTobira RecordsをOpenするに至った経緯を教えていただけますでしょうか。

音楽が好きな方とダイレクトに繋がりたいという理由が大前提にあります。
第2の理由としては、埋もれがちな作品を国内外へ提供したいという理由です。私が普段作品を発表しているレーベルや、個人的によく購入しているレーベルの作品は、30部限定など各作品を少部数でリリースしていくレーベルが多く、故に国内のレコード店にはほとんど流通しておりません。必然的に海外から購入するのですが、作品が届くまでに時間を要したり、送料を含めると結構な金額になってしまったりするため、国内にもニッチな作品をリーズナブルな価格で提供するレコード店があれば良いなと思い自分でやってみることにしました。ほとんどの作品を、海外から購入するよりもお求めやすく設定しています。



ーードローンやアンビエントを中心に販売予定とのことですが、それらのジャンルにおけるレコードの魅力はどういった所でしょうか。

音楽は目に見えないものですが、レコードやカセット、CDなどフィジカルなフォーマットを通して聴くと、不思議と記憶に焼きつきます。サブスクリプションだけでは味わえないこの音楽の魅力を伝えたいと考えたのも、レコード店を開店した理由です。
また、私の作品はアンビエントにカテゴライズされますが、取り扱うジャンルについては、アンビエントやドローン、物音などの実験音楽から、ヒップホップやテクノ、ハウス、ジャズ、R&Bと、個人的に心をくすぐられる作品を幅広くセレクトしています。



ーー今後の方針や告知などがありましたら、教えていただけますでしょうか。

音楽イベントも企画していきます。まずは9月17日に、長年お世話になっている名古屋の食品まつり aka foodmanと、phinery tapesやself help tapesなどからリリースしている地元の作家Gaapiiiiiにライブをしていただきます。また、加西市は自然が多いので、冬に【極寒音楽祭】という野外イベントも実施予定です。
同じビルの3階ではvoidというギャラリーが通年で展開しており、2階には本屋esoteric library axis mundiも開店予定です。なかなかアクセスが困難な場所ではありますが、小旅行気分でお越しいただけましたら幸いです。

店舗情報

675-2312
兵庫県加西市北条町北条142-9 2F

https://tobirarecords.com/