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Levon Vincent

NYアンダーグラウンド・ハウス/テクノ・シーンの象徴、Levon Vincent(レヴォン・ヴィンセント)。リリースする度に即完売が続く稀代のカリスマ・レーベルNovel Sound主宰。近年ニューヨーク・ハウスミュージック界で起こっているルネッサンスの中心的提唱者だ。米国テキサス州ヒューストン生まれ、東海岸育ち、現在ベルリンを拠点に活動している彼は、自身主宰のNovel Soundや、Anthony ParasoleとのDeconstruct、Jus-EdのUnderground QualityやBerghainのOstgut Tonなどから楽曲をリリース。音響的なサウンド・エフェクトが交差する強烈なオリジナリティを持った彼のミニマル・テクノやダブ・テック、リアル・アンダーグラウンド・ハウスは、USディープ・ハウスからUKベース・ミュージック、そして、Ben KlockやMarcel DettmannらBerghain/Panoramabar勢までをも虜にしている。その人気を物語るように、彼のレコードは常にファン垂涎の的であり、世界市場ではプレ値が付けられて取引されている。DJとしては、Berghain、Fabric、Spaceなどヨーロッパ各地の名門クラブや、Bloc、Dimensions、Secretsundazeといった世界中のフェスや野外パーティーに出演。2012年には、Resident Advisorが仕掛ける新たなワールドツアー「RA Horizons」のヘッドライナーにも抜擢され、上海・北京・名古屋のアジア3都市に登場して話題を呼んだ。また、2012年に発表した自身初となるオフィシャル・ミックスCD『Fabric 63』は、一個の音の長さからトラック全体の長さにいたるまで、すべての調和が「黄金比」に基づいていると言われ、辛口のコメントで知られるRAから、「10年以上のリリースキャリアを誇るFabricシリーズの中でも屈指の輝きを放っている。すべての選曲、すべてのミックスが驚くほど最適のバランスで成り立っており、もはやこれ以上のやり方はないと思わせる」と絶賛され、RAが選ぶ2012年の「No.1オフィシャル・ミックス」の栄冠に輝いている。