Googleが、テキストプロンプトをもとにAIが音楽を自動生成するツール「MusicFX DJ」を発表した。Google LabsとDeepMindが共同で開発したこの新機能は、Googleが今年初めに発表した音楽生成ツール「Music FX」を大幅に拡張したものだ。
「MusicFX DJ」の最大の特長は、楽器名やジャンル名といった具体的な単語だけでなく、「月光に包まれた森」や「燃え上がる情熱」のような抽象的な言葉や、ユーザーが作り出した造語からも音楽を生成できることだ。ユーザーが入力したプロンプトを解析し、AIが約30秒の音楽を瞬時に作曲。さらに、複数のプロンプトを連続して入力することで、複数のプロンプトを次々と入力することで、まるでDJがプレイするかのような連続的な音楽体験も可能になった。
このプロジェクトには、アーティストのJacob Collierが開発アドバイザーとして参加。彼のアイデアにより、楽器、ジャンル、感情、イメージ、言葉など、様々な要素を自在に組み合わせて、その場で音楽を生み出せるツールが完成した。Jacob Collierrは次のようにコメントしている。
「この1年間、Googleの優秀なチームと、刺激に満ちたプロジェクトに取り組んできました。MusicFX DJのおかげで、私が長年夢見てきた音の世界への扉が開かれたことを、心から嬉しく思います。このツールは既存の音楽の単なるコピーではなく、全く新しい音の組み合わせを生み出すのです。まるでオーケストラを編成したり、アレンジをしているかのような感覚で、誰もが新しい方法で音楽を探求し、インスピレーションを得ることができるでしょう。」
「MusicFX DJ」の最新アップデートでは、ユーザー同士が1分間の音楽パフォーマンスをシェアできる機能も追加している。これにより、他のユーザーが作った曲をリミックスしたり、斬新なアイデアを取り入れたりすることが可能になった。
Jacob Collieが「MusicFX DJ」を使用している様子は以下、動画よりチェックできる。
引用元
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