Dana Ruh (Aras, Brouqade)
ドイツの片田舎ゲラで生まれ育ったDana Ruhは、学校卒業後すぐに首都ベルリンへ移り住む。日中仕事をする傍ら、家に帰るとコツコツと音に打ち込み、晴れて2005年にDJとしてのキャリアをスタートさせる。ギグは小箱での下積みから徐々に大箱へとシフト。それと同時にEinmaleins musikやPerspectivなどのレーベルからリリースの声がかかるようになる。またスイスのMina RecordsやデンマークのConnect Four、アメリカのClink Records等からもリミックスオファーが来るなど、欧州や米国のエレクトロニックシーンにおいてその存在感を知らしめることとなった。2007年には自身のレーベルBrouqadeを友人と立ち上げ、 Danilo SchneiderやBenjamin Fehrといった新進アーティストを輩出してきた。また2011年はBen WattsのBuzzin FLyやCrosstown Rebels等からもリリースを重ねるなど、そのキャリア着実なものとしている。
最近では、CocoonのAndre GaluzziとコラボレーションEP「Mauersegler」をOstgut Tonからリリースし、これをきっかけに2人は"Aras"レーベルを2011を立ち上げたところだ。同レーベルは彼らの作品をリリースするプラットフォームとして機能しているほか、今後は新人アーティストの発掘などを手がけていく予定とのこと。
http://danaruh.de
http://www.facebook.com/pages/Dana-Ruh/137630139589691
http://brouqade.com
[インタビュー]
―ミックスに使用した機材を教えて下さい。
DenonミキサーとTechnics SL-1200、ケーブル、ヘッドフォンよ。
―このミックスはどちらで録音しましたか?
私のスタジオにターンテーブルのスペースがあって、ムードに合うヴァイナルを選びながら録音したわ。
―ミックスのコンセプトを教えて下さい。
このミックスには、私の"オールタイムフェイバリット"的な曲をいくつかいれたのよ。これから先も何度でも聴けるように、タイムレスなトラックをスピンするのが好きなの。もちろんパーフェクトな雰囲気を作るために、これにフィットする新譜もいくつか入れるんだけど。
―最近ではどういった活動をしていますか?
いくつかのリミックスを手がけて、今年の冬のクラブギグに備えてライブセットを準備しているわ。あとは、Buzzin' FlyからのソロEP「Kickboxing EP」が出たのと、9月に出たCrosstown Rebelsのコンピレーションに「Night Till Dawn」というトラックが収録されているわ。
―今後のリリースの予定を教えてください。
私とAndre Galluzziのレーベル"Aras"から、彼との共作EP「Trambolla / Thelema」がリリースされるの。あとはまるで兄弟のように似通ったフックラインと雰囲気を持っているトラックたちを、ひとつのアルバムにまとめようと心がけているわ。
―今後のギグの予定は?
マンチェスター、ロンドン、ハンブルグとギグが入っているわ。
―来日の予定は?
うーんと、今のところないんだけどいつでも大歓迎よ!当然でしょ。日本のクラブカルチャーのことにはとても興味があるわ。