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DJ CAM

INFLAMABLE / BOUNCER CREW

本名ローラン・ドマイユ、1973年生まれ。レストランオーナーでありジャズミュージシャンでもあった父の影響下、自身も8歳の時ピアノを始める。そしてジャズを経由した後HIPHOPとの運命的な出会いがあり、それまでの音楽機材を売り払い、ターンテーブル2台を購入。瞬く間にフランスのクラブシーンでその名を轟かせ、1993年には自身のレーベル"Street Jazz"を設立し、"Dieu reconnaitralessiens"をリリース。また、95年にリリースした"Underground Vibes"は、ジャズ やファンク、ヒップホップを吸収して独自の路線を展開。当時流行したトリップ・ホップと呼ばれたジャンルの先駆けとしてカテゴライズされがちであったが、その音はまさしく"アブストラクト・ヒップホップ"であった。そして世界各国15,000枚のセールスを記録。その評判は日本やアメリカのテクノ・シーンにもすぐに知れ渡り、DEEE LITEとの共演でその地位が確立された。2000年にリリースした、ブードゥー教にインスパイアされたアルバム"ロア・プロジェクト"や2003年に彼が総監督したジャズ・ファンク・アルバム"フィレ・オブ・ソウル"など、数々の作品をリリース。他にもラム・ジャム・ワールドやサイレント・ポエッツなど多数のリミックスを手掛け、マッシヴ・アタックやDJクラッシュとのコラボレーション・ナンバーも発表。2006年には、Thievery Corporation,Kid Loco,Bob Sinclarのリミックスを収録した"revisted"をリリース。DJ Krush、DJ Shadow、DJ Vadimらと共にヒップホップを基としたブレイク・ビーツ・シーンを牽引してきたDJ CAM。フランスを代表するアブストラクト・ヒップホップの芸術家として、世界各国での確固たる地位は不動のものである。