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「Berlin Atonal」の新プロジェクト「OPENLESS」開催決定

 ベルリンの音楽とアート祭典「Berlin Atonal」が、2024年8月23日(金)から25日(日)にかけて、オフシュート企画「OPENLESS」をKraftwerkにて開催することを発表した。同イベントでは、各夜は特定のテーマを中心に音楽やビジュアルアートが展開されるほか、TresorやGlobus、OHMでアフターパーティーが行われ、夜通し楽しむことができる。

 1日目「The Less Deceived」は、音楽とサウンドデザイン、研究とジャーナリズム、アートとサイトスペシフィックパフォーマンスがテーマとなっており、Forensic Architecture/ForensisとPANのBill Kouligasによる新プロジェクト「The Drum and The Bird」が登場。また、Saint AbdullahとEomac、Rebecca Salvadoriによるオーディオビジュアル作品「A Forbidden Distance」の上演のほか、伝説的なフィールドレコーディスト Chris Watson と盲目のポーランド人サウンドレコーディスト Izabela Dluzyk によるポーランドとベラルーシの森林をテーマにした作品、ケニアのデスメタルシーンから台頭した Lord Spikeheart のパフォーマンスなどがラインナップされている。



 2日目「Transcriptions」は、セネガルの伝統的ドラムの巨匠Doudou N’diaye Roseの音楽的遺産を中心に、伝統音楽と現代電子音楽の大胆な交流を実現。Doudou N’diaye Roseの子孫たちが、LABOUR、Nkisi、Lamin Fofana、Holy Tongue(Shackletonを含む)といった電子音楽界の名だたるアーティストたちと共演する予定だ。このプロジェクトは2020年に「Berlin Atonal」とStudio LABOURによって始まり、今回が初めてのライブパフォーマンスとなる。



 最終日「The Clearing」では、Kraftwerkの広大な内部空間を活用し、深く没入できる変容的な音楽体験を展開。Demdike Stareの新プロジェクト「Basslines」、Grand RiverとAbul Mogardの新しいライブショー、Kelman DuranとFranziska Aignerの新しいコラボレーション、Sara PersicoとMika Okiのオーディオビジュアルコラボレーションなど、革新的なパフォーマンスが予定されている。また、23日と24日の夜には、TresorとGlobusでクラブプログラムが開催され、Carrier、Special Request、Laurel Halo、LYDO、Ehuaらの出演が決定。

 2023年より隔年開催となった「Berlin Atonal」は、より革新的なプログラミングの開発に注力し、「OPENLESS」は、その新たな試みの一環として位置づけられている。チケット情報や詳細は公式サイトで確認してほしい。

公式サイトはこちら
https://berlin-atonal.com/