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Miss Kittin

フランス、グルノーヴル生まれの Caroline Herve ことMiss Kittinは「狂気」と「自由」を謳歌するレイヴ狂いの青春時代を過ごした後、伝説のデビュー作「1982」をDJ HELL のレーベル、ジゴロからリリース。2年後にはウェストバムがラヴパレードでこの曲をフィナーレでプレイ。子猫の世界制覇の旅はこうして始まる。スイスはジュネーヴのレーベル、メンタル・グルーヴでの日々を経て、フェリックス・ダ・ハウスキャットと制作した「Silver Screen Shower Scene」が大ヒットすると、スヴェン・ヴァスのクラブ、コクーンで,、リッチー・ホーティンやリカルド・ヴィラロボスと共にレジデントを務めまでになる。その後発表された、ソロアルバム『I COM』で披露されたそのパンキッシュかつアンニュイな歌声でエレクトロ・リヴァイバルの旗手として有名になった彼女ではあるが、実はDJが彼女のメイン活動。桜が満開に咲き誇るその腕でミニマルやディープ、アシッド、デトロイトなどのタイトなテクノをジャンルレスに艶やかにミックスし、マイクで自分の歌声をミックスさせる… 『LIVE AT SONAR』、『A Bugged Out』のDJコンピをリリースしたあと、2007年?は長年慣れ住んだベルリンを離れ、故郷、フランスの花の都パリにその拠を移した。そこで、二枚目となるアルバム『Batbox』を完成させ、2009年には長年のパートナー,
The Hackerとの新作『Two』を完成させた。2010年にはRepubliqueと銘打った、Jeff Mills、Heidi、Steve Lawlerなどのジャンルを超えたスター達とB2Bのロングセットをコンセプトにしたパーティを自らホスト。パリのブランドLollipopsからは自らのシグネーチャーモデルをリリースするなど、そのアーティスティクな活動はとどまることを知らない。

そんな彼女のおよそ2年ぶりとなる、来日公演が本人が『世界でもっともいいプレイのできる クラブ』と公言する、WOMBで開催される。