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池田亮司 / Ryoji Ikeda

1966年生まれ

池田亮司は電子音楽作曲家/アーティストとして超音波、周波数、そして音そのものの持つ本質的な特性の細部に徹底した焦点を当てた作品を発表してきた。現在、パリ在住。

池田の作品は、音の物理的特性や人間の知覚との因果関係、音楽としての数学的類推、時間、空間を活用する。池田は、コンピュータとデジタルテクノロジーを極限まで駆使し、サウンドエンジニアリング、作曲およびライプパフォーマンスやインスタレーションにおいて、独特の微視的な手法を発展させてきた。

 

1990 年より音楽活動を開始。1995年以来池田は、コンサートやインスタレーション、レコーディングを通してサウンドアートの領域で積極的に活動している。ア ルバム「+/-」(1996年)、「0℃」(1998年)や「Matrix」(2000年)は、批評家から最も過激で革新的な現代電子音楽として称賛され ている。カーステン・ニコライとのコラボレーション・プロジェクトである「cyclo.」では音の視覚化をリアルタイムで行うオーディオ・ヴィジュアル・ モジュールと 共に、ソフトウェアとコンピュータでプログラムされた音楽の中で、エラー構造と繰り返されるループを考察している。

振付家のウィリアム・フォーサイス(フランクフルトバレエ団)、現代美術家の杉本博司、建築家の伊藤豊雄、そしてアーティスト集団ダムタイプとのコラボレーションなど多方面にわたる活動をおこなっている。

 

また、池田は2006年より「datamatics」に取り組んでいる。「datamatics」は、映像やオブジェ、サウンド、ニューメディアの作品から なる長期プログラムであり、そこではデータがテーマとして、また素材として、実在の抽象的な捉え方、つまりデータにより世界をエンコード、理解、制御する 方法を探るべく、取り扱われている。

 

池田は、常に世界の数多くの一流フェスティバルや展覧会で、展示や公演を行っている。

the Australian Centre for the Moving Image(2005/メルボルン/オーストラリア)、MIT(2006/マサチューセッツ/USA)、ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター (2004、2007/パリ/フランス)、La Villette(2002/パリ/フランス)、Sonar(2006/バルセロナ/スペイン)、Architectural Association(2002/ロンドン/イギリス)、バービカン・センター(2006/ロンドン/イギリス)、テート・モダン Turbine Hall(2006/ロンドン/イギリス)、Irish Museum of Modern Art(2007/ダブリン/アイルランド)、Auditorium Parco della Musica(2003/ローマ/イタリア)、NTT インターコミュニケーション・センター [ICC](2005/東京)、東京国際フォーラム(2006/東京)、Art Beijing(2007/北京/中国)、Goteborg Biennial(2003/ヨーテボリ/スウェーデン)、Mutek Festival(2007/メキシコシティ/メキシコ)、ル・フレノア国立現代芸術スタジオ(2007/トゥルコワン/フランス)など。

 

2001年アルス・エレクトロニカ(リンツ/オーストリア)において「デジタルミュージック」部門で「Golden Nica」賞を受賞している。