ARTISTS

oval

ll Jokceyがライセンスを行っている)。
当初はセバスチャン・オシャッツ、フランク・メツガーとの3人組だったが、この2作の制作には2人は殆ど参加していなかった。1997年にはクリストフ・シャルルとの共演盤『dok』、1999年には誰でもオヴァルになれるというソフトウェアと同名のアルバム『ovalprocess』、2001年にエクストリームかつノイジーな『ovalcommers』を発表している。しかし、以降は自らが生み出したラップトップ・ミュージックの隆盛に嫌気がさし、遂には音楽業界からも引退してしまっていたが、なんと9年に及ぶ沈黙を破ってニュー・アルバム『o』を発表、大きな話題を巻き起こした。自身がギターやドラムをはじめ全ての楽器を演奏し、音楽史に残るこれまでの名作の数々ですでに証明していた、感受性豊かな抽象的で鋭利な電子音響の世界観を残しつつも、革新的かつタイムレスで、オーガニックかつ洗練されたサウンドを創りあげている。